今夏
高校野球、なんてものがある。
私の出身県はその昔はそれなりに強かった。が、そんなのは晴天率だけで
強くなれた頃の話で、晴天率にお金が重なると勝てなくなってしまった。
で、結婚してからはそれを理由に私は夫の出身県、沖縄の代表を応援することに
した。
結婚した頃の沖縄の代表校は、沖縄水産だった。
ビール飲みながら「ハイサイおじさん」のメロディーに乗って気合を入れて応援し、
終わったときには3kg太っていた。この人達ときたら、波に乗るときはどかんと
乗るし、下手にあがらない。しかし、なんだかわからないうちに結局優勝しないのが
また面白く、それはそれで醍醐味として楽しめたのである。
だが、そのうち、本当に沖縄代表が優勝した。
それはいいんだけど、優勝したのは沖縄水産ではなくて別の高校だった。
沖縄水産もお終いの頃には週刊新潮に監督の女グセが悪いだーなんだーと書かれ
たり、チームには甲子園に行きたいというので本土からわざわざ下宿までして
水産高校に入ったという子達が混ざってたりしたが。これが本当の、
「あの人は今?」ではないのか。
そして今年の代表校はと言えば、優勝したのとはまた別の宜野座高校。
春の選抜にはお情けで出してもらったと言われてたくせに、何故か準決勝まで
勝ちぬいてくれた。で、準決勝で負けたのが仙台育英だった。
で、それだけならまだしも、仙台育英ならしょーがないじゃん、と思って
いれば、この宜野座がまた同じ県内で勝ちぬいて、夏の甲子園にまたまたやってきて
しまう。で、初戦の相手が仙台育英。何がすごいって、宜野座の町の総人口と
仙台育英の生徒数がほぼ一緒だということ。
で、そんな宜野座が、仙台育英に勝っちゃっうんだもん。7:1で。(^^;)
これだから目が離せないというか、見てても無駄というか、一体全体どっちなのか
わからないまま、最後までつきあってやろうと思ってしまうのである。
・・・・・・・・・・・・こう書いたら、upする前に二回戦で負けた。トホホ。
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
何年ぶりかでカラオケに行った。
「あんな恥ずかしい姿、夫にしか見せられません。」
誘われるとそう言って逃げていたのだが、ふと気がつけば周囲は今となっては
カラオケなんか屁でもないようなメンバーだった。
そして、「歌え!」と言われれば、「嫌!」となるのだが、こともあろうに
「歌わないなら、その分オレに歌わせてくれ!」ってなメンバーでもあった。
そう言われると何か損したような・・・気にならないでもない自分がやだが
誰しもそんなもんだろう、多分。
メンバーは、大体同世代でもあった。
こういう場合、やはり定番、「卒業写真」だあ。これを歌えない奴はいない。
そこのカラオケの映像は使いまわしではなかった。途中、モノクロ画面となって
セーラー服と学生服の男女が出てきたときには笑った。
笑ったあとで、自分がセーラー服着てたのが何年前かと考えたら
血の気がひいた。いやあ、参った参った。
で、そう言えばというわけで、いきなり話が変る。
夫の同級生の一人は、靴屋をやっている。店の場所は避けて通るのが難しいところ
にあり、なおかつ避けて通る理由もない。で、何年前の話だかは聞かなかったが、
その日も夫は店の前を通りかかったらしい。
あいつは元気かなあと思ったかどうかは知らないが、夫はふと、
ショウ・ウィンドウをのぞきこんだそうだ。当然、ディスプレイに使われてるのは、
靴だけではない。古ぼけた写真もあった。それはクラスの集合写真だった。
夫は、その中に昔の自分を見つけたそうである。
で。またまた話は変るけど、「卒業写真」の歌詞を聞くたびに
いい気なもんだなあ、と思ってしまうのは私だけ?
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
今年も沖縄の親類に桃を送った。
送料と現物で5000円となれば、冷静に考えればスーパーの方が安いかもしれない。
が、そんな計算で片付けられないものが、沖縄における「桃」であり、「りんご」
となる。
少しだけ昔、沖縄では桃やりんごは超の字がつく贅沢品だった。
今はそうでもない。桃もりんごも普通に売られている。しかし、それでも贅沢品で
あり、人として出来てもしないことというのはあって、それが桃を箱で買うこと、
だったりする。だから贈るのは、あこがれの桃が目の前にずらずらっと並ぶ喜び。
北には北のあこがれがあって、南には南のあこがれがある。
山と海とでは、また違う。かくして「常磐ハワイアン・センター」(まだあるの?)
となり、石垣島における「喫茶 上高地」となるわけなのだろう。
(金沢庶民のあこがれの食べ物は、今にして思えばステーキだったな。)
ところで、「桃のお返しは何がいい?」と聞かれて私が答えたのは、食べられる
ほどの大きさのヘチマであり、沖縄風に厚めに削ったカツヲブシであり、沖縄ソバ
だった。土地の人にしてみれば、「こんなものをわざわざ送料使って!?」と思う
ようなものである。
これが本土にいる人間の贅沢なんだと教えるのに10年かかった。
最初の5年は言い出せなくてねえ・・・。