「赤旗」な人
御近所に「赤旗」な人の夫婦がいる。
「赤旗」というだけで、一種の色のようなものがつき、とても興味深い。
例えば、あらやだけっこーミーハーなのね、とか、やっぱりロジカルだわ、とか。
こんな風に愛想がいいのは、プロパガンダ?それとも天然?とか。
機関紙の勧誘に来たときは、楽しかった。
「吉永小百合や、瀬戸内寂聴さんもインタビューで出ているんですよ。」
なるほど、そう来ちゃうか。だって、吉永小百合ならTVか映画で見ればいいし、
瀬戸内寂聴なら本を読めばいいはずなのである。
なんせわざわざ「赤旗」な人やってるくらいなのでマジメで、園芸をやってると知れば
「いいことですからね。」という。確かに、悪いことではないかもしれないが、
私は好きだからやっていて、それが偶然、一般的には良いことになっている、
というだけのことなのである。
その奥様も畑を借りていて、「土はいいですよ。」な〜んて言い出す。
そりゃあんた、自分で自分を騙しているのではないかいなと心配してしまう。だって
私が言うなら、「地植えは楽ですよ。」と、こうなるに決まっているからである。
でなければ、「(硬質鹿沼)土はいいですよ。」とかね。←ほんまかいな
ある日、その奥様が、敷地内で草とりらしきことをしていた。聞けば、
「赤い、つるのようなものが沢山出て来て、コレが気になるので抜いてるんです。」
と言う。「ああ、それはうちにも出てきます。とにかく端から抜いて、光合成させ
ないしかないんじゃないかしら。」
続けて、「他の雑草も気にはなりますけど、それは特にねえ。名前が悪すぎます
もの。」そう言ったら、「何という名前なんですか?」と聞く。あら、御存知なかった?
「貧乏蔓、って言うんです。」と言ったところで、相手の顔色が変わったのが見えた。
「・・・ハキダメ草とかヘクソ蔓とかに並ぶ名前ですよねえ。まあ、お互いに
頑張って根絶させましょう。」と、それなりにまとめて、ではではと辞してきた。
そのときは何で顔色替えるのかなあと思ったが、考えてみれば、別に「赤旗」だからと
いって、貧乏が好き、というわけではないのである。
例えば、皆して豊かになろうと言ったら、豊かでない現在、というのが前提になる
というだけのことなのだ。(ゆえに野党はいつでも誹謗中傷系?)うーーん、それに
してもインパクトあるよなあ、貧乏蔓という名前。そんな名前の植物があるとは、
ついぞ知らなかったんだろうなあ。
この人がこの人であるということは「赤旗」な人であるにも関わらずその思想から
はみだしたところにあるはずで、私はそっちの方も興味深い。(もちろん相手は、
関係は思想の中に納めてこそ、と思っているに違いないが。
で。最近の敵さんは、組織へのオルグよりも変わった野菜の苗や余った種子を
もらったり、その手の話をする方を選んだようである。
勝った。
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連休は、どこへも行かなかった。
ただ家にいて、いつものように過した。夫はカレンダーとおりに在宅か出勤かして
いたが、どちらにせよ自分の部屋でうれしそうに工作しているか、さもなくば
外で大工仕事をしてるので、手間がかからない。で、いつも通りなのだ。
それはいいのだが。その夫によれば、私は1日に3度は「幸せだなあ・・」
とつぶやいていたそうである。そんなのーてんきなことをひとりごちる人間なのか
私は?と言えば、確かに身に覚えがある。
それは庭から採ってきたものを食卓に載せたとき、である。
まだ色々は出来てなくて、エンドウマメ、ハーブの類、そしてレタスくらいだが。
大抵はサラダで、一番の「うひひ」がレタスである。秋に蒔いて冬に日陰となった
北の庭で、半分あきらめていたサカタのガーデンレタスとやらは見事生き延びて
くれた。それが春の陽を浴びて、ぶんぶん大きくなっている。
春になってから改めて発芽したらしい小さな株をよけて、大きいものから間引く。
普通は1株の外から1枚づつ葉を採って朝食に添えたりするらしいが、そんな
悠長なことではなく、根っこごと「ひく」。そしてたっぷりと使う。
間引いては食べ、間引いては人にあげ、それでもレタスは次々に大きくなる。
横から見ると色とりどりのレタスのグラウンド・カバーのようで、その向こうでは
様々な花が咲いている。これじゃ、不幸になるほうが難しい。
って、そろそろ葉裏あたりから闘いが始まってることも確かなのであるが。
がんばらなくっちゃ。さあ、私の幸せを守るためにも、が〜んがん殺すぞー!
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べたがけシート、とやらを買ってきた。
カラスやチョウチョの目をくらますべく、入手したのである。
とりあえず、エダマメの上にかけておく。通いのネコがやってきて、いい座布団と
ばかりにその上にねころがってみづくろいするのは計算外だったが、まあなんとか。
エダマメがカラスの興味をひかなくなったら、今度は新たに蒔いたルッコラの方に
かけるつもりでいる。・・・それはいいのだが。これって、遮光率85%なのね。
中々にすごい数字である。
今は涼しいからいいが、夏なんてムレてしまわないのだろうか?
外したときに日焼けしないのだろうか?そう思いつつも、エダマメは順調で、本葉が
出てきたところでシートはめでたく外すこととなった。
遮光率85%のシートを二つ折りにする。
この状態での遮光率は、どう計算するのだろうか。それをまた二つ折りにする。
で、また二つ折りに・・・。単純計算でいってみたら、倉庫に納めたときには、
んまー、ものすごい遮光率〜。
こんなことを考えつく自分がおかしくて、一人で笑ってしまった。
マジメな人々にはこんな冗談は言っちゃーいけない。絶対。
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玄関から門までのアプローチを、ミニ・ボーダー花壇にしたことは書いた。
御近所様やお友達には非常に評判が良かったのだが、実は、植えたときから、
夫には顰蹙かっくらっていたのである。
「歩きにくい。自分達だけならいいけど、宅急便屋さん達のことも考えなさい。」
受取らなきゃいいじゃ〜ん、とは言わなかった。そしてめでたく、重たいものは
届かなかった。ただし、エアコンを取り外すことがあって、そのときには
電気屋さんがなんとも言えない顔をしていた。
それはいいとして、咲いてるのは大体がとこ耐寒性一年草である。
花が終わったら抜く。抜いたあとにどうしようか。そこで思い出したのが、晩生の
エダマメである。早生の方は先に蒔いてある。去年は北側に植えたから、今年は
連作障害を考えて東側、というのは自然ななりゆきであろう。つまり玄関側、ね。
で、それを、「土はいいですね。」の共産党奥さんに話したら。
なんか、コメントもしないで、ただ静かに笑うのであった。そして友達にその話を
したら、「あんたね、門から玄関への道は、花と決めなさい!」と怒るのである。
何故。一体、何故。門から玄関までの道だって、土は土なのよ!?
食べ物をバカにしていいっての?春は花で、夏はエダマメで何が悪いのよ!!
使える土地は、なんでも使うに決まっている。
何がイケナイというのだ。言ってみろ!(;^0^)/
にしても、「赤旗」な人にまで裏切られるとは。変節、ってこういうんじゃない?