私が木のすばらしさに心をうたれたのは、S邸の設計および施工を行なったときからです。
樹齢800年の丸太を引き割り、乾燥させ、荒削り、仕上げた時に、年月の重さと木のやさしさ、
強さ、美しさを感じました。このすばらしさを感じることができたのは、子供の頃に、周りの大人たちが
与えてくれた環境があったからだと思います。
当時、神社やお寺の本物の木の床や柱で、
遊ばせてもらえました。又、生家の床も本物の木が使われていました。塗装のない木は、
古くなっても艶があり、つるっとして傷等が気にならなく、とても手に足に、自然な感じでした。
こんな経験があったため、木のすばらしさを、現在も感じることができたのではないかと思います。
改めて、このような 環境を与えてくれた人々に感謝すると共に、今の子供たちにも是非、
本物の木に触れさせたい。
この無言の友人の良さをわかるためにも…。
そう願って今日も木の家の設計に勤しんでいます。

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 1.木の種類−針葉樹と広葉樹

 2.木の性格−日本とヨーロッパの違い,木の肌触り

 3.効果的な木の使い方−床と壁の違い,木は生きている

 4.間違い1−塗装と木

 5.間違い2−木と乾燥

 6.柱は未乾燥?−杉は良い柱?,集成材

 7.フローリングはにせもの?

 8.床は縁甲板で決まり!

 9.木への気遣い−お手入れ

 10.地球温暖化と木−木造住宅は温暖化を防ぐ

目次

はじめに 木を愛する心
1999年 建築士  浅間英樹
ここからの木を愛する心の内容は1999年に執筆しております。