衆議院議員選挙候補者様
選択的夫婦別姓の法制化に関わる公開質問状
恒例になりました。国会議員候補者への公開質問状です。前回の選挙のときは、投票日ぎりぎりになって、中途半端な形になってしまったので、今回は早めの展開を心がけ、2003年10月21日に候補者予定者に、公開質問状を郵送しました。
1. はじめに
私たちは、別姓を考える会です。私たちは「いろんな生き方、あっていい」を合い言葉に、1991年から選択的夫婦別姓の法制化を実現させる運動を進めてきました。東北(宮城県)を中心に活動してきましたが、現在では北海道から沖縄県まで全国におよそ150名の会員がいます。また、別姓を考える会及び「別姓通信」編集部で運営しているウェブサイトには、毎日100件を越えるアクセスがあります。
これまでの10年間、選択的夫婦別姓法制化のための国会請願を多くの議員の方々にお願いし、快諾していただきました。また、県議会・市議会でも民法改正に関わる議論をしていただいてきました。ありがとうございました。しかし、残念なことに、選択的夫婦別姓の法改正は未だに実現されていません。
選択的夫婦別姓制度とは「別姓でも同姓でもどちらでもいい。本人たちの選択の幅を広げよう」という柔軟なものです。別姓を考える会には、全国から(会員でない方からの相談が特に多い昨今です)たくさんの相談が寄せられています。一人っ子同士の結婚をする際の姓の選択についての悩み、改姓による仕事上での不利益、男性が改姓することに対する差別偏見、どちらかが改姓しなくてはならないという制度への疑問など、相談内容は多岐に及んでいます。関心が、依然高い課題なのです。
さて、今回の選挙ではさまざまな争点があるようですが、別姓を考える会では「一人一人が自分の個性を大切にしながら、互いの個性を認めつつ、互いの権利を尊重し合いながら暮らせる社会を実現させたい」と考え、最も信頼のおける候補者に一票を投じようと考えております。選択的夫婦別姓の法制化だけではなく、性別による差別(女性差別)や戸籍による差別(婚外子差別・被差別部落差別・外国人差別・民族差別など)も撤廃されなければならない課題であると認識しております。あなたが、今回の選挙の立候補(予定)にあたり、どのようにお考えになられているか、当会では注目しております。ぜひ以下の5点について、ご回答いただきたくお願いいたします。
なお、この回答は、別姓を考える会の会員への機関誌(『別姓通信』)並びに、不特定の方が連日アクセスしている当会のウェブサイトに掲載させていただきます。また、各種報道機関からの掲載要請があった場合、基本的に応じる予定です。
2. 選択的夫婦別姓の法制化に関わる公開質問状
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
あなたは、選択的夫婦別姓の法制化には、賛成ですか。反対ですか。その理由は、どのようなものですか。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
夫婦別姓とともに、民法900条の婚外子差別に関わる条項の改正が、各界から提起されています。婚外子差別条項については、国連の人権規約委員会からの勧告がなされておりますが、あなたは、婚外子差別撤廃に、賛成ですか。反対ですか。その理由はどのようなものですか。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
別姓夫婦の子どもの姓について、別姓夫婦の子の姓は婚姻時に届け出をするという案が論議に上っていますが、これまで議員立法で提出された案では、別姓夫婦の子の姓は出生時に届け出をすることになっております。この2つの案について、どちらがよいと思われますか、その理由はどのようなものですか。
4..家族とは、どのようにあるべきか
「家族は大切なものである」ということに、どなたも異論はないと思われます。しかし一言家族と言ってもその姿は様々です。今日においては人数・構成・それぞれの戸籍国籍についても、非常に多様化が進んでいます。私たちは、一人一人のちがいを認め合うことが、一人一人を、そして家族を大切にすることと捉えています。互いのちがいを認め合うことが、豊かさなのではないでしょうか。選択的夫婦別姓の論議の中で「別姓は家族の崩壊をもたらす」という声がありましたが、家族とはどうあるべきとお考えですか。あなたの意見をお聞かせください。なお国際家族年宣言には次のように書かれてあります。「国内、あるいは国によって《理想の家族像》も、大きく異なる。政府は、家族に関わる政策の遂行において、明示的であれ、非明示的であれ、唯一の理想的な家族像の追求を避けるべきである。(1989.12.8.国連総会採択)」
5..メッセージなど
この回答は、別姓を考える会の会員への機関誌(『別姓通信』)並びに、不特定の方が連日アクセスしている別姓を考える会及び「別姓通信」編集部のウェブサイトに掲載させていただきます。また、各種報道機関からの掲載要請があった場合、基本的に応じる予定です。別姓・結婚・家族・差別問題...に対するあなたの意見などありましたら、お願いします。
