知人のご接待(連チャン、って何の略?)
11/26、27日 は「知人のご接待」となった。
ご接待って何だろうと考えてみる。心のこもった見せびらかし?
いや、見せびらかしとはこのHPのことである。実際、近年の知人へのご接待と
言えば、ネット上で散々自慢しまくり見せびらかした現物と御対面させること、
となっていて。なんか、新明解みたいな定義になってしまったが。ま、いっか。
今回迎え撃った人々は、ニフティ・サーブの某フォーラムのアクティブ・
メンバー達、である。うちに来るまでの幹事達は、福井在住。前日は、オフ・
ミーティングのメインであるところの越前蟹の食い倒しをやり、この日は北陸在住
のメンバーの家をまわりにまわった後に慰労会を兼ねて、中華で盛り上がろう
というわけだ。予約その他は、かの料理屋をフォーラムに広めた私の役目である。
あちこちから集まった、いずれ劣らぬ食いしん坊の群れは、満足したようだった。
私だって満足した。実際、普段の食事と違い、人数が多ければそれだけ色々な種類
のを食べられるのである。予約が必要なご馳走メニューを、うれしい人々と食べ
まくることになったのだ。
去年も来た金沢生え抜きの人が、ここ1年店に通ったことを話してくれた。
途中からメニューが変わって、わかりやすくなったと言ってくれるのも、うれしい。
中国語直訳だったメニューの翻訳を日本語らしくしたのは、夫と私なのである。
あまりにもメニューになってなかったんで、ついやってしまいました。
来年からはこの店への案内は彼女の役目となるはずである。(^0^)/タノンダゾー
マニアックなメンバーにより、懐かしい中国茶、ラプサン・スーチョンの名前が
出る。ラプサン・スーチョンは正露丸の香りとも噂される、松葉?をスモークした
香りがついているお茶である。英国の通は、ほんのひとつまみ紅茶に入れるのだ
とも聞いたが、ここまでマニアックだとついて行っていいものか、悩むお茶である。
翌日は、忍者寺に行った。HPの忍者寺に関する説明文が、殆どパンフレット通り
であることがバレたのは、いたしかたないことであった。帰りに例の落雁のM屋に
寄る。相変わらず古くて汚くて、おまけにすぐそこでしゃべってるくせに、いくら
呼んでも出てこない。いいぞ、やっぱりM屋だ。
出て来るまでに、おススメを聞かれる。「自分で食べるならコレですな。」と
ジイサンが言ってたものを、指さす。たんに高いだけかどうかは、お客さんが後で
教えてくれると思う。多分。そんで、名指しで「アレがまた食べたい!」とか、でな
かったら「そのジイサン、ボケてます。」と、そういう話になるのではないか、多分。
待たせた挙げ句に、出て来たのはこないだのジイサンであった。名調子で観光客
をからかっていた人である。が、今回は、品物見て「お目が高い」な〜んて言い出し
ちゃう。これは一体何なんだ。お買い上げ金額の違いか。それとも本当にそう
思っているのか。私の顔覚えててヤバいと思ったのか。ともあれ、私は知らんふり。
その後、近江市場。もう、蟹一色となっている。
あっちはゆでてある大きいのが1つで 1万円、こっちは小振りの生のが3つ入って
8000円、てなわけで、生の方が安いがゆでたのは確実で、それに大きさやら
「まけるよ!」の声がからみあい、しまいにゃ目眩がしてくるのが、ふつう。
だが、その日の客の価値観は、ある方向にひんまがっていた。
「値切れるかどうか。」それがそのお客のお買い物の楽しみらしかった。夫人によれば
値切る方ばかりに重点を置き過ぎ、時には中身なんかどうでもいい気味さえある
らしい。
「これ2つで 5000円にするよ!なんなら甘エビつけて・・」ってな言葉に反応、
店はただでさえ人通りが少な目で立ち止まりやすい場所にある。客は箱代を値切って
おいて駄目となると、お終いには「それじゃ、袋にしよう。あ、袋が無料なら、2枚
ちょうだい!」・・壮絶な経済活動を垣間見させてもらったということで。ええ。
市場の近くにあるしゃもじ屋で食事。ここは魚介類の炭火焼きなんてのも置いて
いる。旅行パンフレットに出て来るようなこれは土地の人は絶対自分では食べない
だろうなあという確信がある一方で、傍目で見ても新鮮だし、安くて、おまけに
楽しそうだ。しかし、いかな炭火とはいえ、焼くだけ、なのである。それでたどり
つくことがない。ここではっきり書く。こういうのが好きな人は先に言うように。
言わないと絶対、出て来ない。
結局その日は、当りはずれのないお弁当と、「飲み比べセット」と、これだけは
