その1:8/7、白山スーパー林道の場合
というわけで、暑くてクタばってるところへ尊敬し奉る知人から北海道に行って
るという内容の絵葉書なぞもらい、私もどっか行こうと思ったのであった。
とりあえず涼しいところに。そんで私も絵葉書送るっての、どうだ?
しかし、大体にしてからが敵さんの目的は避暑ではなく、私にしてからが書くよう
なネタなんぞありゃしない。いやその。だから。つまり。とにかく、涼しいところに
行く言い訳が欲しかったのである。で、白山と立山をハシゴすることにした。
そう聞くとものすごい行程のようだが、金沢からはどちらも至近距離なのである。
白山スーパー林道、という名前を聞いたことがあるかどうかは知らないが、うちから
ちまちまっと2時間で入れちゃう。10時に出たら、少し遅いお昼を岐阜県の白川郷の
合掌造りの中で食べられちゃう。どうだ、悪くないだろう?いやほんとに。
白山と言っても、スーパー林道は白山そのものではなく、脇を通っている。
だから、スーパー林道の岐阜県と石川県の県境であるところの標高は、1736m。
白山関連の標高では、一番高いところで2702m。そっちに登ろうとしたら、途中から
登山口のある尾口村方向に入り、そこから歩くことになる。
で、今回は同じ白山でもスーパー林道を走り、石川県から岐阜県に入り、それから
富山県で途中1泊して、立山に登ろうというわけ。これが、けっこーお手軽にやれる。
途中の道が、土砂崩れで通行止めにさえなってなければ。
10時半頃兼六園下を通り、四十万から、鶴来を抜けて、鳥越村では「一向一揆祭り」
ののぼりを不思議に思い(だってあれって祭りにするようなことか?)、尾口村方向
との分かれ道にある吉野谷村の「かんぽの宿」でおろしソバ食べて、もう2度とここ
には入るまいなんて感想を抱いて。
それから、本格的に山に入る。白山スーパー林道手前にあるのは、中宮温泉。いい
名前だ。去年はここまで雪見に来た。翌日金沢でも雪が降った。中宮温泉はスキー場
でもあり、スキーって村おこしのネタなんだなーと、感心する。ここで何か食べる
なら、カレーライスでしょうか、やっぱ。
白山スーパー林道の料金所。片道に比べて往復、格安!だが。坂道とカーブの連続
のすごさに嫌気がさして、帰りはどーーーしても別の道を通りたくなる。
前回私達は、見事この罠にはまった。そのときは、合掌造りを見に行ったのだった。
夏で、思いの外暑かったことも気力を失う原因となった。
そして、富山平野を経由して帰る道はどんなだったかと言えば、なっがーーーい
トンネルの連続だった。もしもこちらから白河郷に入ったとすれば、間違いなく
私は帰路はスーパー林道を使うことを主張したと思う。
話はモトに戻る。白山スーパー林道で植物を見ようとするなら、石川県側がいい。
その日も、ギボウシの花が崖っぷちにたくさん咲いていた。8/7の話である。
何故石川県側なのかと言えば、道だけ作ってあって、他は手つかずだからである。
坂を登れば登るほど、フォルムと色が記憶と合致しない普段見慣れない植物、
高山植物が多くなっていく。藤色のはギボウシで、青いのはガクアジサイだとして、
ピンクのオカトラノオ状態の細長い花は何か?・・・何で名前がすぱっと出ない
のか。いいことを教えてやろう。実は、さあこれからってときに、ドシャ降りの雨が
やってきたのである。(^^;)
車から出るに出られず、気が狂ったようにワイパーに働いてもらっても、なお前方
はさだかではなく。そうこうするうちに、岐阜県との県境にあるトンネルに到着して
しまった。うくく。雨のばかーああ!!(;^0^)/
岐阜県側の雨は、やむこともなく、少し強くなったり少し弱くなったりしながら
降り続いた。晴れ渡っていれば、きれいなのである。スーパー林道から麓の村落を
見下ろすと、実に実に民のかまどは賑わいにけり、って感じになるのである。が。
かえすがえすも、雨だった。うくく。夜間通行止めのこの道に、特に石川県側に
さりげな〜く一晩泊まってしまいたいー。
麓まで降りると、白川郷ではなく、反対方向の立山をめざす。国道360号線。
この山道を通って、紆余曲折はあるものの、有峰湖を横目に、今夜の宿泊施設である
ところの国民宿舎にたどりつくつもりであった。いやあ、すっげー山。工事中だらけ
で、片側通行ばっかりだが、それでも幹線道路となっているのか、ひっきりなしに
車がやってくる。ここでも、まだヤマアジサイに色が着いている。でも、雨。
途中、小さな村落をいくつか通る。墓参りのおじいさんが手に持っている花が、
非常に色鮮やかだ。庭や畑に植えられているのも同様で、背丈が大きくなるもの、
広がるものなどが実にのびのびしていて楽しそうだ。借景が緑(山奥、とも言う)
だと、大きくて色鮮やかな、はっきり言えばケバ目の花が映えるのである。で、雨。
で。360号線はなんとか抜けて41号線に入ったのだが、次に入るべき抜け道の
入り口がわかりにくい。石川県なら林道の入り口にいちいち名札をつけてくれてるの
だが。で、通りかかったおじさんに聞いたら、ガケ崩れの為に通れないということが
わかったのであった。ありがとう、おじさん。そして、未だに、雨。
別の道を、行く。いいかげん、嫌になってくる。ろくな寄り道もしてないっていう
のに、なんじゃこりゃ。少し行程が無茶だったかもしれないなーと後悔しつつ
走りに走らせ、宿泊場所に着いたのは
6時だった。10時すぎに出発して6時!!
それというのも、土砂崩れのせい。うくく。
しかし、着けばいきなり機嫌も直る。私、国民宿舎って初めてだもーん!!
ごはんだビールだお風呂だーい!!←いくつだ、私は。
お風呂に行く。広い。ああ、民宿とはここが違うのね。これから民宿に泊まるとき
には、こういうところでお風呂だけ入って、それから民宿に泊まろう。当然、
料理民宿ね。夕食。うむ、出来たてってわけにはいかないので、冷たい。ただ、
ぬるいものは出さないように、お素麺のツユとかお刺し身は席についてから出して
くれる。うん、やっぱり次はこういうとこでお風呂入って、民宿でゴハン食べよう。
しかし、けっこーお客は入っていて、皆、楽しそう。負けるもんですか、って
それは話が違うような気がしないでもないが、ビール開けて誰よりもでかい声で
はしゃぎまくろうにも、さすがに子供連れにはかなわない。大体、そんなんに
勝ってどうする、私。ああ疲れた。
部屋に帰って、爆睡。でも、誰が考えついたんだろうね、この言葉って。
つづく。