レポートと共にサンプル画像を交えながらインプレションを書いていきます。
このインプレが皆様の購入の助長となれば幸いです。
2月20日 詳細インプレ更新…AFについて&サンプルページ…動画の薀蓄更新


        @ 外観

        

写真で見た時よりは小さい印象を受け、きちんとホールディング出来るか
不安であった。しかし、持った途端、そんな心配は何処かへ吹っ飛んだ。
そぅ、絶大な安心感があるのである。右手の人差し指から小指までがきっちりと
グリップの中に入り込み、非常に安定する。手が大きいヒトでも小さいヒトでも
問題なく使えるであろう。流石カメラメーカー。持ちやすさを重視する姿勢には
共感すら覚える。素晴らしい作りである。

 


 

       A 詳細インプレ

ホールディングの良さを満喫した後、早速電源を入れてみた。
電源の入れ方は
PowerShot Gシリーズと同じでノッチを押しながら撮影か再生
のどちらかに回す方式をとっている。最初は実感できなかったが、
使い込んでいくと便利この上ない。直ぐにモード変更できるのはもちろんのこと、
再生から撮影モードに変えるときもシャッターの半押しで済むのである。
ハイエンド機にも機種によっては付いてない機能である。評価できる。

メニューの使いやすさは相変わらず満足できるもので、カメラ背面には
測光や画質
モードのダイレクト設定ボタン
が付いており、大変便利である。
唯、疑問だったのが、露出補正ボタンがないことである。測光まであるのだから
是非付けるべきだったのではないだろうか。ファミリー向けだからそこまで…
と言われてしまえばそれまでだが、残念である。ホワイトバランスのボタンも…
ともなると高望みかもしれない。その他にも手ぶれ補正(以下IS)ボタンや
動画専用シャッターも付いていて、ダイレクト感が強い。

このカメラのレンズスペックは、
38〜380ミリ F2.8〜3.1である。10倍というだけ
でも私たちの小脳に訴えるものがあるが、これだけのズームをしてF値の変動が
半絞り内に抑えられているというのは驚愕だ。USMが採用されているのも大きい。
オリンパスのC-700シリーズも10倍ズームを誇っているが、現行モデルは
F2.8〜3.7と変動幅が大きい。
これは望遠で且つ明るく撮りたいというユーザーにはアドヴァンテージであろう。
そして、何とズームスピードは広角端から望遠端までなんと
1秒である。
トムキャットの操縦士もはは〜光門様といった感じで恐れるスピードである。
試してみたが、凄過ぎる。他のメーカーの高倍率のものはゆ〜っくりぬも〜っと
被写体が近づいてくるのだが、S1は
シュンッ、パッ!といった感じで迫ってくる。

(NEW!!)AFについては、可もなく不可もないといった印象。だが、非常に安定しており、ピンボケになることは皆無だった。コンティニュアスAFでも
一眼レフとまではいかないがそれなりに追従してくれ、十分許容範囲である。どんどん活用したいところである。
唯、何故か望遠端でシングルAF時にAFを作動させると
2秒ほど液晶がフリーズしてしまうのである。
ピント合わせ時に液晶がフリーズしてしまうのは何もS1ばかりではなく、他にも沢山ある。しかし、それらは止まるといっても
一瞬である、S1は一瞬どころではない。これには困るユーザも多くなるだろう。動いてないものを撮るならともかく
野鳥写真などでは厳しくなるだろう。レーシングフォトならAFロックで何とか対応可能だが、野鳥はそうはいかない。
発売時には解消されていることを期待したい、もしくはファームアップ時にでも

                                                

右の画像の上側が広角端で、下が望遠端である。分かっていることはいえ、凄い事である。
そして、これに味方してくれるのが、
ISである。
コレが付いていてくれるおかげで、ユーザーは望遠端でも手ブレをあまり気にすることなく
撮影することが出来るようになる。唯、このあまりにも速いズーム速度には好みが分かれるだろう。
ちょっとでもズームレバーを回していると直ぐに望遠端までいってしまう。レーシングフォトなどでは
応答性などが高まりいいことっだと思うのだが、単に焦点距離を変えて写し撮りたいとなると
少しばかり不便さが出てしまう。もっとも応答性はいいので、慣れれば済む話であるが。

モードダイヤルも文句なしの作りである。CASIOには劣るがスポーツモード、風景モードなどの
シーンモードから、シャッター優先、絞り優先などの作画できるモードもちゃんと付いている。
操作性は、ダイヤルがついているカメラなどよりはボタンよりは劣るが、大抵は十字キーの操作
だけで済んでしまう。マニュアル露出の時も、絞りは十字キーの左右で、シャッター速度は上下で
操作できる(確か)。ダイヤルのクリック感もカチッ、カチッとしっかりしている。
これはキヤノンのデジカメ全体にいえることで、小型化を多少犠牲にしても操作性を優先させている。
確実にユーザーの心をつかむことに成功している。業績が年々上がっているのも判る気がする。

フラッシュはポップアップ式である。フルオート撮影時でもちゃんと自動ポップアップしてくれ、満足である。

さて、今まで写真に関することばかり書いてきたが、このカメラをポイントはIS、望遠の他に
もう一つある。そぅ、それは
動画である。しかも単なるオマケ動画ではない。
SANYOの動画デジカメと肩を並べられるほどの性能なのである。