オススメ、これが不味い人はこの世にいないぜ
「ホタルイカの塩辛」!ということに
なる。同じランチでも、もれなく板長の俳句の短冊がついてくるKKRホテルの
ランチという手もあったのだが・・・いくら上手でも茶碗蒸しに天ぷらは辛い。
もひとつ書く。上手な茶碗蒸に天ぷら、俳句の短冊が好きな人は事前に言うように。
最後に、村上でお抹茶。
「白山雪渓」のブロークン・バージョンが出てるのを発見!これってやっぱ、本店
だけで扱っているのか?四角四面の奴より、こっちの方が雪渓らしい。しかし、
これが出ていることで、どうやって作っているのかと不思議はつのる。四角四面の
奴は、こっちより堅い気がする。結局、自分の分を含め3つ買ってしまい、後日、
「あっ、もう食っちまったのか!」といわれることになる。
その客人が帰って1時間したところで、別のお客が到着。
予約したのは金沢白鳥路ホテル。名前からすると何のこっちゃだが、このホテル、
繁華街にも兼六園にも市場にも近いうえに、プールに温泉まであって、部屋は広い。
うちでホテルの予約をするとしたら、この白鳥路ホテルか、KKRになる。
こちらの夕食は、「たかむら」に行く。いつもの「ひろしげ」には会社の宴会が入って
いたので、そちらを避けたのである。近江市場からちょっと入ったところにある
「たかむら」は、一見地味な飲み屋だが、底力がすごい。ここで白子焼きなど食べて
飲んで、もう大丈夫だろうってえんで、結局「ひろしげ」でお寿司食べてシメる。
翌日。出張する夫を送り出したあと、客を送っていくことにする。こちらの客は
パソコン通信始めた頃からだから、大分時代からのおつきあいで、してみると
ぼーっとしてると10年を数えてしまうことになる。わーすごい。
そういう相手なので、「自分のすきな道」を通って行っちゃう、のである。つまり
いつもの県道10号線使って山を越えて福光に入り、そこから富山平野に下りて
・・・富山に行くはずが道に迷って高岡に行ってしまったのは予定外だったが。
客はこの後、友達のいる軽井沢まで行くという。電車の接続もあるし、夜中に
なってしまったらいかん。で、ちょっと地図を見てくれと頼んでみたら、客の奴、
「僕は酔うもんだから・・」なぞとほざく。嘘をつけ、オマエがそんな可愛らしいタマ
であるもんかあ!が、大丈夫。アンタ、あたしが若くて美しいもんだから、いつま
でも側にいたいんでしょー!?ってないいがかりはつけなかった。
しかし、迷う富山平野の民家の大きいこと広いこと見るだに楽しいこと。
一人あたりの屋根面積日本一、だそうである。人間が少ないという話もあるが、
やっぱりお家も大きいのである。前日、静岡から三重に嫁に行った人が、親類中で
三重の民家の大きくて立派なことが語り種となったそうだが、同じ人が、福井、
能登、高岡と巡ってみて、三重なぞはまだまだ、と言うのであった。
「うちの実家だって、このへんの昔ながらの家に比べれば掘っ建て小屋です〜。」
と私も言ってしまったが、その実家だって田舎だから棟(と呼んでいいのかどうか)
が全部で3つ、車庫を入れれば4つあるのだ。結局、何が北陸の家を立派に見せるの
かと言えば、やはり造りの違いだろうか。
うちのガレージも倉庫も、白壁に黒い瓦なんか載せてないから、それぞれが1軒の
家に見えないから、母屋だってパズルのような寄せ棟造りでないから、1部屋あたり
20畳あるわけではないから。で、いきなり「掘っ建て小屋」。お父さん口の悪い娘で
ごめんなさい。張り合えるとしたら、大黒柱の太さくらいかなあ??
「うどん屋」とか「料亭」とか「神社・仏閣」とか、「風呂屋」みたいな家は北陸では
ごく普通である。中には「体育館みたいな家」さえも、あった。あまりにすごいので、
見ていて楽しいのである。他人の家だから、なおいい。自分んちと違って維持管理
しなくて済むいいところが、またいい。この結論、多少問題があるような気がしない
でもないが、わかる人にはわかるだろう。
自分が楽しみすぎて、つい、後ろに乗せている人のことを忘れてしまいそうになる
のをかろうじて押さえ、なんとか標識を頼りに富山駅まで行ったのだが、ホテルを
出たのが 10時で、富山駅に下ろしたのが 12時半頃だった。してみると、面白くない
道を行くのの倍、時間がかかっただけであった。モトはとった・・誰のモトだ?
そして。何かのときには頼りにしまくってきた寿司&料理の店、「ひろしげ」が店を
たたんでしまったことを知ったのは、1週間後であった。これから客を迎えるに
あたってどうしたらいいのか、真剣に途方にくれている。