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われは草なり、向山先生の授業の分析

 長塚啓 TOP 

向山先生の「雑草のうた」の2つの授業の分析です。


1 向山洋一氏の「初めての分析批評」の授業の組み立てを分析する
 
 向山氏の実践は次の二つに発表されている。
(1)担任しての初めての分析批評の授業(国語教育別冊「分析批評の授業」第7号 1993
                                             7月 明治図書)
(2)向山洋一の「はじめての分析批評」の授業
(「教育トークライン」第127号 1998 2月 東京教育研究所 電話03−3787−6564)
一 「雑草のうた」の朗読      
二 問題づくり           
三 板書              
四 一つ一つを取り入れた問答の授業 
五 大切な二つの項目の授業     
 A この詩は、何がいいたいのですか。
 B 雑草が本当に歌っているのですか。
         (@の八二ページ)

 
  @を基本として、向山氏の「雑草のうた」の組み立
てを考えていく。
  右記が四十五分の授業の内容である。その後、暗
唱し、学んだことを問題形式でノートに書くことが宿題
をなっている。      
 「五、大切な二つの項目」として、A主題とB話者を取
り上げている。
  向山氏はまず話者を扱い、次に主題を扱っている。
簡単な問題から難しい問題への配列になっている。
 「四、問答」でも同様になっている。子どものノートを
見ると「話者」「主題」のほかに、「題」「作者」「連」「擬人
法」「擬態語」 「視点」「対比」を扱っている。一時間の
授業で扱うにはものすごい量である。
 分析批評は「話者」「視点」「対比」をおさえれば、入門は終わりです。  (@の八二ページ)
 
という向山氏の言葉どおりの授業である。
 次にAをみていく。@の基本型の「問題づくり」「板書」「一つ一つを取り上げた問答」が二サイ
クル行われている。これは、沢根小学校での公開授業であり、担任でない、一時間の飛び込み
授業であるからだと考えられる。
 この授業では「題」「作者」「連」「リフレイン」「作者」「話者」「主題」が指導されている。
 二サイクルの中で、問題の扱い方は易しい問題から難しい問題を扱い、二サイクル目(九問)
のほうが1サイクル目(十二問)より高度な問題を扱っている。プロの授業である。この問題の
見極めが難しい。