3. 選択的夫婦別姓の法制化に関わる公開質問状に対する回答用紙 ※略
4. 回答期限及び参考資料について ※略
■菅野直子〔共産・新〕
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成です。男女同権、人格や個性の尊重の立場から言っても、婚姻によって同姓を強制する民法はただちに改正すべきです。日本共産党は、すでに1997年に「選択的夫婦別姓制度の導入など民法改正案大綱」を発表しています。婚姻にあたって同一姓か別姓にするか選択できるように、既婚夫婦も改正法施行後一定期間内であれば別姓にできる、別姓夫婦の子どもは、出生時にいずれかの姓を届けでる。、などの内容を含んだものです。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成です。子どもは、その出生にかかわらず、平等に保護される権利があることは、世界の流れとなっています。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
出生時に夫婦いずれかの姓を届け出るのが良いと思う。また、子どもが18歳になったら自らの意思であらためて自分の姓を決めることができるようにすべきと思います。
4..家族とは、どのようにあるべきか
家族のあり方は、千差万別でいいと思う。「どうあるべきか」という議論自体があまりそぐわない問題ではないでしょうか。
5..メッセージなど
宮城一区ではただ一人の女性候補として、「自分の能力を発揮して、社会に貢献したい」「子育てをしながら、生き生きと働きつづけたい」などの多くの女性の願いをうけとめて、すべての女性が生き生きと力を発揮できる平等な社会をめざしてがんばりたいと思っています。
■今野東(民主・前)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。個人の尊重、男女の間の平等の観点から選択的夫婦別姓がのぞましい。政府が夫婦の姓を強制することは、婚姻がそもそも届出制度として成り立っていることから考えると矛盾した制度といえます。国家が家族のあり方、夫婦それぞれの人生の選択といったことに法律により強制に干渉するのは謝りです。現実問題として、結婚による改姓が職場では非常に不便なこととなっていること、少子化により一人っ子が増え、長男・長女同士の結婚が増えていることなどを考慮すると、選択的夫婦別姓は要求度の高い事項と考えられます。国際的に見ても、夫婦同姓を全面的に強制しているのはインド、タイ、日本のみというのは、女性の権利、人格尊重といったことに日本政府がどれだけ疎いかの現れです。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。非嫡出子への制度上の差別は直に撤廃すべき。婚外子であることに何の責任もない子どもに、不利益を課すのは不合理・不当です。国際人権規約委員会でも強く指摘されており、改正が必要。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
夫婦別姓の子の姓は出生時に届ければよい。婚姻時にまだ生まれていない子どもの姓を届け出ることに合理的な理由は見出せません。婚姻時届出は出産を前提としていて、夫婦固有の権利である、子どもを産む・生まないかの選択の自由、また子どもを産むことのできないカップルへの配慮の必要を考えると不適当だと考えます。
4..家族とは、どのようにあるべきか
家族のメンバーそれぞれが独自の人格、夢、人生を持っています。家族が互いを温かく包みあい、支えあいながらそれぞれの家族がそれぞれの生き方を追求していけることが理想的な家族のあり方でしょう。国家が家族像を国民に押し付け、法律で規制するようなことは極力さけるべきだと考えます。
5..メッセージなど
社会には様々な差別や偏見が存在しています。特にそれらが社会の伝統や慣習として当然のことと見られているものであればあるほど、なかなか気付きにくいものだと心にとめておく必要があります。日本は人権の問題で、国連から数々の勧告を受けていますが、政府の取組みは遅々としたものです。女性たちの声をしっかり政策に反映させ男女平等の社会の実現を目指すとともに、あらゆる差別・偏見の撤廃に向けて日本を変えていきましょう。
■土井亨(自民・新)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。本人たちの選択を重視。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。差別は、いかなるものであってもならない。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
どちらでも良いと思う。
4..家族とは、どのようにあるべきか
家族の形態はどうであれ、心のつながりが一番では!