ここで補足説明をしておくと、一般ユーザーにはあまりなじみのないSANYOのデジカメは、
他のデジカメにはない性能を持っているので、一部のファンから絶賛されていた。
それは、
秒間15コマという一眼レフを超えた連写と、動画である。
連写はともかくとして、ここでは動画に注目したい。
通常のデジカメの動画は大抵大きさが320×240ピクセルで、フレームレートはせいぜい8〜15コマで
明るさも一定で、明らかにビデオカメラで撮った映像とは異なっていた。カタカタ動画とも言われていた。
SANYOの動画デジカメは、フレームレートが秒間30コマというビデオカメラと同等の性能を出しており、
場面に合わせてちゃんと明るさ、色み、フォーカスがちゃんと追従していく。
おまけに画面の大きさも640×480コマ(約30万画素)で、テレビに映しても違和感はない。
最近は草なぎ君などがイメージキャラクターになっており、少しずつ知名度も上がってきたようである。

 

本題に戻すが、S1はSANYOの動画デジカメと同等の性能を誇っているのである。
秒間30コマの撮影、640×480ピクセルでの撮影、そして上回っている部分もある。
それは、
撮影時もズームが出来、ISが働くことだ。
ズームが出来る機種ならSANYOにもあるが、ISが働く機種はない。
解除も出来るので、大活躍できるであろう。評価できる。
そして、音質もよくなっている。今までの機種は音もひとえに良いと言えるものでは
なかったが、だいぶ改善されている。弱いといわれている低音もしっかり出ており
音に関しては現在トップクラスともいえる。

他にも、撮影中にも関わらずAF・AEロックや露出補正が出来たりする。
こんな多機能な機種は、私はSANYOの他に知らない。
唯、残念なところもある。撮影時にはこのような条件が付いてしまうのである。
メディアが一杯になるか、1時間撮影するか、容量が1GBを超えたら撮影終了
これは最高画質で長時間撮影を望むユーザーには辛いことである。
640×480 秒間30コマで撮った動画は1GBを
大体15分弱で撮りきってしまうから
である。小さいサイズなら気にならないかもしれないが…
このあたりはやはりキヤノンがまだ動画のノウハウに慣れていないことが如実に
判明したところである。これさえなければ評価は倍増したのだが…惜しい。
DVカメラで頑張っているのだから、動画のほうにも技術を応用してほしいものである。

ちなみに右の写真は、最高画質の動画から切り出した静止画をリサイズ
したものである、このページ内の他の写真と見比べても、あまり違和感はないのでは
ないだろうか。サンプルをアップしたので、ご覧いただきたい。
SANYO DSC-MZ3    S1   (オリジナル動画・再生にはQuickTimeが必要)

 

続いて、画質についてみていく。
スペック的には
1/2.7型CCD 320万画素と平凡的なものである。同じキヤノンの
A80と画質比較を行ってみた。参考になれば幸いである。
やはり絶対的な画質はA80の方が上である。
根本的に
1/1.8型CCD 400万画素と上を行っているから仕方がない。
CCDサイズが大きい分、白とび黒つぶれも起きにくいし、画像をいじりやすい。
S1も当然同じメーカーで且つコンシューマ向けなのだから色の傾向は似ているし、
A80よりも画像の調整をカメラ上で出来るから、ここは評価できる。
しかし、感度を変えた時に画像の色みが突然変わってしまう所などは残念である。
A80は無論そのようなことはない。
唯、意外だったのだがノイズの多さである。二機種とも大差ないのである。
右の画像を見て頂きたい。写真の左側がS1で右側がA80である。案外大差ない
のがお分かりいただけるだろうか。そして、白とびがS1の方がしやすいとはいっても
極めて自然なのである。まるでポジのような感じである。最近の同型のCCDを
使用している機種よりは解像感はあるように感じた。A80とかより
画像は作られている感じがするが、十分許容範囲である。


         B 総論

まだ発売前に触った為、多少販売時には画質にチューニングが加えられているかもしれない。
個人的にはもう変更はされないことを祈りたいが…
紹介した他にも数々の機能がある。このクラスにはめずらしい
フラッシュの先幕・後幕発光の選択
オートブラケティングの他に
フォーカスブラケティング…etc.
私自身の予測を挙げると、このカメラは大ヒットの予感がする。初心者から上級者まで。
欠点も見受けられるが、それをはるかに上回る高機能。
悪党がやってきても、印籠ひとふりで皆はは〜。。そんなところである。
恐らく市販価格は6万を切るであろう。店によっては5万以下になるかもしれない。
正直私も購入を考えている。今の時点から相当使える機種だと思っている。
電源が単三「採用というのも大きい。専用バッテリーよりは遥かに使いやすいからである。


S1サンプル(NEW!!)

要望により、S1による原画比較のページをアップしました。こちらからどうぞ。
以前このページにあったサンプルも移転しました。他にも動画に関する薀蓄があります。


このレポートは如何でしたでしょうか?
上にも書きましたが、このレポートが皆さんの参考になれば幸いです。
ご意見・感想等はデジカメ掲示板 -Bright Eyes-メールまでどうぞ。

(C) Copyright 2004 Naohiro Satoh All rights reserved