イライラしている学校で、のびのびはできません。
〜戸田さんの裁判を支援してください〜
学校って、子どもたちが、失敗したり、感動したり、自分に自信をつけたり、仲間に力つけられたり、肝に命じたり、自分の成長を確かめたり...する場なんです。学校生活って、形式的な儀式じゃないんです。みんな、失敗して成長します。失敗して落ち込んで、でも仲間がいて勇気をもらって、何とかいろんなことを乗り越えていくんです。学校生活って、形式的な儀式じゃないんです。いろんなことがある。だから、全く失敗をしない子、一度も叱られたりほめられたりしない子は、私的にはちょっと心配だったりします。
いい意味でも、悪い意味でも、大人社会・人間社会は、衝突だらけです。衝突を避けてばかりいると、辛くなります。いき場所がなくなってしまうから。一方、衝突に慣れ過ぎて、衝突のダメージを全く感じなくなるのも、怖いことかもしれません。私は、体調が悪いとき、発熱という合図を自分自身から受けます。無理すんなよ!って合図です。それが自覚できなくなると、ちょっと心配です。それは、傷を傷と感じなくなるということ。やっぱり大人になっても、失敗を重ねながら、仲間と一緒に歩み、安穏としない毎日を、それなりに乗り越えていっていくんですよね。
さて、学校の話です。本来学校は、子どもたちが、自由な活動・多様な経験を積み重ね、生きていく自信を身に付けるところなんです。ところが今、学校を、不安が支配しつつあります。脅迫感の臭いが漂っています。「これをすると怒られるから、止めておこう」という、迂回路だらけなんです。たとえば、進学のために、教員に良く見られるようにしなければならない子ども。推薦入学の学校内選考など、とても辛いことです。これって、子どもも大人も、きっと同じです。
教職員にも、処分されるかもしれない・自分はどう評価されているだろうかという不安感が、漂っています。「指導力」が不足している教職員を、現場から離し、長期に渡って「研修」させるという制度が、学校をどんどん暗くしているんです。子どもたちの成長を支える職務を、全うすることを要求されているようでいて、結果としては畏縮しか生まない。失敗を許さない学校に、なっちゃいそうなのです。教職員が畏縮していたら、子どもが自由快活に過ごせるわけがありません。イライラしている担任の前で、のびのびと過ごすのは、なかなか子どもとしては、難しいことです。
こんな状況の中、注目してほしい裁判があります。戸田さんの裁判です。
戸田さんは、宮城県の公立学校教員です。戸田さんは、税金の不適切な使われ方などに疑問を抱き、七ヶ浜町町会議員の海外視察費に対する返還訴訟、校長会負担金の返還訴訟、宮城県の教育行政に対する住民訴訟・情報公開請求を、起こしてきました。自分の正義に正直に行動をしてきた戸田さんなんです。それゆえ、権力者は、面白くなかったのでしょう。学校現場から引き剥がしました。現在「指導力不足教員」ということで、「長期特別研修」を受けさせられています。2年の研修がこの4月延長させられ、今3年目になっています。納得できません。これは、権力からの報復です。なぜなら、「指導力不足教員」であると判断したのは、上の訴訟の被告になったメンバーと一致しているのです。言うことを聞かないとこうなるぞという「見せしめ」です。許せません。戸田さんは、このままではいけないと、裁判に訴えました。研修命令取り消し訴訟と、損害賠償請求訴訟です。来年度の春には、現場に戻れるよう、2002年12月には判決をするスピード裁判です。
私は、この裁判は絶対に勝たなければいけないと思っています。この裁判は、戸田さん一人の処遇の問題だけではなく、学校という場がどんな場なのかを争うものになります。権力がおもしろくないと思うような教職員を、権力のままに処分させることになったなら、教職員はますます自由に行動できなくなるでしょう。自由にものを言えないというのは、気持ちの自由を奪います。不自由に順応する人もいるでしょう。不自由を苦しく感じ、始終イライラする人も増えるでしょう。いずれも、子どもへの影響が大です。子どもたちは、不安の中で生活していくことになります。
別姓を考える会の合い言葉は「いろんな生き方あっていい」です。ゆったりとした認め合いが、暮らしを豊かにしていくと考えます。ですから、この戸田さんの裁判にも、ぜひ注目そして支援してほしいのです。署名活動が始まっています。「戸田先生を学校現場に戻す会」もスタートし、活動しています。「別姓通信」の封筒に、署名用紙は入れませんが、「別姓通信」編集部に連絡していただけたら、郵送します。ご協力ください(12月結審なので、11月中には提出し終わります)。戸田さんのウェブサイトにアクセスすれば、電子メールでの署名ができます。どうぞ、よろしくお願いします。
※戸田さんのサイト:http://www2u.biglobe.ne.jp/~todachan/mokuji.htm
別姓を考える会のサイトの「リンク」にある
由佳里のホームページ≠ゥらでも、アクセスできます。
別姓を考える会のサイトの「別姓通信」にある
ある小学校教員の毎日≠ゥらでも、アクセスできます。