イノシシ料理の行方
故郷のパパとママから猪肉が届いてしまった。
今シーズン、忙しかったとはいえ、娘夫婦にただの一度しかイノシシ肉を送って
ないと聞いたママの対応は早かった。翌日には私の腕の中に
10kgはあるかと
思われるイノシシ肉(ちゃんと小分けにしてある)が届いていたのである。
何もこんなに送ってくれなくとも。ママときたら、解体をこなすようになったのは
いいんだけど自分は肉が喉を通らなくなったのだそうで、だからこんなに気前がいい
わけで。今回はとりあえずギョウザにしてみるかというわけで、ヒレ肉状態の細長い
肉を切ってたたいて挽肉にして、それにありものの舞茸とニラと塩、コショウで、
皮は市販だけど、ま、ギョウザらしきものをこしらえた。
その晩はそれで良かったけど、もちろんそれだけではイノシシは消費できない。
ミラノ風カツレツも作ることになろうとは思うが、当然、余る。他にどうしたら
いいのだろうか?つまり、豚と思ってアレンジすればいいわけだけど、角煮に焼豚?
薫製ができればいいんだけどな。
とりあえず今日のところは沖縄料理でいくことにする。
本当のところは同じブタでも脇腹の骨つき部分を使う。1〜2度ネギやショウガに
山椒の実と煮こぼしてから、大根のブツ切りとコンブで煮て、味付けは味噌。
食えないことはないというか、これをイノシシでやると、いかにもブタとは違うなー
というか。(^^;)実に野蛮な味がしたぞ。
同じ社宅の奥様にも、食べるならお裾分けしてあげてもいいのだが、イノシシと
聞いただけで身震いしてるくらいだから、無理。で、熱血中華屋にイノシシを
お裾分けに行った。このへんではイノシシは手に入らない。包みを開いた彼は
「これ、山の・・?」と聞いた。マスターの日本語は未だ怪しい。イノシシとは何かと
聞いたので、「山の豚。」と答えたが、どうやら「山の豚」で通すつもりらしい。
少ししてから、食事に行きがてら、どうやって食べたかマスターに聞いてみよう。
うちの味噌煮は、北京料理の子羊と大根のスープよりは食べやすい香りをさせている
・・・ような気がするが、子羊のスープの方は乳臭い香りで「クセがある」といった
感じだったのにひきかえ、味噌煮は「野蛮」という感じが。
これでいいのかなーと悩みつつ作り、悩みつつ食べている。私はまだ、よその
人の作ったイノシシ料理を一度も食べたことがないのである。