吉田正敏候補
1.選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
あなたは、選択的夫婦別姓の法制化には、賛成ですか。反対ですか。その理由は、どのようなものですか。
法制化に賛成。夫婦同氏制は、女性の社会的進出や自立の上で障碍となっている。さらに、民法750条の問題点は、夫婦の同等の権利や婚姻の自由を保障する憲法24条1項にも抵触する。別氏制のあり方として、依存型や通称使用型では、女性の人権や平等を守る上では不十分である。
2.婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
夫婦別姓とともに、民法改正要綱案には、民法900条の婚外子差別に関わる条項の改正が、提起されています。婚外子差別条項については、国連の人権規約委員会からの勧告がなされておりますが、あなたは、婚外子差別撤廃に、賛成ですか。反対ですか。その理由はどのようなものですか。
差別撤廃に賛成。婚姻家族の保護と非嫡出子の尊厳とは、同時に考慮されるべきであり、自己の意志に基づかない出生のみによる差別は不合理な差別にあたり、憲法14条1項にも反する。
3.別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
民法改正要綱案で、別姓夫婦の子どもの姓について、法務省案では、別姓夫婦の子の姓は婚姻時に届け出をすることになっておりますが、これまで議員立法で提出された案では、別姓夫婦の子の姓は出生時に届け出をすることになっております。この2つの案について、どちらがよいと思われますか、その理由はどのようなものですか。
今日の家族の多様化や女性の社会進出の現状、憲法を根拠とする個人の尊重や自己決定権・夫婦同権などを考慮したとき、出生時に届け出るのが望ましい。ただ民法改正案要綱で採用された、婚姻時に子どもの氏を決定し、複数の子どもの氏を統一する案についても、親子同氏原則や戸籍制度とも連動するため、立法的解決はさほど容易ではないと思うが。
4.家族とは、どのようにあるべきか
家族は大切なものであるということに、どなたも異論はないと思われます。しかし一言家族と言ってもその姿は様々です。今日においては人数・構成・それぞれの戸籍国籍についても、非常に多様化が進んでいます。私たちは、一人一人のちがいを認め合うことが、家族を大切にすることと捉え、互いのちがいを認め合うことが、豊かさなのではないかと考えております。選択的夫婦別姓の論議の中で「別姓は家族の崩壊をもたらす」という声がありましたが、家族とはどうあるべきとお考えですか。あなたの意見をお聞かせください。なお国際家族年宣言には次のように書かれてあります。「国内、あるいは国によって《理想の家族像》も、大きく異なる。政府は、家族に関わる政策の遂行において、明示的であれ、非明示的であれ、唯一の理想的な家族像の追求を避けるべきである。(1989.12.8.国連総会採択)」
人間は一人では生きていけない。その意味で家族は人間的支え合いの原点であり、それぞれのちがいや個性を認め合って協力し合い生活をし、お互いを高め、足らざる点を補い合っていく場であると考える。当然そこでは、互いを尊重し、性による差別は乗り越えていかなければならない。
5.メッセージなど
この回答は、別姓を考える会・「別姓通信」のホームページに掲載させていただきます。別姓・結婚・家族・差別問題...に対するあなたの意見などありましたら、お願いします。
社民党は日本で初めて男女同数の国会議員を実現した政党です。ライフスタイルが多様化する中で、固定的な性別役割分業を前提に、企業社会で働く男性をモデルにした諸制度は行き詰まっています。この閉塞感を打開するには男女平等の推進こそ鍵になります。「元気な女が、日本を変える」。貴団体のますますのご活躍を期待します。