ご都合に

 注文してあった農薬を、変わり者種子屋に買いに行った。
髪を真っ黒に染めたばあちゃんと、先日話した人に似通った顔の男の人がいた。
それからが問題だった。「何に使うのか」から始まって、押し問答なのである。

 品名言って、くれと言われたからにはさっさと出して売ればいいようなもの
なのに、「その使い方には向かないはずだ。」と親子で押してくるのである。
思わず、「飲むのでなけりゃ、なんでもいーじゃないっ!?」と言いそうになるが、
ここを我慢のしどころと心得て??

 「ええと、つまり。友人から効くと言われたので、本当かどうか試してみる
ために買うということで、1つ、売ってください。」
と、ここまでマトメて、自分が注文した農薬をやっと売ってもらうことが出来たのだ。
たかが農薬一本買うのに達成感感じてどうする?

 結局、変わり者は一人だけではなかったのである。
家族全体が頑固者というか、ポリシー持っちゃってるというか、気合いを入れて
やってる種苗店だったのである。それはそれでとても良いことだとは思うのだが、
戦いに負けたら売ってもらえないというのもまた迫力のある話なのであった。

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 家の売主に、庭の松とカイヅカイブキを切ってもらうつもりである。
カイヅカイブキは、誰に話しても当たり前のこととして受け取られている。
問題は、松の方。やはり、「松」は強い。誰もが簡単には切るのを薦めない。

 「マツクイムシにやられるに任せないのー?」
・・・善意に解釈するなれば、この人はマツクイムシにやられていよいよになる
までの経緯を見たことがない。 「お祓いして切ってもらえばいいんだよね〜。」
この人、御払いも植木屋さんのお仕事も、タダでやってもらえると思っている。

 そのことを伝える為にいるはずの、間に立った不動産屋でさえもが
「亡くなったお父様が丹精した松ではなかったでしょうか?」と言いやがったが。
「だからこそです。他人の私たちにそんなことはできません。」と返してやった。

 お願いしている家の売主はと言えば、庭は苦手なのだそうである。それかあらぬか
庭やらその周辺への「思い入れ」というものが全くない。例えば、庭にある小さな
石灯篭なぞは私はちょっとコワイ。「これをどっかに置いて来たら、翌朝には庭に
帰ってきてるわね。」って、こんなジョークを考えつくくらい、コワイ。

 しかし、同じ石灯篭が売主によれば「ああ、あのちーっぽけなやつ?あれは
じーさんが庭のアクセサリーにとどっかで買って来たんだよな、ははははは!」
と、こうなってしまうのである。やっぱり、この人に切ってもらうのが正しいのでは
ないか。大体、当の松はじーさんこそ可愛がっていたかもしれないが、その息子は
ほったらかしというのが一目瞭然じゃなかったか。それとこれとは別なのか。

 にしても、普通の人なら、「松」というものは出来れば持っていたいもの
なのだろうか。要らなければそもそも植えないわけだし、亡くなったおじいちゃん
としては、夢の一つだったことは、間違いないが。

 実は、私の実家にも、大雑把な松が一本あった。
皆がその松を積極的に好きだったわけではなく、たんに、あるから残ってただけ
のことなのである。(でなくて、松が「大雑把」なわけがない。)松は季節ともなれば
たくさんの松葉を落とした。松の下には花壇があった。そんなわけで、松は私に
とってめでたくもなんともないのである。たんなる、迷惑。

 シンボル・ツリーは既に植えられている枝垂れ桜でいい。
桜なら、毛虫はいても落ち葉は痛くない。

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 川越さんのビオラのミックスを配布するにあたり、「咲いた花はHP
などで是非ご紹介を」、な〜んてやっていたのですが、このほど紹介して
いただきました。
        http://homepage3.nifty.com/emuneko/

 元々が番号しか書いてないうえに、前年採取の種子です。
「他ニ策ナカリセムヲ信ゼムト欲ス」の気分でミックスしたし、色々あったの
ですが、咲いてしまったらやはりたのしく、よけいなことは忘れてしまうのでした。

 にしても、いくらがしゃがしゃとミックスしたところで、やはり偏りは出る
もんですね。うちは17,15,18(上のHP参照)の花は咲いていませんし、
茶色のも、黄色とピンクの組み合わせもありません。それでもって、8を
交配親に使って、茶色や灰色が混じる、ドームのガラス器のような
あいまい〜な花を狙ってみようかと考えてます。

 うちでは「ののはなブルー」の系統が沢山咲きました。
同じような紫の、丸弁ではないビオラでも花の大きさだけが大、中、小、と
あるのです。これは花の色といい、あまり小さいのは花壇には向きません。
カワイイ鉢にでも入れて、近くで眺める花です。

 そして、小さくて可憐なビオラばかり見続けせいなのか、
パンジーの大きさが、いきなり怖くなってしまったのでした。