二度目の夏がやってきた

 やっと普通の夏が来ようとしていて、ほっとしている。
涼しいということは結局、夏越しで苦労しなくても良いのだから喜ぶべきなのだが、
どうもいまいち素直に喜べない。

 例えばオーリキュラは、大体がとこ、元気に生きている。しかしこれでは、
せっかく入れてみた牡蠣ガラの効果がわからない。これは一体、損なのか得なのか。
ちなみに、通常の夏における適所に置いたオーリキュラは、徒長してしまった。
気温はともかく曇り続きの中では、そこは暗すぎたのだ。うう。こんなん、ありか。

 見込み不足は他にもある。今年はポリアン関係も沢山蒔いたが、長々と生育適温が
続いたせいで、どかどかと大きくなっている。植え広げてやらないといけないが、
それをやったら置き場所がない・・。迷っている。マジに。

 日陰に置くべき植物以外にも言えることなのだが、これだけまともな日照のない日
が続くと、植物自体、それになれてしまっているのではないかという危惧もある。
つまり、本来の太陽さんがかああっと照ったら、観葉植物みたく葉焼けを起こすの
ではないか、ということである。あーもう、ドキドキしちゃう。

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 その昔、沖縄の植物園でトックリヤシの並木を見た。
「すごい、屋根がない。」と思った。何故そんな感想になるのかといえば、同じような
ものをうちの田舎の温泉熱を利用した熱帯植物園の温室内で散々見ているからである。

 しかし、しょせん温室内のそれは観光用の偽亜熱帯だったのだなあと、そのとき
思い知った。で、改めて、青い空に向けてそびえたつトックリヤシ並木でもって
「本物の南」を堪能したのだった。

 当時の那覇市街は、今に比べて植えられている(というのも、一旦戦争でサラ地に
なっているから)植物のバラエティが非常に少なかった。ガーデニング・ブーム以前
ということもあったのかもしれない。つまり、情報もモノも少なかった。だから、
亜熱帯の中にあっても熱帯植物が新鮮だったのだ。

 しかし、あれから約20年が経ってしまった。今では、沖縄の市街の庭は、呑気な
熱帯植物園くらいなら軽く超えてしまったかのように見える。なんとなれば、沖縄
でも庭にあまり手をかける気のない人々は自助努力が勝る植物(^^;)を植えっぱなし
にしている。だが、そういう植物こそは南の植物であり、その植物の種類もまた
かつてに比べて各段に増えているからである。

 ちなみに、沖縄における自助努力でない植物とは何かと言えば、チューリップ、
だったりする。(昔、那覇市内のある全国版スーパーにて売られているのを見たが、
冷蔵処理でもせにゃ、まず普通には咲かないはずである。)

 あちらのお花好きは2月にコスモスやサルビアを咲かせて楽しんでいるくらい
で、これがパンジーだったら関東におけるデルフィニウム、みたいなものか??
沖縄における「珍しい植物」とは、こういったものなのだ。

 ・・・だったら、熱帯植物園に行くよりは、市内をうろつく方が私にとっては
楽しい。植物の名前がわからないのは問題なんだけど。わはは。



 多分、オキナワスズメウリである。
那覇市内の、どこやらの事務所のビルの前に植栽されていた。同じものが随分前に、
「花時間」で新しい切花として紹介されていたが、ものすご高価だった。
今はいくらくらいで取引されているのやら。

 うちでも蒔いてみたが、そうこうするうちに、ある交換会に出てきたので、
こちらもいただいた。話によると、大きくならないと実はつかないらしい。
うげげ、ちょっと心配。

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 スイカさん、スイカさ〜ん。
なんであんなはびこるものを植えたのかといえば、まだ地面に余裕があるからだ。
そして、思い出があるからだ。(って、スイカの思い出がない人もいないだろが)

 その昔、世田谷の社宅にいたときのこと。頼んでもいないのに、庭にスイカが
芽生えた。誰かが植えたのかと思って放置していたが、世話がされている様子も
なく、そうこうするうちに、それからは立派な小玉スイカが実ったのである。

 誰も気がついていないらしいのをいいことに、収穫してしまったが、
けっこーに美味しかった。それで、「こんなんありか」とパソコン通信に書いたら、
「今年はスイカに合った気候だし、小玉スイカくらいなら十分、そんなんアリ。」
という答えを得た。

 それでワタシはスイカをナメてかかり、植えるに至ったのである。
残念なのは、今年の気候がお世辞にもスイカに合うものではなかったということだが、
それでも、ちゃんと実だけはついている。

 やはり期待しているのである。うっふっふ。