5..メッセージなど
いろいろな考え方があって当然であるが、信頼を持つことが一番。
■中野正志(自民・元)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
出生時に届け出。
■鎌田さゆり(民主・前)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。生まれてきた子どもに罪はない。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
子どもの成人到達時での「選択の自由」が保障されるなら、婚姻時・出生時双方でかつ変更可能としておくべき。(婚姻が先とは限らないから)
4..家族とは、どのようにあるべきか
家族を重視することと、夫婦別姓問題とは、次元がちがう。家族が、人間の拠り所であること、重視するのは当然。
■田山英次(社民・新)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。女性に対する差別や偏見、蔑視をなくし、女性の社会的地位向上、権利の拡大という視点からも、法制化は必要と考えます。また「男は仕事、女は家庭」という考えをなくし、戸籍制度にしばりつけるような制度を変えることが大切で、「世帯単位」から「個人単位」を基本とする制度に転換すべきです。そういう視点に立って、選択的夫婦別姓制度を法制化すべきと考えます。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。子どもの権利、子育ちの権利、そして平等の保障という視点に立って、今日の家族制度、戸籍制度は見直すべきと考えます。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
出生時届出。婚姻時届け出は、今日の戸籍制度を固定化することにつながり、また婚姻が子どもを生むことが前提になってしまうなど、矛盾が多いと思います。親の「選択性」とともに、成長した子どもには「姓を選べる」制度の創設こそが、個を大切にする制度だと思います。従って、出生時届け出が妥当だと考えます。
4..家族とは、どのようにあるべきか
回答の切り口がたくさんあって、一口で言い表せない質問だと思います。家族のあり様は、それぞれ構成する家族が決めることだと思います。近年、家族制度を道徳の問題として主張する方々がいますが、逆行していると思います。とくに「別姓制度が家庭を崩壊させる」などという方もおりますが、論外だと思います。
5..メッセージなど
いま憲法の理念をくらしや社会に生かしていくことが問われていると思います。競争による選別し分断していく社会ではなく、全ての差別をなくし、一人ひとりの個性や生き方が大切にされる社会づくりこそが、私が主張する「支え合う社会」の原点だと考えますし、男女共同参画社会づくりもそのめざすべきところだと思います。「考える会」の皆さんと共に亜由美を一つにして頑張って参りたいと存じます。
■五島平(共産・新)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。日本共産党は1997年10月に選択的夫婦別姓の導入など民法改正案大綱を発表しており、その中でも女性の社会進出が進む中で結婚による姓の変更が働く女性に不利益を与えていること、また、姓を変えることが自分らしさを失うと感じて結婚しても旧姓を名乗れるようにという願いなど夫婦別姓を選択できるようにするのは正当な要求と考えている。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。「子どもの権利条約」は出生による差別を明確に禁止している。相続上の権利の不平等を正すなど、子どもは出生にかかわらず平等に保護される権利があることは世界の流れになっている。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
出生時に届け出。婚姻時に届ける合理的な理由はない。出生時にその都度選択して届け出、子どもが18歳になったときは自ら意志で改めて自分の姓(夫婦いずれかの姓)を選べるようにすべき。
4..家族とは、どのようにあるべきか
平和、経済と雇用の安定、社会保障の充実など社会の最小単位としての家族が支え合って生きていける環境と切り離して考えることはできない。現在のようにリストラや病気で家族崩壊につながるような社会であってはならない。そのうえで家族は一人ひとりの人格を尊重しながら支え合い励ましあって整腸していければよいと思う。
5..メッセージなど
日本共産党は女性議員の数でダントツの一位であり、女性の幹部の比率も高める努力をしている。それでも、本来、女性の果たす役割から見て不充分だと感じている。全社会的に見れば女性に対する差別、暴力なども新たな広がりを見せている。20世紀の大きな流れの上に立って21世紀の真の男女平等を実現する世紀にしたいものである。
■柴田紘一(無所属・新)
回答なし
■橋本清仁(民主・新)
回答なし
■高橋光二(共産・新)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
