きゃー、ウィルスだあ!
生真面目にして尊敬し奉る知人より、大きなファイルのe-mailが届いていた。
しかし、なんだか変。タイトルが「Re: 」となっている。タイトルを入れ忘れた
と考えるにしても、最近はこの人にe-mailを出していない。
この人の分類としては雑談相手というよりは、事務連絡相手に近い。
これは何かの間違いであることに違いなく、何かの失敗だとしても、失敗というもの
にはその人なりのパターンがあり、これはこの人が犯す類の失敗ではないと思えた
のである。少なくとも私は。
というわけで、電化の放蕩、いえ、「伝家の宝刀」を取り出す。なんじゃそれは
といわれればなんのことはない、具体的には、隣の部屋にいる夫に向かって、
「あな〜たあ〜!ちょっと来て〜え!」と叫ぶだけのことで。
夫、しばらくためらい、しかる後に意を決して開けてみる。
中身は真っ白。そして、「超マニア向けのミュージック・ファイルが2つ、添付
されて入っている」のみ。こんな送り方をしてきたこともなければ、こんなものを
送ってきたこともない知人である。てなわけで、「これって、ウィルス・メールの
疑いがあるな。」というご託宣が下ったときは、やっぱし?としか思えなかった。
夫によれば、とりついた途端にパソコン内のアドレス・ブックを勝手に使用、
あちこちにウィルス付きのメールをまきちらすのがあるのだそうだ。てことは
つまり、知人からだからとのんびり開けたとたんに、アドレス・ブックに侵入され、
今度はこっちの親類縁者?に、こっちの名前でウィルスを配布してくれるわけか。
・・・すると明日の朝あたりには改めて共通の知人達からウィルスつきメールが
届いちゃうとか?同じアドレスには来ない方が作りとしてはスマートだといえる。
って、そんな論評してる場合じゃないじゃんっ!?(;^0^)/
てなわけで、うちのは駆除しつつ、「たんなる送り間違いならいいんですけど、
こんなん届いておます〜。」と、ご当人様にメールを送ることになる。
こんなことがあるからか、それともたんなる迷惑メールや勧誘メール対策か、
世間ではメール・アドレスはあまり簡単に教えない方がいいということになっている
らしい。しかし、どうせいっちゅうのか、うちの場合、HPにパソコン通信とくれば
教えるもなにも、タレ流しに等しいのである。
実際、様々なメールが届く。例えば、「Re:お久しぶり」というメールが来たことが
ある。私は、「お久しぶり」というタイトルでメールを書いたことはない。それなの
に、何故、そんなメールが来るのか。その中身は、以下のようなものだった。
「どう、元気してるう?こないだは盛り上がったよね〜!
それでねえ、あの、ゆりなのこと覚えてる?彼女ったら、最近あぶないサイトに
ハマってるみたい。私も教えてもらったけど、いくらなんでもなあって感じ。
見てやってよ〜、信じらんないから。じゃ、またね!」
というわけで、さりげなくそのサイトのアドレスが紹介されている。
間違えて送ってしまったという風を装った、エロなサイトのご案内である。
ネックは「ゆりな」という名前か。いきなり「オレにはつきあいきれん」と力つきちゃう
おぢさんがどれほどいることか。(ゆりなではなく、「さゆり」や「ゆかり」となると、
既にオバサン世代の範疇に入っている名前のような気がするのは私だけ??)
本当に近頃の名前ときたら。例えば、去年生まれた子供の名前で一番多かっ
たのが、女のコは忘れたが、男のコは「海斗」というのだった。それはもしかして凧の
ことで、糸きれたら飛んでっちまうぞと、ニュースに向かって余計なつっこみを
入れたのは私一人ではなかろう。
・・・なんの話だったか。そう、勧誘メールの話だった。
「ゆりなちゃんって、どんなコかな〜。」とそのサイトにアクセスして楽しい思い?を
する人もいるのだろうが、変なウィルスもらったり、西インド諸島だったかどこだっ
たか、とんでもないところに国際電話かけられちゃう可能性もあると私は聞いて
いる。あの時は怒って削除する程度で済んで助かった?のである。
少し前まではメールのタイトルしか表示されなかったので、非常にまぎらわし
かった。今は、メールアドレスも表示されるソフトを使っているが、それでも知ら
ない人から e-mailが届いて、しかもタイトルがはっきりしていなければ開こうか
どうしようか迷うことになる。
知らない人ならまだいい。先日届いた、「つぼみの成長」というタイトルのe-mail
なんぞは、送り主が、私のメール・アドレスになっていた。気味悪いと思いつつ
開けたのは、自分が園芸フォーラムのメンバーだからである。が、ご多分にもれず
中身はロリコン・サイトへのご案内だった。
しかし何故、私でもないのに私のアドレス使って私にメールを送れるのか?
こういうやり方されてまで、ロリコン・サイトを見る馬鹿がこの世にいるとこいつは
思っているらしい。(一体この人における「世の中」ってどーなってんの?? ^^;)
パソコンを通して余所と関わりを持ち、色んなことをやればやるほど、
ウィルスにとりつかれる機会が増えるわけだが、それではこれは、外に出て様々な
人と出会い楽しもうとうとすれば、その中に変な人が混じってる可能性も高くなる、
というのと同じなのか。
ところで、例のパソコン内蔵のアドレス・ブックを私は使っていない。
理由は簡単、自分が信用できないからである。私のことだ、濃いメールを、クリック
一つでとんでもない相手に送ってしまうに違いないという確信があるからである。
だったら、アドレスを間違えて自分のところに帰って来る方がマシである。
便利だからと言ってあえて使わないこともセキュリティになるのである。って、
そう言うには理由がちょっとショボいにせよ、HPやってるということは、ウィルス・
メールの標的になる可能性も高い。他と関わりになる部分は、いくら用心深くして
いてもしすぎるということはない。
失敗もあったが学びもし、学び損ねもして、今現在。←わかりきったことを・・
ところで、ウィルスの話を聞くにつけ不思議だったのは、インターネット通販やっ
てる人々はどうしてるかということであった。通販やってたら、「注文」やら
「見積もり」とかのタイトルなら端から開かなければならないではないか。
夫に聞けば、「散々困ってるよー。」とのことだった。やっぱし?
「I.E.+O.E.を使ってるからには、逃れられないんだよなあ。」とのことだ。
(↑いんたーねっとえくすぷろーらあと、あうとるっくえくすぷれす・・何それ?)
そう言えば通販系でも問い合わせの類は電話に限っていたり、場合によっては
メール・アドレスも書いてなかったりする。「結局、便利ほど危ないことはないん
だけどなあ〜。」と夫は言うが、私の周囲からは、便利を得たことの自慢話しか
聞こえて来ず、よくわからんのである???
ところで、かのウィルス・メールを受け取ったときに夫がいなかったとしたら、
どうしたか。やれる範囲、考えつく範囲では、メールは開けずに、電話でご本人様に
連絡したことであろう。そういう意味では、実にわかりやすいメールだった。
そして、ウィルスを送る立場になったのが、くだんの知人なのは幸いだった。
私もその一人だが、いかにもやりそうなこととして、開けてしまいそうな知人は
いくらでもいるのである。かの知人だったからこそタイトルの時点で気がついたの
だった。めでたい・・と言っていいのかどうかはわからないが。