はじめ

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70号

「おめぇんち別姓か?」

樋口典子 

 18歳のムスコが担任から突然聞かれた言葉である。今までのところ、健康がとりえのムスメ×2、ムスコ×1だったのたが、このところ、一気に検診で引っかかったり、先天性耳瘻孔(じろうこう)手術騒ぎなどで、慌しくなっている今日この頃。ムスコが夏休みに入院して(ちなみに東北大学病院西病棟は立派!用がなくてもその立派さを味わった方がいいと思う樋口である)その状態を知らせるためにムスコの担任に、「職場には樋口で電話お願いします。」と言っていた。ムスコは父親の名字を名乗っているため、当然「樋口」ではない。「樋口と名乗っている」職場に連絡をくれたムスコの担任、病状の連絡も終わり、入院も無事終え、数日たった後、ムスコに担任が「おめぇんち別姓か?なんでだぁ?」と尋ねたそうな。とその時、ムスコ18歳は「話すと長くなりますよ、それでもよろしければ」と答えたそうな。(別姓を考える会1991年からの取り組みを話す所存であったらしい)面倒くさいの嫌い担任は「んで、いいわ。」と退散。別姓がすんなり出てくるところ、すっかり有名になったんだなぁと妙なところで感心。15歳のムスメは夏休みの宿題で弁論文が出され、ネタのあるところで、別姓問題を書いたようだ。それがいつの間にか、国語科の先生に文章が認められ、「明るい選挙推進運動50周年記念事業」に応募されていたらしく、本日、参加賞をもらっていた。8歳になったムスメも「ひぐちのりこ」で、かっこいいんだよね。と言ってくれて、妙に納得。別姓になると家族が崩れるとおっしゃっている方々もいる。わりと子どもはタフなもの。どっこい、こっちはそこそこ仲良く暮らしている!