参議院議員選挙候補者様
選択的夫婦別姓の法制化に関わる公開質問状
別姓を考える会 連絡先:樋口典子
通信担当:土屋聡
1. はじめに
私たちは、別姓を考える会です。私たちは「いろんな生き方、あっていい」を合い言葉に、1991年から選択的夫婦別姓の法制化を実現させる運動を進めてきました。東北(宮城県)を中心に活動してきましたが、現在では北海道から沖縄県まで全国におよそ150名の会員がいます。また、別姓を考える会及び「別姓通信」編集部で運営しているウェブサイトには、毎日100件を越えるアクセスがあります。
これまでの10年間、選択的夫婦別姓法制化のための国会請願を多くの議員の方々にお願いし、快諾していただきました。また、県議会・市議会でも民法改正に関わる議論をしていただいてきました。ありがとうございました。しかし、残念なことに、選択的夫婦別姓の法改正は未だに実現されていません。
選択的夫婦別姓制度とは「別姓でも同姓でもどちらでもいい。本人たちの選択の幅を広げよう」という柔軟なものです。別姓を考える会には、全国から(会員でない方からの相談が特に多い昨今です)たくさんの相談が寄せられています。一人っ子同士の結婚をする際の姓の選択についての悩み、改姓による仕事上での不利益、男性が改姓することに対する差別偏見、どちらかが改姓しなくてはならないという制度への疑問など、相談内容は多岐に及んでいます。関心が、依然高い課題なのです。
さて、今回の選挙ではさまざまな争点があるようですが、別姓を考える会では「一人一人が自分の個性を大切にしながら、互いの個性を認めつつ、互いの権利を尊重し合いながら暮らせる社会を実現させたい」と考え、最も信頼のおける候補者に一票を投じようと考えております。選択的夫婦別姓の法制化だけではなく、性別による差別(女性差別)や戸籍による差別(婚外子差別・被差別部落差別・外国人差別・民族差別など)も撤廃されなければならない課題であると認識しております。あなたが、今回の選挙の立候補(予定)にあたり、どのようにお考えになられているか、当会では注目しております。ぜひ以下の5点について、ご回答いただきたくお願いいたします。
なお、この回答は、別姓を考える会の会員への機関誌(『別姓通信』)並びに、不特定の方が連日アクセスしている当会のウェブサイトに掲載させていただきます。また、各種報道機関からの掲載要請があった場合、基本的に応じる予定です。
※以下このページを含めて4枚送信します。
2. 選択的夫婦別姓の法制化に関わる公開質問状
1.選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
あなたは、選択的夫婦別姓の法制化には、賛成ですか。反対ですか。その理由は、どのようなものですか。
2.婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
夫婦別姓とともに、民法900条の婚外子差別に関わる条項の改正が、各界から提起されています。婚外子差別条項については、国連の人権規約委員会からの勧告がなされておりますが、あなたは、婚外子差別撤廃に、賛成ですか。反対ですか。その理由はどのようなものですか。
3.別姓夫婦の子の姓について、
婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
別姓夫婦の子どもの姓について、別姓夫婦の子の姓は婚姻時に届け出をするという案が論議に上っていますが、これまで議員立法で提出された案では、別姓夫婦の子の姓は出生時に届け出をすることになっております。この2つの案について、どちらがよいと思われますか、その理由はどのようなものですか。
4.家族とは、どのようにあるべきか
「家族は大切なものである」ということに、どなたも異論はないと思われます。しかし一言家族と言ってもその姿は様々です。今日においては人数・構成・それぞれの戸籍国籍についても、非常に多様化が進んでいます。私たちは、一人一人のちがいを認め合うことが、一人一人を、そして家族を大切にすることと捉えています。互いのちがいを認め合うことが、豊かさなのではないでしょうか。選択的夫婦別姓の論議の中で「別姓は家族の崩壊をもたらす」という声がありましたが、家族とはどうあるべきとお考えですか。あなたの意見をお聞かせください。なお国際家族年宣言には次のように書かれてあります。「国内、あるいは国によって《理想の家族像》も、大きく異なる。政府は、家族に関わる政策の遂行において、明示的であれ、非明示的であれ、唯一の理想的な家族像の追求を避けるべきである。(1989.12.8.国連総会採択)」
5.メッセージなど
この回答は、別姓を考える会の会員への機関誌(『別姓通信』)並びに、不特定の方が連日アクセスしている別姓を考える会及び「別姓通信」編集部のウェブサイトに掲載させていただきます。また、各種報道機関からの掲載要請があった場合、基本的に応じる予定です。別姓・結婚・家族・差別問題...に対するあなたの意見などありましたら、お願いします。
3. 選択的夫婦別姓の法制化に関わる公開質問状に対する回答用紙
※ご回答は、できるだけ電子メールでお願いします。
やむなくfaxでの回答の場合は、この用紙をご使用ください。
回答者
(候補者本人と異なる場合はその方の氏名)
略
4. 回答期限及び参考資料について
投票日までに、全国の会員に、候補者のみなさまのお考えを伝える関係上、
2004年6月23日午後9時までに、tutiya@fsinet.or.jpまで、電子メールでご回答くださいますよう、お願いします(「別姓通信」サイトから、メール送信が選択できます)。もしも電子メールを送信できる環境にない場合は、FAX 0000-00-0000まで、ご回答ください。ご回答がなかった場合、回答が届かなかった旨、公開させていただきます。
なお当会のサイトは、次の通りです。検索サイトで「別姓」と入力するとヒットします。
別姓を考える会 http://www.kaigamori.com/bessei/index.shtml
『別姓通信』 http://homepage1.nifty.com/album/bessei/bessei.html
以前の国会議員選挙においても、候補者の方に同様の質問をしました。そのときの回答は、以下のウェブサイト(「別姓通信」から選択可)に掲載しています。ご参考まで。
2003年秋 衆議院議員選挙
http://homepage1.nifty.com/album/bessei/bessei75/75_05_senkyo.html
2001年10月28日 衆議院議員補欠選挙
http://homepage1.nifty.com/album/bessei/bessei64/64_05senkyo.html
2001年7月29日 参議院議員選挙
http://homepage1.nifty.com/album/bessei/bessei_200107sangiin/sitsumon_total.html
2000年6月18日 衆議院議員選挙
http://homepage1.nifty.com/album/bessei/disk-bessei/senkyo2000/senkyo2000.html
1998年6月24日 参議院議員選挙
http://homepage1.nifty.com/album/bessei/bessei45.html#45-sendai
1997年11月10日 参議院議員補欠選挙
http://homepage1.nifty.com/album/bessei/bessei41.html#41-kai
以上 4枚送信しました。