北極海の一部、チュクチ海に指のように突き出した岬の突端近く、湿地、ラグーンや数多くの川に隔てられ、アメリカ大陸とはかろうじてつながっている陸の孤島のような場所、それがポイントホープです。 人口は、668人(2,007年現在)、2000年に757人でしたので、1割以上人口は減っています。 もっとも寒い2月の平均気温はおよそ-25度。8月がもっとも暖かく、平均気温7〜8度。町の周辺には、さえぎるものは何もなく、北極海から吹きつける風は強く、体感気温はかなり低くなります。 ポイントホープは、かつては「 (ティキガック)」と呼ばれていました。「ティキガック」とは、イヌピアックの言葉で「人差し指」という意味で、海に突き出したポイントホープ周辺の地形を表しています。 1,826年、ビーチェイ(F.W. Beechey)が、彼のパトロンであるイギリス人、「ウィリアム・ジョンストン・ホープ卿(Sir William Johonstone Hope)」の名前を取って「ホープ岬」と名づけられて、今に至っています(「希望岬」ではありません)。 ポイントホープ周辺は、北アメリカの中では、もっとも古くから人間が定住していた地域であり、2,000年を越える歴史があります。付近からは、数多くの石製のナイフ、矢尻、銛先やセイウチの牙製品が出土しています。 1,970年代までは、岬の先端近くに町がありましたが、高潮の危険に曝されたため、内陸側に新しい町を建設し移動しました。
数年前までは年中無休のホテル兼レストランもありましたが、現在はレストランはなくなり、ホテルも宿泊者があるとき飲み営業。1泊170ドル(食事なし)だそうです(2008年現在)。スーパーマーケットが1件あり、食べ物から材木まで一通りの物は売っていますが、物価は高く、天候が荒れて定期便が飛ばなくなると、あっという間に生鮮食品が棚から無くなります。
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