その名は霜月
定植のために石灰と牛糞まいて、そこに植わるのはレタスとラディッシュ、
と書いたら笑われるかもしれないが、これが正月支度なのである。
10月13日に蒔いたものがどれほどの大きさに育ってくれるやら、一昨年も
同じものを蒔いたはずだが、しかし他のことばかりで記録にない。
正月恒例の若い人を呼んでの新年会に欠かせないのが、何故かサラダ。
ビタミンを摂取しようと思うなら、別にサラダでなくともいいはずなのだが、
生野菜を見ただけで彼らは元気になるらしい。しかし、菜っぱ類はがさばるし、
使うといきなりおもてなしっぽくなるラディッシュは、年末年始にはもっと高価に
なってしまう。
てなわけで蒔いた。サラダ菜関係の種子は、一昨年はサカタで購入したものだった
が、今年はThompson & Morgan のサラダ用ミックスである。・・にしても、なんと
発芽が早いこと。だが、驚くにはあたらない。蔬菜関係には、園芸植物どころでは
ない、長い長い改良の歴史があるのだ。
元々はなんとか食えると言う程度の雑草を食べやすいものにするというのも
さりながら、種子として流通させるには、発芽が早くて揃って収穫までの逆算も
出来なければならない。問題は、種苗会社の切磋琢磨を含む、人類の努力が私の
苗床では台無しになってるということだ。記録とってないから。
一昨年の秋は、北朝鮮から拉致された人々が思いがけなく帰ってきた秋であった。
だから、ほんの少ししかない5年日記の記入欄には、「キム・ヘギョン インタビュー」
なんて書いてあるのだ。私はレタスやラディッシュの種蒔きをしつつも、
よりそちらの方に夢中になっていたのであった。
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秋のH.B.の展示会と、H.B.を売るフリーマーケットが終わった。
今回の作品は第一次審査に通っていたと知人が教えてくれた。ほっとしたことである。
飾ることに興味のなかった、というよりはバカみたいだとさえ考えていた私が
ここまで来れたかと思えば・・・お金をかけただけのことがあった??わはは。
習得にお金をかけても、今回の作品には殆どお金がかかっていない。
それはひとえにそれ以前に得ていた園芸力のおかげである。今回のH.B.に使った
植物の8割は挿して殖やしたか、さもなくば実生だったから。
全く、毎回、今回のようにやれたらなーと思わないでもないが、大抵の場合は
苗を買って作るしかない。ハンギング・バスケットを普及しにくくしていている
理由のひとつはお金がかかることだと思うのだが、自分の苗で作らねばならないと
なれば、なお普及しないだろう。
フリー・マーケットの方は、去年に引き続き今年も参加することにした。
あんなに運搬に気を使うものをいくつも出品できる場所を、他には知らない。
なんとなればその会場は、徒歩1分の場所にあるのだ。
本当のところは売れるかどうかもわからないものを作るのは面倒くさくもあり、
不安でもあり、しかし役員達は地区の皆様であり、彼らへの顔見世から始まって、
H.B.とはいかなるものかを展示出来るだけでもいい、ってな言い訳も出来る。
とはいえ、会場の花飾り係りに徹するには、お金がかかりすぎるのも事実で、
もちろんフリマだから高くは売れない。そして、売れても売れなくても、御近所の
前である。これはちょっとヤバいのではないかと思いつつ作り、作ってるうちに
色んなことを忘れてしまい、ああもう一つ作ってみたいなーとまで・・・。(^^;)
危なく赤字を殖やすところであった。
お客における採算を考えても、11月上旬というのは微妙な時期だった。
商品としては1ヶ月以上保てば十分なはずだが、その1ヶ月の気候が激変する。
葉牡丹は市場に出ていても、クリスマスや正月には間がある。水やりの間隔は段々
遠くなっていくようでも、まだまだ暖かい日もある。
しかしそれでも当日を迎え、結果はどうなったかと言えば損しない程度に売れ、
普及という意味では非常に役に立った。皆様の記憶が薄れないうちに教室を
やっておかにゃ〜、と考えているくらいである。
教室もけっこーヤバいものがあるとは聞いている。
しかし、そんなことを考えても仕方ない。まずは商取引と植物に対する私の誠意が
あって、そしたらあとは野となれ山となれではないのか。
ぼけっと散歩してるときに、他人の作品をふと、見つけたい。きれいだなー、と
思いたい。出来れば、ほめたい。