花がらみ その8:5/26の畑で
畑に枝豆の具合を見に行った。
枝豆は、当然、茶豆である。でなかったら、わざわざ蒔かない。
今年は転勤があるかもしれなかったので、蒔くのが少し遅れてしまった。
蒔いても自分が食べられないのでは、哀しい。
去年枝豆の種蒔きしていたときに空から降りてきたのは、一羽のハトだった。
ハトはこちらを伺いながら、ぐるっくーぐるっくーと鳴いた。この状態で、
「ぐるっくー」をハトのかわいいご挨拶、と翻訳するメルヘンなやつは、私の周囲
には、いない。
豆、でもってハト、なんである。
つまりハトの奴は、「全部蒔いたら、もう帰っていいからね」と言っているのだ。
「点蒔きじゃなくて、出来れば条蒔き(確かこれですじまき、と読むのだ)が
いいんだけど。」と言っているのだ。さらには、「覆土はせず、なるべくなら豆は
好光性種子として扱ってくれるのが望ましい。」と。
随分詳しいハトもいたもんだが。
もちろん、ハトの希望なんぞは却下に決っている。いやというほど水を撒き、
さらにその上に雑草を乾かしたものをかけておいたものだ。枝豆は、夏には、努力の
かいあって、めでたく1粒何十倍かになって、人間のお腹に収納された。
問題は、当のサカタの茶豆系枝豆の味が全然茶豆っぽくなかったことで。
あそこまでやったのにと思えばちょっとショックだった一方で、畑があわないの
かもしれないなどと考えたりした。
今年はホームセンターで買った茶豆種子だ。後でよく見たら晩生種だったのは
ともかくとして、これが美味しく出来れば畑があわないわけではなく、サカタが
悪いということになる。逆にこれが不味かったら。徒労という言葉が背中に重たく
ずずーん、と。うう。
そんなことを考えながら蒔いている私のそばに降りてきたのは、今年はハトでは
なく、カラスだった。にっこり笑って石投げてやったが、狙ったところで当たらず、
大体がとこ、届かない。それにしても、なんでこいつらわざわざ降りてきて、自分の
存在を見せつけてくれるかなあ。まさか、単なるいやがらせ?
そして。ナスを植えれば水っぽくなり、ご近所には放火魔が住んでいたという呪い
の畑であったが、最近もひとつ呪いが加わった。なんと目の前の中学校が、荒れて
たんである。入学式当日にも何十枚ものガラスが割られたそうだが、つい最近は
ガラスに加えて廊下に消化器のアワを放たれていたという事件があったのだそうで。
田舎の中学だと思ってたのに。なんだかなー。いやはや。