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 エスキモーの食べ物

本田勝一の「カナダ=エスキモー」の影響か、エスキモーは捕れたたての獲物をそのままナイフで切って食べていると思っている人が多いかもしれません。
地域によってはそのように食べている人もいるでしょう。
しかし、交通が発達し定住かが進んだ近年では、普通の白人の食べ物も食べていますし、炭酸飲料も大好きです。

食べ物の地域による差は非常に大きく、他のエスキモーの町は、生のセイウチを食っているんだと驚いていたり、カナダのイヌイットが捕れたての獲物をその場で食べているのをテレビで見て驚いていたり。

ここでは、ポイントホープの人たちは、どのようなものを食べているのかご紹介しましょう。

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2006年5月


写真はクジラの猟での食事風景。食べているのは「エスキモードーナッツ」と呼んでいる揚げパンと、恐らく沖縄名物のタコライス。
ポイントホープにはベトナム戦争参戦者が数名いて、沖縄を中継地としてベトナムに出兵したそうです。そういう人たちからタコライスは伝わったのではないかと思うのですが、真相は不明。

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2008年6月


ミックー、あるいはミプクー。
アゴヒゲアザラシの脂肪をぶつ切りにし、バケツで熟成させて染み出してきた油「オゴロック」に、アゴヒゲアザラシの肉の干物を漬け込んだもの。

黒い部分が干物、白っぽい部分が脂肪の残骸で「オゴロガック」と呼ばれるもの。独特の匂いで好き嫌いが分かれるところ。
つけあわせにはニンジンとリンゴ。

オゴロックはエスキモーにとって大切な調味料で、魚の干物を食べるとき、凍った肉や魚を食べるときには必ず付けて食べます。


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2003年6月


ミックーの材料になるアゴヒゲアザラシの肉を干しているところ。

暖かくなってきた6月頃はハエも飛び始めるので、毎日肉の乾き具合を調べるときには、同時に、ハエの卵やウジを確認し、もし付いていれば、丁寧に拭きとります。

肉や魚の干物は「パニクタック」と呼びます。アゴヒゲアザラシのパニクタックは、ミックーにするほか、そのまま食べることもあります。


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2008年6月


ベルーガ(シロイルカ)の胸びれ。

生のままナイフで薄く小さく切って、塩をかけて食べます。
特に臭みもクセもなく、食べやすいですが、非常に固いので、たくさん食べるのは大変です。

胸びれの中には骨。かつて手だったことを思い起こさせます。


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1990年代


コツビューで知り合ったエスキモーの家族のテントで初めて食べたエスキモーの食べ物。「マクターク」、ベルーガの表皮。

茹でたマクタークは塩をかけてたべます。マスタードを付けて食べる人も多いです。

写真の左の方、下側に白い部分が見えているのが表皮側、その他の黄色っぽい部分は脂肪で、この部分は食べるときに適当な厚さに切り取ります。

似たような食べ物がないので味の説明は難しいですが、食感は茹でた柔らかいイカのような感じ。


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2000年6月


アクトック、通称は「エスキモーアイスクリーム」

「アイスクリーム」というのは見た目だけ。材料はカリブーなどの脂肪、アザラシの油、カリブーや魚肉を茹でてから細かく砕いたもの。そこへブルーベリーやサーモンベリーが入ったり、入らなかったり。

ボールに入れたカリブーの脂肪を湯煎で溶かし、手でひたすら混ぜ続けること30分。そこへシールオイル(アザラシの油)を加え、魚や肉を砕いたもの、ベリー類を混ぜ合わせたもの。
腹持ちの良い高カロリー食品で、かつては冬場の猟の行動食として使われたのではないかと勝手に想像しています。

町によって作り方は様々で、コツビューでは、ベリーが主で脂肪は少なめのものを食べたことがあります。

最近はショートニングや牛脂で作ることも。


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2000年6月


ミキアック(mikibaq)を作っているところ。

クジラが手に入るとまず作るのがミキアック。右手にある樽に薄く切ったクジラの肉、皮と脂肪(マクタック)、血を入れ、1日2〜3回かき混ぜ2週間弱熟成させて完成。作り手によって酸味があったり甘みがあったり汁気が多かったり。

でき上がると真っ黒でドロドロ感じのものになりますが、特に癖も匂いもありません。しかし同じような味の食べ物が思い当たりません。塩をかけて食べるのですが、試しに醤油をつけてみたところ、日本人だったら誰でも食べられそうな味になってしまいました。

でき上がったミキアックだけの写真は、探したのですが、全く見当たりませんでした。食べるのが忙しくて写真を撮っていなかったようです。


以下 工事中

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