会社で新聞を見たら、ポケモンの新作である金銀を求めて長蛇の列ができたというではないか。店の人によればこんなことはかつてのドラクエ以来ということで、なんとまあ景気のいい話である。
ポケモンとはなにかなどとグダグダ説明する必要はないと思う。ポケモンすなわちポケットモンスターはいまや世界的に有名なゲームソフトであり、これまで発売されたものは第一期の赤緑、限定版の青、調子にのって黄色いピカチュウバージョンの四種類。そして今回の金銀である。この流れでいけば次に発売されるのは限定版のパールであろうと私はにらんでいるのだがどうか。にらむなよ。
それにしても長蛇の列である。おおかたせっかく予約しておいたのが台湾地震による半導体不足でパーになっちゃって、どこも追加予約を受けてくれなくって、仕方がないから予約なしの店に早朝から並んでゲットするしかないっ、という流れであろう。当日息子につきあわされた全国のお父さん、お疲れさま。入手できなかった小僧ども、残念であった。追加生産は年内に間に合わせると任天堂は申しておるようなのであまり気を落とすな。
しかしながら金銀というネーミングは某漫画の右左を連想させるなあ。
正直いって私はポケモンのことはよく知らないのである。いちおう配偶者の人が毎週録画しているアニメを見ているからふつうのおじさんよりは詳しいはずだが、なんといっても致命的なのはこのゲームの最終目的はなんなのかということだ。こればっかりはアニメを見ていても分からない。
そこでわたしよりはぜんぜん詳しい配偶者の人に聞いたところ、
「ピカチュウとたわむれるのである。容赦なく」
などと倒置法でいうのだがどうもシャクゼンとしない。そんなことをいっているからわが家の等身大ピカチュウぬいぐるみは手あかでまっ黒になってしまったのではないか。店頭に飾ってある同じ製品と比較してみろ。エラいことになっているではないか。本当にもとは同じ色なのか。
すみませんすみません。半分は私のせいです。まったくよいデキだぞTOMY。ぎゅう。なでなで。
ゲームのことはよく知らないが、ピカチュウは一家に一匹欲しいものだ。猫原理主義者の私にこうまでいわせるのだからその威力が知れよう。かさねていうが等身大ピカチュウぬいぐるみもよいデキである。ただし初期版。口を開けてるやつはだめだ。初期版の能天気ヅラがよいのだ。いっとき初期版が店頭から姿を消したときは商品切替かとうすら寒いきもちになったものだが、最近また初期版がまきかえしているようだ。よしよし、TOMYもばかではなかったか。
さて配偶者の人よ。ローソン予約により発売日前日にフライングゲットしたこの金銀だが。やはり私もやらねばならぬのか。私にはトルネコのもっと不思議のダンジョン制覇という崇高な使命があるのだが、金担当と。そうか、っておいおいマチタマエ、なにもプレステを片付けることはないんじゃないのか。しようがないなあ。ところでどうやればいいんだ、これ。説明書を読めと。はあ。あんまり食指は動かんのだがなあ。ああはいはい、引き受けたからには手は抜きませんから。やれやれ。
そんなわけでポケモン金銀を入手し損ねた全国の小僧どもよ。スマヌ。君らが心から欲してやまなかった金銀のひとつはこんなオトナが遊んでおるのだ。かさねがさねスマヌ。