ギャラリー見て歩き

「東京で見られるアジアの布たち」などでご紹介した展示会に私も足を運んでいます。“こんなものを見せて・聞かせていただきました”をご紹介します。
2003年12月10月9月8月6月5月4月3月2月1月2002年
※11月、7月は更新をお休みしました。


民族の針仕事
場所dクリスタルスポット (東京・西新宿)
2003.12.11

民族の針仕事として見せていただいたのは、インドのムガール時代の女性の衣装。柔らかな中国産の絹地にペイズリー文様がプリントされた服地を使い、衣装が仕立てられているが、前立てや袖などに柄の切り替えがあるのに、接ぎがない!ということは、仕立てた後を想定して柄付けがされていること。それだけでも、手が込んでいるのに、さらに文様に沿って細かく刺繍も施されている。非常に細かな針目で、柄をより引き立てるように。金糸やミラーワークのところも。うわぁ・・・。時々、町で見かけるインド人女性の多くは、比較的ふくよかな方が多い。でもこの衣装はとても小柄な感じ。100年以上も昔。どんなお姫様がこの衣装を身につけたのだろう。


部族の手仕事展
場所dArtSpace88 (東京・国立)
2003.12.11

野口さんの会を見た足で、そのまま国立に向かうと、そこでは部族の手仕事。榊さんの伊東での展示会のDMにも使われた右の敷物は、2m角はありそうな、比較的大きなもの。DMの印刷ではわかりにくいが、平織りの布に柄を刺繍で表している。しかもイラクのものだそうで、その点でも珍しい。榊さんは今年も7月にイランに行き、東部のマシャドから、カスピ海沿いのバンダルトルケマンなどを回られてきたそうだ。イランの両隣はイラクにアフガニスタン。それからトルコ。悲惨なニュースでばかりその名を聞く。榊さんの話を聞くと、のんびりした良さのある地域なのになぁ。


カザフ族の弦楽器 トンブラ
場所dちめんかのや (東京・沼袋)
2003.12.19

中国の新疆ウィグル自治区のカザフ族アイティムラティさんのトンプラと歌声をまた聞きに行った。9月の時よりもお客さんが増えているようだ。私のようにリピーターもいるだろう。そうだ、また聞きたくなる声だ。
前回も歌われた、カザフのふるさとの歌など、大草原を馬に乗って軽快に駆け抜けるような歌声が響く。富士山麓でも北海道でもいい、広い草原で、何km離れていてもアイティムラティさんの歌声が聞こえるのか、実験してみたいほどだ。なんでも実家のあるところは3000m級の高地とか。肺活量が違うわけだ。
途中、ユーラシア大陸の地図を広げながら、アイティムラティさんは自分のふるさとのことを紹介する。集まったほとんどの人たちにとって未知の土地。アイティムラティさんの声、歌のテンポ、白鳥たちも群れ飛ぶ草原。どんなところで生活しているのかと思う。写真も何点か示してくれた。2時間で組み立てられるという居住用テントのパオ、家の仕事をきちんとお手伝いする子どもたち・・・うーん、そういうところなのかぁと思う。しかし、自治区一番の都会だというウルムチの写真に一同ワォ!高層ビルが建ち並ぶ、その向こうに5000m級の峰々が連なっている。カザフ族のこと、音楽、文化。世界には私たちの知らないことがまだまだたくさんある。


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