クマノミの生態

@イソギンチャクと共生


 イソギンチャクの触手には毒があって,魚(当然人間も)はさわることができない。しかし,クマノミはその毒に抵抗力を持っているので,イソギンチャクを住みかにしても大丈夫である。したがって,イソギンチャクの中に入れば,敵に襲われないから安全が確保される。共生ということはイソギンチャクにもメリットがあるはずで,クマノミが触手の間を泳ぐことで新鮮な水を入れているとか,イソギンチャクを食べるチョウチョウウオからイソギンチャクを守っているとか,色々説はあるようだ。


A性転換

 性転換は魚類に一般的に見られる行動?です。
 クマノミはすべてがオスとして生まれてくる。その後,一つのコロニーで一匹だけがメスになることができる。他のクマノミはそのメスが死ぬまでオスのまま。オスも生殖に関係できるものは1匹だけで,他のオスは成長ホルモン分泌されず成熟できない。

  (↓ ハマクマノミの家族構成)


トウアカクマノミの卵ハナビラクマノミの子供クマノミの卵



Bクマノミの寿命

 海水生物の生態を知ることは大変苦労することだ。水中で人間が観察するにはダイビングで潜らなくてはいけない。また,海の環境を水槽で再現することはかなり難しい,潮の満ち引きや太陽を再現するなんて大変なことだ。そんな中,三宅島でモイヤー博士が観察した個体は13年は生きたそうだ。三宅島はクマノミの北限に近い島。もっと,生活条件のいい熱帯に住んでいるクマノミはもっと長生きかも。

Cクマノミの身体 

 クマノミの身体の構造は右のとおり。

 主鰓蓋骨(しゅさいがいこつ)等の後縁に長い棘が列をなすことが特徴。

 → 鰓(エラ)のまわりにトゲトゲがあること

鼻孔が左右1個宛しかないなどの特徴をもつ。

背鰭10棘16軟条,しり鰭2棘14軟条。  

 → ヒレのスジの数,海中で数えるのは不可能
 

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