今月のお言葉





6月のお題
    
「夢をかなえるゾウ」

−「お言葉」などと偉そうじゃの〜。単なる春仙老師の独り言じゃ・暇なお人は読んで下され−

世の中何が起こるかわからない。一ヶ月前、聖火リレーで揉めていた中国に大地震が発生した。四川地域に発生した大地震、死者は5万人を超える模様。

テレビに映し出される悲惨な状況に、日本人なら誰しも阪神淡路の震災が思い起こされたであろう。大勢の人が瓦礫の下に埋もれた光景には、民族を超えて胸が締め付けられる思いがする。その瓦礫の下から何時間ぶりかで救助されたりすると、思わず拍手をしてしまうのはわしだけではないだろう。

このような震災を目の当たりにするとつくづく人間一寸先は闇であることを思い知らされる。だったら一度しかない人生、思いきってやりたいことをやるべきかもしれない。

最近おもしろい本を読んだ「夢をかなえるゾウ 水野敬也著 飛鳥新社」。多くの啓発本に書かれている自己啓発のためのスキルを述べているのだが、それをおもしろおかしくガネーシャというなぜか関西弁を話すインドの神様と自分という登場人物とのかけあいを通じて、わかりやすくまとめられている。

この本の中では祈りの仕方についても述べられている。「神様の所にはな、毎日毎日、世界各国津々浦々から『健康になりたい』『お金が欲しい』『恋人が欲しい』『幸せになりたい』て、お便りが寄せられるんや。まあ好き勝手願いよるなあ自分らは。しかもその願い事かなえるために差し出すのが小銭て。自分らの幸せどんだけ安上がりですかーいう話や」と神様ガネーシャは言う。「けどな、そんな中でやで、たまに、もう、ほんのたまにやで、こんなんがおるんや。『いつもいつもよくしていただいて、神様ありがとうございます』」「ぐっとくるよね。神様側からしたら、そういうの、ぐっとくるよ。神様連中みんなでいうてるんよ。『今の、ぐっと来たよね』って。もう、こういう子はな、優先的に願いことかなえたるのが、内々での暗黙の了解になってんのよ」

そうその通り、これはわしもいろいろな人から教わったことである。仏教系の著作が多いひろさちや氏はこれを領収書の祈りという。今日まで無事生きてこられたということに対して「ありがとうございます」と手を合わせて感謝する。多くの人が災害や事故で命を落とすなかにあって奇跡的に今日まで生きてこられたということに対して感謝する。真摯に感謝することによって不思議とよいことが起こるようになる。これはわしも経験済みだ。

いつ起こるかわからない災害に恐れおののくより、今生きていられることに感謝してみよう。



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