湧泉寺温泉で湯治をするの巻
いくら近いと言ったところで 温泉通いはさすがに問題あるかもと少し
悩んだところで、思い出した。私は昨年
11月、骨折していたのである。
場所のせいでたいして痛くもなく、私にしてからがすっからかんに忘れていたが、
確かに私の骨は折れていたのだった。
というわけで、怠け者の温泉通いに、「湯治」という名の言い訳が出来た。
ま、骨折は湯治で治すものではないと思うが、そんなもん誰もわかるもんか〜!!
で、昨日は、北陸に珍しく晴れるとの予報が出ているのだから、ひとつ別の総湯を
探してみようではないかと夫に提案したのである。夫、元々風呂は嫌いではなく、
ころりと行く気になってくれた。
昼メシを済ませていくか、というわけで途中のインド料理屋に寄ったら、ランチ
のカレーがすごく塩辛かった、というオマケはついたが。やいそこに立ってる
インド人、私の目の前でこのカレーを三食食ってみろ!と言いたかったが。
大きなクラウンに背広姿で乗ってきた4人のおじさんを見たら気が晴れた。
まずい店というものは、何と平等なものなのだろうか。シビックの夫婦の前にも、
クラウンのおじさん達の前にも、徒歩の親子連れの前にも、等しく塩辛いカレーが
供されるのである。皆、あのカレーを間にして、仲間になれるのだ。
さあ、早く行って食え。私らはもう2度と来ないから。
で、山中温泉にでも行くかと言ってテキトーに鶴来方面へ車を走らせてたら、
目の前にこつぜんと現れたのが、その名も、湧泉寺温泉の総湯なのである。
そこはサウナもプールもある総合温泉施設、お風呂だけなら350円。
ただ、非常に古い。趣のある古さならともかくとして、単にぼろっちいのだ。
昔通った、中野区の銭湯を思い出した。
女湯は、概算して平均年齢
60歳。湯涌はこれに比べればいかに若々しいことか!?
奥の方には露天風呂があり、芝生に座り込んでいたおばあちゃんが振り向くと、私と
同時に露天風呂に入ってきたおばさんと話始める。「こうしていると、2、3時間が
早くなくてねえ。」「私なんぞはサウナにも入って半日が経ったことがあるよ。」
おばさんはそのうちいなくなり、おばあちゃんと一緒に露天風呂で過ごす。
予報通りの北陸には珍しい青空で、枯れた芝生には石が配してあって、その向こう
にはのぞき防止か高い壁があって。壁の向こうには杉が3本見えている。
青空見上げながら、過ごす。おばあちゃん、先にリタイアする。こちらもさすが
に熱くなってきて、風呂から出た。脱衣場に行ったら1時間が経っていて、向こう
の方でさきほどのおばあちゃんが身体を二つに折った状態で座り込んでいて、さっき
のおばさんが言っていた。
「もう2時間も風呂に入るのは無理だよ 」と。
実際、1時間でもかなり体力使った気がする。
汗を流したせいもあってか、お昼の塩辛いカレーまでが効いてきた。
車の中で、缶のウーロン茶が早々に空いた。まだたっぷりと積もっている目の前の
山の尾根の雪を見ながら、変な日だったと言いながら帰宅した。
それにしてもあのインド料理屋ったら。