(文字通り)長い「昨日」
忙しかった、と言っていいのかどうか。
朝は地主の結婚式の、いわゆる「嫁迎え」の儀式とやらで見に行く。
嫁の家まで迎えに行って、家の入り口で杯を交わしたのちに杯を割り、
仏壇にごあいさつ。
近所の人々がきれいな嫁さんを見ようと
40人くらい、家の前は道路なので
車がそこそこ通るのだが、皆がお嫁さんを見ようとしてはスピードおとして
のぞき見(^^;)運転する。駆けつけた近所の人には、紅白のまんじゅうが配られる。
私はカメラを持って、近所の人々を撮影する。嫁さんやその家族は誰でも撮って
もらえるが、その周囲の人々は、その日の模様は誰も撮らない。
そして、ビデオと違って写真はどんなふうにも見られる。
何十年かあと、かなりの数の人が死んでしまったあたりで、写真は効力を
発揮したりもする。
ガキンチョが一人、御近所の人々を撮影しろと言われてカメラを持たされて
いたが、いかにも子供らしく、エプロンのおばさん達に興味はない。
なーんて、私だってお嫁さんの「顔」やらオババ連中の裾模様のチェックは抜かり
なく行っているのであった。うふふ。
結婚式はめでたいものとされている。確かにめでたいのだろう。だって、あの
面倒くさいものを、様々なものを取り決めるための両家の確執(?)などを
乗り越えてたどりつけたのだから。←これで結婚やめたオトコを知っている
「まーまー、XXちゃん、おめでとう!」なーんて言われて、一瞬(なんの
ことだ?)と思い、それからあわてて(そうか、これは一般的にめでたいもので、
ここまでこぎつけて一安心、なんて思ってちゃいけなくて、私は今、花嫁の役を
やってるんだっけ!)と思い出し、「ありがとう、おばさん。」なーんて
にっこりしてみたりしてな。←エネルギー再充填
これが招ばれる身となれば、御祝儀ぶん、がんばってくれなきゃ許せないとか
思ってたりするものだが。知人は招待されるのに飽きて、しまいにゃ招待状の
ことを、「不幸の手紙」とまで言い放っていた・・・。←今は一児の母
ま、現実はお互いそんなもんなんだけどなー。
まんじゅうもらって帰宅し、そのあと、のど自慢へ。
加賀市というところへ初めて行った、というか地面を踏んだというか。観光地
だったのね。観光バスが横付けする大きな魚屋なんてのがあって、久谷なんか
絵付けを見せながら売ってるところがあって、下品で楽しそう!!←おいおい
のど自慢は、羽咋に比べて地味めだった。羽咋に集まった皆さんはけっこー
アクがあって「見せて」くれたが、加賀の皆さんはちんまりまとまってる雰囲気。
何人の応募があったのかは知らないが、予選会に出られるのは250組で、友人一同
で応募しちゃいました!てな人々がきゃーきゃーしていた。
ホールの玄関にはハイビジョンが置いてあって、時差つきで予選会の様子が
流されている。歌ったすぐ後に見に行くと、ハイビジョンに映った自分の歌う姿
が見られるわけだ。私は羽咋では、何でここにこんなに人が集まってて、異様な
熱気があるんだろうかと思ったが、皆、TVに映った自分を見てたのであった。
100組くらい見て、ダンナの仕事の為に帰宅した。
今日の昼に本番があるわけだが。私なりの当確予想というのはあって、これが
楽しい。アジアの純真を歌ったねえちゃんたちはかわいかったしうまかった。
伴奏なしできれいに歌いきったねえちゃんは、チャンピオンになれるのではないか。
まるでプロの演歌歌手みたいな変な色したスーツを着て、お辞儀まで完璧だった
人は、ま、落ちているだろう。学生服まで着て出てきて、色々道具だてを考えて
いて注目を集めたはいいが感動的オンチだった人は出るかもしれんな。
しかし、100組ほどしか見てないので、どうなるかはわからない。
しかし、悪夢のように恐かったのは、一人の女の人だ。
5回目の挑戦だとのことだが、女の恨みつらみ、今でも愛してることの、とにかく
思い入れたっぷりに聞いたことがない歌を歌っていった。まさか、同じ曲で5回め
の挑戦してる?まじ?どうして?何があったの?それを歌うことで、あなたに何
がある予定なの?・・・・おまけにうまいんだこいつ。
プロなら、彼女を絶対落としてくれなきゃ。でないと、そのセンス、我慢でき
ないのーーー!!50回挑戦して、ヨレヨレのババアになってもこいつをTVに出し
ちゃ駄目だ!いやなもの見させてくれちゃってもう。はずすのもここまでいくと、
犯罪である。誰も言ってくれる人はいないのか?
いずれにせよ、面白かった。チャンスがあれば、また見に行く。
帰宅してメシ作ってダンナと盛り上がっていたら、田舎の祖父(と書いてジーサン
と読む)から電話があった。そう言えば菊人形見た帰りに地酒を送ったのだった。
ついでに母に電話をした。祖父が例の東北旅行がいたく楽しかったらしく、
きゃぴきゃぴとその話を語ったからだ。そう母に言ったら意外そうな声を出して
いる。やっぱりねえ。その後、金沢に来るためにはとにかく旅行会社に行って
切符を手配してもらえと。旅行会社が手配料をとるのは、JRからなのだと。
案外これを知らない田舎の人々は多いのではないか。