選択的夫婦別姓の法制化に賛成です。女性の社会進出が進む現代の社会で、結婚による姓の変更は職場や様々な場面で少なからず女性に不利益を与えています。男性も女性も一人の人間としての人格と個性が尊重されるべきだと考えています。世界的にも多くの国々で実施され、同姓制度をとっている国は少数派だと聞いています。日本でも多くの方が選択的夫婦別姓を認めている中、民法改正案を受け入れない自民党政権の責任は重大です。日本共産党は1987年から民法の改正を主張しています。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
婚外子差別撤廃に賛成です。子どもの権利はその出生にかかわらず平等に保護されるべきです。
法律上婚姻の届けをしていないからといってその子どもに不利益があってはならないし、日本政府も批准している(1994年)「子どもの権利条約」でも出生による差別を明確に禁止しています。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
別姓夫婦の子の姓については出生時に届け出を。出生時にどちらの姓にするか選択し、届けるのが合理的だと思います。ただし、子どもが成長したときに自分の意志で(夫婦の姓のいずれかを)選択をできる機会を設けるべきと考えています。
4..家族とは、どのようにあるべきか
家族とはどのようにあるべきかについては、様々な考え方があってよいと思いますが、夫婦、子ども、家族を構成する一人一人の考え方を尊重し、みんなで作り上げていくものと考えています。
■西村明宏(自民・新)
回答なし
■小野敏郎(共産・新)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。憲法24条が結婚を「個人の尊厳と両性の本質的平等」のうえに成り立つことを保障していることからも、夫婦別姓の要求は正当なもの。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。「子どもの権利条約」は、出生における差別を明確に禁止している。法律婚であるかどうかで、子どもを差別せず、平等に保護される権利がある。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
出生時に届け出。子どもが18歳になったときには、自らの意思で改めて自分の姓を決めることができる。婚姻時に、あらかじめ決める必要はないから。出生時、話し合いで決めていいと思う。
4..家族とは、どのようにあるべきか
候補者本人ではないが(候補者代理・天下健さん)、私は、お互いの人格を尊重しながら営む共同の場と考えている。
■本間俊太郎(無所属・新)
回答なし
■山条隆史(民主・新)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成・反対という単純な議論ではなく、苗字とはそもそも何か、家族というものはどのようになるのか、など多角的な観点から夫婦の姓名のあり方を検討していくべきである。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
国際人権規約では、婚外子を差別してはならないことが明確に述べられており、その意味で、彼らに対する差別というものを無くしていく仕組み作りを真剣に検討すべきである。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
別姓夫婦の子の姓の届け出について、時期をどうするかという議論の前に、結婚したら新たな姓を創出するなど、もっと幅広い議論をすることが重要である。
4..家族とは、どのようにあるべきか
家族とは人生・生活の基盤であり、個々人の利益というものを抜きにお互いに支えあい、個々人のやすらぎ・安心が求められる場所であるべきである。
■伊藤信太郎(自民・前)
回答なし
■斎藤正美(自民・新)
回答なし
■安住淳(民主・前)
回答なし
■高野博(共産・新)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。一人の人間としての人格と個性が尊重されるべき。女性の社会進出がすすむなかで、結婚による姓の変更が働く女性に不利益を与えており、法制化すべき。世界の多数の国で実施されている。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。子どもは、その出生にかかわらず、平等に保護される権利がある。日本政府が1994年に批准した「子どもの権利条約」は出生による差別を明確に禁止している。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
出生時に届出。婚姻時に届ける合理的な理由はない。出生時の届けであれば、そのつどどちらかの姓にするのか選択できる。また子どもが18歳になったときはみずからの意思で改めて自分の姓(夫婦の姓のいずれか)を決めることができるようにします。
4..家族とは、どのようにあるべきか
夫婦や親子がお互いに一人の人間として認めあい尊重することが大切と思います。特定の家族感を絶対化するようなことがあってはなりません。
5..メッセージなど
一人一人の人間が大切にされ尊重される社会的基盤を築くことも大切と思います。
■小野寺五典(自民・元)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
反対。戸籍上は同一姓として通称使用を認めるのが妥当と考えます。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
