小野としろう候補
1.選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
あなたは、選択的夫婦別姓の法制化には、賛成ですか。反対ですか。その理由は、どのようなものですか。
賛成です。結婚して姓が変わることで不利益をうけたり、自分らしさを失うと感じる女性が、結婚後もこれまでの姓を名乗りたいというのは、憲法24条が、結婚を「個人の尊厳と両性の本質的平等」の上になりたつことを保障していることからも、当然の願いです。
2.婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
夫婦別姓とともに、民法改正要綱案には、民法900条の婚外子差別に関わる条項の改正が、提起されています。婚外子差別条項については、国連の人権規約委員会からの勧告がなされておりますが、あなたは、婚外子差別撤廃に、賛成ですか。反対ですか。その理由はどのようなものですか。
賛成です。戦後の憲法のもと、家族制度の民主的改革が行われましたが、いくつかの不平等が残されてきました。婚外子差別もその一つです。相続における非嫡出子の差別は、憲法で定める法の下の平等や個人の尊厳の尊重の立場から排除すべきと考えます。
3.別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
民法改正要綱案で、別姓夫婦の子どもの姓について、法務省案では、別姓夫婦の子の姓は婚姻時に届け出をすることになっておりますが、これまで議員立法で提出された案では、別姓夫婦の子の姓は出生時に届け出をすることになっております。この2つの案について、どちらがよいと思われますか、その理由はどのようなものですか。
出生時に届け出の方が良いと思います。別姓夫婦の子どもの姓については、夫婦間でよく話し合って決めれば良いと思います。婚姻時という、一般的にはどういう条件や状況のもとで出産をするかわからない段階で無理矢理に将来の方向を強制する必要はありません。出生時の状況を判断しながら、夫婦間の意志を尊重することが大切だと思います。
4.家族とは、どのようにあるべきか
家族は大切なものであるということに、どなたも異論はないと思われます。しかし一言家族と言ってもその姿は様々です。今日においては人数・構成・それぞれの戸籍国籍についても、非常に多様化が進んでいます。私たちは、一人一人のちがいを認め合うことが、家族を大切にすることと捉え、互いのちがいを認め合うことが、豊かさなのではないかと考えております。選択的夫婦別姓の論議の中で「別姓は家族の崩壊をもたらす」という声がありましたが、家族とはどうあるべきとお考えですか。あなたの意見をお聞かせください。なお国際家族年宣言には次のように書かれてあります。「国内、あるいは国によって《理想の家族像》も、大きく異なる。政府は、家族に関わる政策の遂行において、明示的であれ、非明示的であれ、唯一の理想的な家族像の追求を避けるべきである。(1989.12.8.国連総会採択)」
家族は、社会の最も基礎的単位であり、また人間形成の基本的単位であると考えています。そのあり方は多様で、実際すべて個性的だと思います。家族間でも、それぞれの個性が尊重されるあり方が最も望ましいと思います。「家族の絆」というものは、姓の同一性に基礎があるのではなく、人間としての信頼や個性の尊重、同じ環境条件のもとに生きる連帯感などによって醸成されるもので、「別姓は家族崩壊をもたらす」との見方はあまりにも皮相だと思います。
5.メッセージなど
この回答は、別姓を考える会・「別姓通信」のホームページに掲載させていただきます。別姓・結婚・家族・差別問題...に対するあなたの意見などありましたら、お願いします。
日本共産党は、男女平等、個人の尊厳という憲法の理念を実質的に保障する民法改正の実現は、日本の民主主義の新たな一歩になるという立場から、1987年以来、夫婦別姓制度の導入を政府に求め、97年に民法改正案大綱を発表しました。
この間、民主、共産、社民の野党三党共同で、選択的夫婦別姓制度の導入や、女性が結婚できる年齢の18歳への引き上げ、女性の再婚禁止期間の短縮、婚外子の相続差別の禁止などが盛り込まれた民法改正案を提出しました。これまでもそうでしたが、自民党などの強い反対で廃案にされています。
日本共産党はこれからも、民法改正の一日も早い実現をめざして、国会内外で全力をつくします。