出自:バラの行方:なんでも錦
絵をやってる友達がいる。
今は、ピーマンを描いているらしい。緑のじゃなくて、カラーピーマン。
見つめていると「イタリアの情熱が私に乗り移って来そうです。」と書いてきた。
彼女は多分、トマトとごっちゃにしている。
イタリアにもカラーピーマンはあるけれど、日本に輸入されてるカラーピーマンの
殆どは、オランダ産である。オランダで作られたうえに、飛行機使って日本より
安いということは・・・それは情熱ではなくて、「努力」だ。「勤勉」だ。
しかし、余計なことは言うまい。
彼女は以前、ロエベの皮スカートを買い、非常に難しい補正をしてもらった
らしいのだが、何がすごいと言って、普段行ってるアシダから人を呼んで
協力してもらったというのがすごくて。
話として非常に楽しく聞かせてもらったのだが、惜しむらくは「スカートは
ピンを打ったまま、イタリアに送られます。」と書いてきたことだった。
「あの・・ロエベはイタリアじゃなくてスペインです・・」と訂正(補正?)して、
すっげーしかられた。(^^;)
あれを思い出せば、訂正しちゃーいかん、ということだけは私にもわかる。
時々、そういうちょっとした行き違いが起こって、しかもなお楽しい友人である。
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引っ越し準備で忙しかった。
バラであるところのケアフリー・ワンダーは、どうせ誰かにあげるならと枝の整理
を控えめにしておいたのが当って、通りかかる人が何か一言言わずにおれないほどの
勢いで、無茶苦茶咲いてくれた。
御近所の人が言うには、「うちのはあんなにきれいに咲かないの。どうして?」。
お宅のはどうだか知らないけど、修景用バラを買って、後先考えず咲かせてしま
えば、いやでもこうなりますよとは教えてない。
それは良いのだが、時間が経ち過ぎてしまった。
誰かに早いとこ押し付けなければならない。きれいなうちにあげないと、苦労、
怠惰、いえ、策を練った?かいがない。で、隣家の植物好きのおじいちゃんに目を
つけた。「バラをやってみる気はおありではないんですか?」
・・・だが、返事がいまいちはかばかしくない。やれない理由ばかりをぐてぐて
と述べる。何これ?たまにいるバラ嫌い(それこそが素晴らしいポリシーだ!)
だったら、そう言うはずだし??と考えつつ、「今度引っ越しすることになりまして
うちのバラ、熱心なお姿を普段から拝見してたものですから、もしやと・・・」
おじいちゃん、いきなり、態度急変。顔に大きく「くれるならくれると、さっさと
そう言わんかい!」と書いてあるのが読めたし、私も顔に「そっちこそ、察しが悪いっ
たらありゃしない!ナンパしてるんじゃないんだから〜。」と書いてあったことだ
ろう。そして何故か家からは娘婿まで出てきて二人仲むつまじく「きれいだ」の
「色が良い」ことの。
誠にその通り。そのバラ、形と香りがいまいちなんですね。でもわかりやすい
美人色のまま健康に、もう休んでもいいからと言いたくなるくらい咲きますから。
それで借金棒引き。(借金って何だそりゃ?)
後日、奥さんまで出て来てお礼を言われた。
彼女はそのバラを見て、これは枝をもらって挿し木で増やさねば!と思っていたのだ
そうである。うう、それはその、Rマークがついてるバラはその。
と、とりあえずは、もう本体があるから挿し木はしなくていいわけよ。ええ。
ともあれ、嫁いてくれてほっとした。
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酒造会社の人と、話をしていた。
何の話だったか、忘れた。ただ、歩留まりが悪いということを例に出そうとして
言ってしまったのである。「佐藤錦みたいなもんなんですよ。」と。
そのへんのゴハン(という言い方も変だが)は玄米を精米したものである。
玄米から何%削るのかは、忘れたが、これがお酒を作るための酒米となると、
もっと削るのである。1粒の米のうちの、ほんの少ししか使えない。
で、酒米みたいに歩留まりが悪いと言おうとして、余計なことを言ってしまった
のだ。何故佐藤錦なんかが、登場したのかといえば、知人が今度送ってくれると
言ってたからで、意地汚い私の脳裏にしっかりしがみついていたのであろう。
これだけでは、何のことかわからない人もいるかもしれない。
つまり、佐藤錦は、サクランボの品種。 酒米にする米は、山田錦。
こういうことである。ああ、恥ずかしい。
ところで、ある場所でこの話をしたが、その場にいた人々にはこの話は説明ヌキ
で通じた。それに気を良くしてこれを聞いてみなかったのは、ちょっともったいな
かったと言えるかもしれない。
「でね、田中錦っていう品種名の植物、何か聞いたことない??」
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