反対。非嫡出子の法定相続分につき、嫡出子の2分の1と規定している事は、法律婚の保護と嫡出子の保護の調整を図った結果であり、妥当と考えます。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
上記1.への回答参照。仮に選択的夫婦別姓が法制化された場合は、出生時に届け出が妥当と考えます。婚姻時と出生時では、事情や環境に変化がある場合があると思うため。
4..家族とは、どのようにあるべきか
私は「親孝行の出来る地域づくり」を掲げて、今回の選挙戦に臨んでおります。地域を環境的にも経済的にも豊かにすることによって、親子三世代が一緒に住める様な地域にしたいと願っているものです。この事は家族形態や居住地域の多様化を否定するものではありませんし、各々の家族が最も幸福を感じる環境を整える事が政治家の仕事の一つと考えています。
■近江寿(共産・新)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。結婚によって、姓の変更は、特に働く女性に大きな負担を強いており、一人の人間として尊重されるべきで、別姓は世界の大勢となっている。
※賛成。女性の社会進出の進む中で、結婚による姓の変更が働く女性に不利益を与えており、一人の人間として国連女性差別撤廃委員会は日本の女性差別撤廃条約の実施状況を強く指摘しています。世論でも選択的夫婦別姓を認めろ留のが半数を超えております。民法改正案が繰り返し野党から共同提案されていながら改正しない自民党政府の責任は重大です。日本共産党は1981年以来、民法改正を主張し1997年には「選択的夫婦別姓制度の導入など民法改正大綱」を発表しています。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。子どもは、出生の処遇にかかわらず、平等に権利が保護されるべきである。
※賛成。日本政府が1994年に推進した「子どもの権利条約」は出生による差別を明確に禁止しています。法律上の結婚をしていない男女間の子どもの相続上の権利が不平等になっていることは正さなければならない。その出生にかかわらず平等に保護される権利があることは世界の流れになっています。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
出生時に届出。出生時に、どちらかの姓を選び届けできる。尚、18歳になった時点で、改めて自分の姓を決める。
※出生児の届け出。婚姻時に届ける合理的な理由がない。出生時の届け出があれば、その都度、どちらの姓にするか選択出来ます。また18歳になった時には自らの意志で改めて自分の姓(夫婦のいずれか)を決めることが出来るようにします。
4..家族とは、どのようにあるべきか
家族の中でも、ひとりひとりが互いに人間として尊重し合う。具体的には、上記を尊重しながら、さまざまな家族像があって良い。
※それぞれの家族感を述べていただいていいと思いますが、夫婦や親子がお互いに一人の人間として認め合い尊重することや特定の家族感を絶対のものとせず、様々な家族感があっていいということを述べる必要があるのではないてかと思います。
注:回答が2通届きました。※印は2通目です。
■菅野哲雄(社民・前)
回答なし
■大石正光(民主・前)
回答なし
■井上義久(公明・前)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。合意に基づく多様な夫婦の形態を認めるべき。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。人権は、何をおいても第一に尊重されるべき。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
婚姻時。夫婦別姓は、婚姻時に男女の合意に基づいて選択決定されることから、子の姓についても、あらかじめ取り決めをしておいた方が合理的。但し、状況の変化に対応できる様、合意に基づく変更が可能なシステムにしておく事も重要。
4..家族とは、どのようにあるべきか
家族は、社会を構成する最も基本的な単位であり、愛情や信頼といった人間性と社会性を涵養する大事な集団でもある。「家」社会制度が様々な問題を含みながらも一定程度その機能を果たして来た事を認めた上で、新たな状況に合致した家族の在り方を考えるべき。現今の家族崩壊現象を見るにつけ、叉一人一人を認め合う新たな家族関係を考えるにつけ、一人一人を支える哲学・宗教の深化なくして、この課題は対処できないのではないかと思う。家族の問題の本質は、哲学・宗教・教育であって、制度改変ではないと考える。
■萩野浩基(自民・前)
回答なし
■井上龍雄(公明・新)
1..選択的夫婦別姓の法制化に賛成反対、その理由
賛成。公明党のマニフェストにも盛り込まれている。女性の人権を守るためにも必要である。
2..婚外子差別撤廃に賛成反対、その理由
賛成。人権的に、いかなる差別もあってはならない。しかし、相続など現行法をどのようにするか論議が前提となる。
3..別姓夫婦の子の姓について、婚姻時に届け出か、出生時に届け出か、その理由
どちらとも言えない。子どもが成長し、本人の意思という観点も視野に入れるべきである。
4..家族とは、どのようにあるべきか
お互いを尊重し、絆を深め、保てるありかたを最大に重視していく。
5..メッセージなど
今後とも、すべての最重要な原点となる「家族」について考えて参りたい。