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国や地域によりさまざまな表情を持つアジアの布のマメ知識。これであなたもアジアの布の通になれます?!
●世界大風呂敷展●結髪〜日本髪を結う〜●手ぬぐいを知る●カード織りに挑戦●アジアの布を帯に●ペルシアじゅうたん●インドネシア・バティック
●染織読書帖
世界大風呂敷展
2003.01.07布で包む ものと心
大阪千里の国立民族学博物館では、2002年10月3日から2003年1月14日まで、世界25カ国から約400点の風呂敷として使われている布を集めた「世界大風呂敷展」が開かれた。(展内撮影ができなかったので、写真は目録、絵はがきから引用)日常使いは少なくなった風呂敷
日常的には使われることの少なくなった風呂敷。私の経験では、20代の頃、よく北海道に遊びに行っており、その頃お正月に札幌の東急だったかの六花亭でお菓子をまとめ買いすると、六花亭のパッケージと同じ絵の風呂敷をいただき、それを旅の整理用に愛用していた。縁などがかなりボロボロになりつつあるが、今も旅の友である。それ以外では着物を着るようになって何枚かいただいたものを、タンスに納めきれない着物の収納に使っている。なかなか持ち歩くことは少ない。ましてや日本古来の藍地の紋の入ったようなものなど持っていない。むしろ、今回の展示でもあるが、インドネシアやグアテマラに行った時、かの地の人々がバティックや縞織りのものに物を包んで頭に乗せたり、子供の背負子にしている様子の方が、使っている現物を見た、という思いがある。
それぞれ風土に合わせたお国ぶり
今回の展示では、グアテマラ、南米(ペルー、ボリビアなど)の縞織のものや、アフリカのプリントもの、トルコの刺繍、イランの更紗、アフガニスタンやウズベクの刺繍、パキスタンやインドのミラーワークや刺し子、インドネシアのバティックや紋織り、韓国のポジャギ、中国の藍染めなどの世界の風呂敷と、日本の藍染めや友禅の風呂敷、絹の袱紗など世界各地で風呂敷的な用途のものが集まった。
日本の藍の風格
まず感じたのは、日本の藍染めに対して、世界各地のカラフルな布の好対照。世界各地のものも経典を包むなど、格式を重んじるものもあるけれど、家紋の入ったどっしりとした藍染めには独特の風格があるように思えた。
平包みを意識したデザイン
また風呂敷包みのかたちとして、四隅を結ぶことが当たり前だと思っていたが、結ばずに重ね合わせることもある。そのために一角には紋を入れたり、そこだけ色を変えたりして、一番上に重ね合わせる効果を狙ったものがあることも知った。ネパールなどの経典の包み方は、とても斬新なデザインだ。
絽の風呂敷の贅沢さ
着物好きとしては、夏物の絽の風呂敷の存在もびっくり。夏物だから絽、その考え方が着物本体のみならず、身のまわりのものまで行き届いているとは、大正から昭和のお金のあるお家の贅沢さがうらやましい。
お隣の国・韓国にも独特の風呂敷がある
アジア好きにも関わらず、韓国には疎い私である。みんぱくでは「ソウルスタイル」なる特別展も開いたためか、韓国文化にもよく注目しているように思う。韓国の古裂利用であるポシャギをこんなにたくさん見たのも初めて。色の取り合わせの美しさに加え、中央のクロスリボンのようなものは、食器覆いとして使う時のつまみと知り、機能性の巧みさにも感心した。
巡回展があればなお
会期終了も迫っており、大阪都心から1時間ほどかかる千里の会場にもかかわらず、にぎわっていた。大阪メディアではいろいろと宣伝されているのだろうか。点数や今回のために制作した大風呂敷など、なかなか大がかりな仕組みが必要だけれど、ぜひ東京でも巡回展されないだろうか。世界の布を知り、日本の布を見直す、いい機会だと思うけどなぁ。
グアテマラ
トルコ「ボフチャ」19世紀
パキスタン
インドネシア バティック地に彩色の部分はドロンワーク
韓国「ポジャギ」
日本 明治時代 筒描
ネパール 経典包み
モンゴル 経典包み
日本 絽の夏物 大正時代 友禅染国立民族学博物館についてはこちらをご覧ください。
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