花が絶えない庭
「花の絶えない庭にしたい」とは、良く聞く。
そんなことは無理だんべと思いつつ、つくってきたのは「苗の絶えない庭」だった。
今、私はちょっと不安な気持ちでいる。もしかするとそれは「庭」ではなく、
バックヤードと呼ばれるものではないかと・・・今頃言ってもしゃーないが。
最近は、コンクリートの地面上にも花が咲いていて、それというのもハンギング・
バスケットの練習用のポット苗を置いているからである。自分でも蒔くが、それで
全てを賄えるわけもなく、様々な花苗を多めに買って来ることになる。それが結果
として、花(苗)の絶えない庭となっている・・・って、なんだかなー。
多めに苗を買うとそれなりに「余り」が出る。これが不思議なもので、余りものを
使ってバスケットを組んでみても、気味の悪いものしか出来ない。少なくとも私には。
だから講習代金の一部として、余ったものはさっさと御近所に渡す。
・・・御近所の人々は、あんな半端なものをどうしているのかと心配になるが、
たまに見かけると、ちゃんとそれなりになっている。さすが「お花好き」、飾るという
点にかけては、私より、ずっと才能があるのだ。うう。
私は元々、飾るのは大の苦手だった。(今でも苦手だあ〜)
ハンギング・バスケットなど考えもしなかった。いや、考えはしたがそれを
口に出すと何故か知り合い達は皆、いやーーな顔をして「やめたら?」と言った。
それでもやる気になった理由は多々あるが、そのうちの一つは、今の家では世間に
花を見せる手段がハンギング・バスケットくらいしかないから、でもある。
今でも上手ではないけれど、一応形になってきたそれを見るたび、訓練というのは
素晴らしいなあと、うれしくならないでもない。(素直にうれしいと言えないのは、
下手に目が肥えてきた分、足りない部分が気になって気になって仕方ないからなのね)
今や、門扉のハンギング・バスケットと、その苗置き場だけが、「花の絶えない庭」
を形成している。そして、私だけの庭は、バックヤードに近いものになっている。
だが、よくよく思い出せば、「思いっきり苗を広げまくりたい!」というのは、
元々の私の望みだったのである。
すると。庭は汚くても、何ら問題はないのであった。はははははは。
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「花の絶えない庭」とはよく聞く。
庭を持ってほぼ1年、6月も終わろうとしている現在、藤色のサルビアなんたらと
アジサイが咲いている。去年秋に蒔いた花は殆ど終わりだが、何故か冬を乗り越えた
ニコチアナやアニス・ヒソップ、マロウなんか咲いていて、デルフィニウムは終わり。
で、入れ替わりに春蒔きの植物たちがぼちぼち花を咲かせ始めている。
本当のところは、宿根草や花木が咲き、その合間を埋めるように一年草を咲かせる
のが、オーソドックスな「花の絶えない庭」なのであろう・・・あろうって、ふと
気がつけばここ最近のうちの地面も一応そうなっているではないか。あら驚いた。
庭には花があった方が良く、まして絶えないのが望ましいと聞いたところで、
私自身はそんなつもりは全くなかった。花なんて、自分の興味の産物でしか
ないのに、そんなにうまくいくもんかいとも思っていたのである。そう思っていた
ので、現実に咲いていることに気がつかなかった。
例えば、「この花、丈夫で長く咲いてくれて、コボレ種子でも出てきてくれて、私
大好き〜」なんて言われようもんなら、「アンタが好きなのは手抜きか、それとも
園芸か、どっちか答えてみろ。」と心の中で聞いてしまう私なのだ。この私の庭に、
そんなことが起り得るなんて考えられないではないか。
しかし確かに、窓を開ければ何かが咲いているのだ。いやはや。
で、問題は夏を迎えようとして、これからどうなるのかということなのだが。
園芸植物の花は、野菜の花にバトンが手渡されることとなっている。エダマメに
ズッキーニ、ピーマンにナス。一体こんなのを花のリレーに加えていいものかという
疑問は残るが、花は花である。
目的は多少違いこそすれ、ナスやズッキーニの花にも鑑賞価値はある。それは
野菜であるからこそ、いっそすがすがしい。そしてこのような野菜の花は、ある種の
園芸植物よりも、段違いに関心や有難味を持ててしまう。つまり野菜の花は、
私の主義になんら反するところがないのである。(ただ、多少不純なものが混じっ
てる気がするだけで。 ^^;)
それはいいのだが、その次は?
いや、そこまでは求めない。なんせ、花の絶えない庭はハンギング・バスケット
だけでいいわけなんだし、それ以外は、好きなものを好きなように蒔いて遊ぶ
つもりである。
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「花が絶えない庭にしたい」とはよく聞く。
よく聞くがしかし、真夏だけはちょっと大変、という話に発展したりする。
無理になんとかしようとすれば、サフィニアとかの栄養繁殖系、でなくば元々が
熱帯系で、冬越しが大変な植物、ということになるようなのだが。
実のところ私は、真夏も花を咲かせましょう、な〜んて考えたことがない。
真夏にウチで花が咲いているとしたら、それは私が面白そうだと思って蒔いた花が
真夏を花期にしていたというだけのことなんである。でなくば、「こんなんでもナイ
よりはマシかも?」程度の感覚で蒔いたという・・・(^^;)
大抵の夏は、咲いている花を有難く思う割にはろくにかまいもせず、日陰を
じりじりと移動しては草むしりだけはこなし、8月になればパンジーやビオラの
種蒔きをして、それがなんとか形になったところで秋になっていたのだ。
が、今年からは事情が違う。それは門扉にかけている、ハンギング・バスケットの
せいである。これがあるからには、なんとか真夏の直射日光対応のバスケットを
でっちあげ、「花の絶えない」状態を作らなければいけない。だってうちの門扉、
夏ともなれば朝から晩まで日が当たるのだもの。うう。
多分、葉モノ(例えばコリウス)やニチニチソウやら、それくさい(おいおい)
植物を組み合わせてやっていくことになるのだろう。が。コリウスだって実生繁殖の
日陰好きしか作ったことないし、ニチニチソウに至ってはその剛直そうな草姿を
嫌ってきたぶん、種さえ蒔いたことがない。経験、殆どゼロ。
いっそこれ、ハンギング・バスケットという課題を得て、ワタクシの園芸の幅が
広がろうとしている、ということにするべきか。するべきなんだろな。うう。