 2007年5月
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捕鯨対象は「ホッキョククジラ(学名:Balaena mysticetus)」、セミクジラと同じ様な形をしていますが、別種。 イヌピアック語で「 (アグヴィック)」と呼ばれる種。かつての商業捕鯨による乱獲の影響で、一時絶滅の危機にあり、絶滅危惧種とされていますが、地元の人たちは、クジラは増えている、とのこと。 体長は大きな個体で15m以上、20m(体重は100トン以上)に達する個体もあるようです。 寿命はよくわからないようですが、100年以上生きることも稀ではないようです。 時折、100年以上前に使われた銛などがクジラの体内から見つかることがあり、これが寿命100年以上の根拠になっています。
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 2007年5月
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クラックに面した氷上のクジラ猟のキャンプ。 時に町から7マイル(約11km)以上、乱氷帯を切開いて作ったトレイルを数台のスノーマシンで猟に向かいます。
橇に積んで曳いて来たすべての資材をすばやく設置し、あっという間にキャンプはでき上がります。 設営して間もなく、海や天候が荒れて来て撤収ということもあれば、何日も氷の上で過ごすことも。
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 2007年5月
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徹夜の猟なので時間を見つけてはごろ寝。 ただし、みんながみんな寝ているわけではなく、誰かしら海の様子、氷の様子を常に確認しています。
しっかり着込んでいるので、氷点下の氷の上でも意外と眠れます。 5月の入ると、日射しも強いので、晴れて風のない日は、Tシャツでいられるくらい暑いこともあります。 冷込みがきついときは、毛布をかけたりカリブーの毛皮をかぶったり。暖かくしていれば氷点下20度でも普通の夢を見られます。
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 2007年5月
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クジラが現れると、各自ウミアックの定位置に付き、いつでも漕ぎ出せる状態に。 このときの緊張感は、寒さを忘れるほどで、絶対に聞こえはしないけれど、カメラのシャッター音さえ響き渡るのではないかと思うほど。
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 2008年5月
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クジラがを追ってウミアックを漕ぎ出します。
沖の方、氷の手前にクジラの背中が少し見えているのがわかるでしょうか。
人間に気がついたクジラは海に潜ってしまう。次に姿を現す方向を予測して、ウミアックを進める。すると遥か彼方に悠然と姿を現すクジラ。再びウミアックを漕いでクジラに向かう。そんなことの繰り返しです。
そして運が良ければ、クジラが捕れますが、2008年は2頭。2009年は1頭。平均すると春の猟期に3頭程度。全く捕れない年も時にはあります。
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 2009年5月
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これがクジラに打ち込まれる銛(もり)の先端部。 100年以上前、アメリカが捕鯨を盛んに行っていた頃から使われている「ダーティングガン」と呼ばれているもの。
左端の銛の先端部がクジラに突き刺さると、中程上に見える棒状のもの(トリガー)が右方向に動き火薬に点火、トリガーと銛の軸の間に見える尖った弾丸状のものが発射され、クジラの体内で爆発。当たりどころによっては、この爆発の衝撃波によって一発で死ぬことも。
銛は、先端部が回転するようになっており、クジラに刺さると抜けることはなく、さらに銛にはロープとブイ(アヴァタクパック)が付いており、逃げるクジラをブイを目印に追うことが可能。
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 2008年5月
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捕れたクジラは何艘かのウミアックで、曳いてきます。実は1艘のウミアックには15馬力の小さな船外機が着けてあるのですが、気休め程度。
このときは延々と2時間以上漕ぎ続け、ようやく氷岸にたどり着いたときには、みんなの腕はパンパン。しばらくは何もできず、みんなで大休止。
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 2008年5月
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引き上げ直前の状態で仰向けに浮くクジラ。
浮いた状態で、クジラを解体するときの目印を付けて行きます。 最初に銛を打ったチームの取り分、2番目に銛を打ったチームの取り分など、誰がどの部分を貰えるのか、伝統的に取り分が決まっています。
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 2008年5月
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巨大な滑車と直径5cmくらいの太いロープでようやく氷の上に姿を現したクジラ(左の方の黒っぽいものがクジラ)。
クジラを引き上げ始めてから2時間以上。時間は深夜2時過ぎ。
ここでもみんな疲れきって、解体前に一休み。
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以下 工事中
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