夏鉢物語

 久しぶりに手のひらの皮をむいた。
台風が来るというので、まだ小さい苗が飛ばされないよう、定植してしまおうと
したのである。だが、その地面が思いの外固かった。だからと言って2階から
重たいスコップを持ってくるほどの面積ではなく、そのまんまムキになってガシガシ
やってるうちに、何か変だなと思ったらべろんとむけていた。

 しかし、2階まで上がって鍵開けて手当てするほどの面積ではないし、
もう少しで終わるというところであった。で、続行した。植え終わって、洗うのも
痛かったがマキロンがまたシミた。

 ・・・地面の表面にはミミズの産物のようなコロコロした粒があって、別に
固そうにも見えなかった。嘘つきー。違うか。結局イケナイのは場あたりな私、
ということになるわけだが、だってこんなに早く定植することになるとは思っても
いなかったんだもん。

 思えば、引越しのたびに地面は変るのだった。一番ひどかったのが金沢の
あぜ道だったのではないか。しかし、あぜ道ゆえに気合いを入れて完全装備で
行ったのである。一見よさそうに見えたもので、手の皮をむいたのである。
広い面積ではないから、むいたのである。「ありがち」ってやつだ。

 この痛みをおすそわけすべく、画像で傷を紹介してやろうかいと実に悪趣味な
ことも考えた。が、傷は掌で、それにはもれなく「手相」というものがついてくる。
そして手相といえば、もしかすると立派なプライバシーではないのか。
行った先々で色々教えてもらうことになるのも嫌だから、やめた。

 ところで、大した傷でもなかったというのも確かだが、治るにつれて手相は
さっさと同じものが再生しようとしている。それがいかにも「手相」という観念??
に相応しいような気がして、なんだかつまんないようなそうでもないような・・・。

 ちなみに私、手相を見てもらったことは一度しかない。
それも友達につきあってのことだった。何と言われたかは、忘れた。
だってあなた、何年前のことだと・・・。
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

 丈夫だと紹介した P.arctotis が死んだ。
Walton Heath も死んだ。どちらも大株にしてしまい、なおかつ株分けできない
中途半端な大株が枯れた。Walton Heath は子株が残っているからまだいいが、
P.arctotis はなーーーんも!残ってない。あうう。

 一応、頼れるはずの相手は3人いる。
引越し前、P.arctotis はぶくぶくに増えたのが2鉢あった。
株分けできるほど大きくなった方を分けて、知人達に送った。その挙句に、
自分に残した大株がくてっと死んでしまったのであるが。T^T)

 こんな場合をも考えて、3人に株分けしたのではなかったか。
問題は、恥ずかしくて言い出せないということなのだ。
お心当たりの方々、お元気でしょうか。な〜んて。へっへっへ。
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

 知人より教えてもらった。
ニガウリは脇芽に多く雌花がつくので、株がそこそこの大きさになったところで
摘心を行い、脇芽を伸ばすとより早く収穫に至ることが出来る、と。

 いやこれ私も植えるたびに悩んでいたんだよ〜。(^^;)
大きくなったな〜と思い、そろそろだよな〜、と思い、さて花は咲いても
雄花ばかりで、いいかげんうんざりした頃に雌花がやっと着く現実に。

 知人の場合は、なんということもない小さな本に載っているのを見つけたそう
である。私も、良く観察してみればある日ある時気がついたかもしれない。
が、それまでには時間がかかる。コツというものは元々こんなものなのだろう。

 なるべくたくさんの「コツ」に出会う為に、とにかくほっつき歩こう。
でもって、ついつい話してあげたくなるような人になるべく・・・
心がけよう。(^^;)
                    Special Thanks to Mrs.Ishigami
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

 今年もパンジーを蒔いた。付き合いで、ビオラも蒔いた。
ビオラの方は発芽率がまちまちだと聞いたので、知人に聞いたジベレリン処理を
してみた。プリムラだけでなく、ビオラにも良いらしいのである。

 100PPMのジベレリン溶液に浸すこと一昼夜。
というわけで、一粒、二粒、と種子を数えながら蒔く。種子の数を数えねば、発芽率
はわからない。同じビオラを付き合いで蒔いてる人は他にもいるから、無処理との
比較は容易なはずである。

 ・・・つまり私は自分の分の「比較検討」をはしょり、結果の半分を他人様頼りに
全部ジベレリン処理しちまったわけであるが、まあかたいことは言わんと。ほほ。

 それはともかく、先日、某所で同じように付き合い蒔きした知人と会った。
知人は言ったのである。「今年のビオラはいやに発芽率が良くて、あれを
どうしようかと思うと頭が痛くてねえ。」ええええっ?

 発芽率は悪いんじゃなかったのかよ、おい!
発芽率が良いビオラに私ときたらジベレリン処理までかましちゃったの!
うう、これは困りましたぜ。
いやもう、私だって頭が痛くなったのであった。ああもう、幸せ〜。(T^T)/

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx