年の暮れ(2)
お歳暮は、発送するだけでは済まない。
贈られてきたお歳暮を受け取る、という業務も発生する。
モノのやりとりが面倒くさいとか、いやモノによっては中々、などという話は
ともかくとして。問題は、こちらが1日中家にいるわけではない、ということだ。
困るのが郵便を使った届け物である。中身を考えてみれば、時間のロスを考えて
みれば、自分でとりに行くことになる。時期によっては本局は駐車スペースも
ない。だというのに、なぜか郵便局経由のお届け物というのは留守のときに
限ってやって来る。
そして、今受け取って来て、やれやれとドアを開けるとまた別の不在票を
発見したりするのである。
そんなわけで、ある日、2枚の不在票を玄関に見たとき、私は思わず喜んで
しまった。郵政省のシステムに飼いならされた私は、一度に2つの荷物を
受け取ることが出来る幸運に、喜んでしまったのであった。不覚にも。
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正
正
正
正
月料理
なんのこっちゃと思われる向きもあろう。メモ用紙にこんなふうに書いてあった
のである。夫の、万年筆の試し書きらしい。29日夕方の時点でまだ少し迷って
いる私への、厭味だろうか。そういう自分だって年賀状を書き終えていないくせに。
正月は正月だけでは存在しない。年末というものがついてきて、忙しいだなんだ
と言いながらもけっこーナマものがお歳暮で届いてたりして、そうなると
まー大変早く食べなきゃ、そしたらおいしいお酒も出さなきゃね、というわけで
忙しいながらに美食が、ま、正月前後1週間くらい続くことになる。
皆様のありがたい好意を思えば油断なんかする気は山ほどあって、
だから困ったもんだと思う。シャンパン飲んで胃が痛い。
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暮れの仕事のひとつ?に、活車海老の調理、というのがある。
毎年贈られるのである。海老、ってけっこー筋力が、ある。水中であれだけ早く
動けるのだから、当然といえば当然。そして、そうでなかったらとっくに
絶滅してるはずなのだが、食べることに文句はないが、いざ調理という段になると。
その昔、海老で大変、てなことを園芸フォーラムの雑談部屋で書いたら
知人の奥様が「氷水につけるとよろしい」と教えてくれた。
おかげでかなり楽になった。それでも海老は氷水にいたるまでの間に
おが屑をけちらかしてくれるのだが。
実家の方にも活車海老が、届く。
最初の年は母の悲鳴に何事かと思った飼い猫が、親子で台所をのぞきにきたそうで
ある。犬ならどうするか知らないが、ほえたりするのかしらとも思うが、そこは
やはり「猫」で、柱の影からただのぞきこむだけ、だったそうだ。
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どーも痛むと思っていたら、暮れの30日朝になっていきなり腰痛勃発。
味噌汁を作っている最中に、いきなり動けなくなった。
顔色が真っ青だと言われ、「あとは何とか自分で〜」とだけ言ってフトンに
倒れこんだ。
暮れの30日ともなれば病院は開いてない。横になっても痛い、あお向けに
なっても痛い。動けば痛いんじゃなくて、痛みつづける腰痛なんて初めてだ!
もしかしてこれって腰がガンではないか。生きてるだけでも面倒くさいのに、
このうえ腰がガンとはなんたる不幸、せめて今度は猫に生まれ変わって、築地勤務
のご主人のもとで、思うさま新鮮な魚介類をもらって安楽に暮らしたいもんだ・・。
痛みに苦しみつつ、一人で妄想に盛り上がったその時。
ふと隣の台所から聞こえてきたのは、かかかかか・・という音であった。
間をおかずに、今度はじゅわーーーという音が。
そのうちしてきた匂いでわかったのだが、それは妻が腰痛だろうが何だろうが
業務はこなさねばならぬ夫が、ご飯と味噌汁だけではと腹具合に不安を感じ、
卵焼きの製作に着手した音なのであった。
その後、腰ガンは動けないつもりでいたのに半日寝てたら一応動けるように
なり、結局は3日も経たぬうちに治った。何だったの、一体?
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スーパーに、今年最後のお買い物に行った。
食品関係の合計は 7999円。夫、何も考えずに1万円札で支払い、そして
「おいっ!お釣りがなんと2001円だったぞ!!」
こういうのを縁起が良いと考えていいのかどうか。はっきりしているのは
隣で品物を袋に入れているよそのおばさんに非常にウケた、ということである。
ひくひくしながらこらえていた。楽しいことがあって、良かったね。
その夜の食卓の話題にしてもいいぞ。
私はその偶然にはウケなかったが、このお金をひょいと投げ上げたら、
「2001円宇宙の旅」になるのかな、とだけは考えた。
というわけで、皆様今年もお世話になりました。(;^0^)/
2月末から始めたHPが、一人でわめいているだけでヒット数にして
2300、に至ったのはひとえに皆様のご愛顧のおかげです。
今年もよろしくお願い申し上げます。(^0^)/