はじめ

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67号

反対派の声にも耳を傾けてみよう!

土屋聡 

 先日の自民党の法務部会でも、選択的夫婦別姓の法改正に反対する方の意見によって、今国会での法改正が難しくなってしまいました。反対派の方は、どんなことを心配し、どんな主張を持っているのでしょう。私など、反対派の方の意見を、よく聴かずに「古い考え」とか「旧態依然」とか、決めつけてしまうことが多かったように感じます。

 反対派の方を、説得するのは、かなり難しいです。ここではあえて、それを目的とはしません。別姓を考える会の合い言葉は「いろんな生き方あっていい」です。いろんな考え方があっていいとも思いますしね。まずは、互いの思いにしっかりと耳を傾けたいと思います。そして、その一つひとつを、切って捨てるのではなく、「私たちは、このように考えているんですよ」と、語りかけることばを持ちたいと思います。(当日レジュメより)

 ...と、上のテーマで、4月21日にいつものエルパーク仙台で春の別姓相談会を持ちました。残念ながら、参加者は会員だけ。選択的夫婦別姓法制化に反対する方はいらっしゃいませんでした。

 今回は、資料がたくさんありました。反対する方々の主張が載っている書籍・雑誌の記事・ちらし・インターネット上の文書。けっこうあるもんです。「なるほどねえ」とか、「ん〜」とか言いながら、みんなで読みました。考えました。

 選択的夫婦別姓を推しているいる人(私たち)は、とてもこわい人のように書かれています。「子どものこと」も、「社会のこと」も考えない人のようです。「家庭の分裂」や「日本の解体」をするほどの力を、私たちは持っていなさそうなものなのに、少し悲しいです。何だか出逢いの余地がないかのようですが、まずはきちんと向き合い、読みたいと思いました。思っています。私たち自身、選択的夫婦別姓法制化に反対している方を、「こわい人!」「分からず屋!」みたいに、切って捨ててしまっては、いけないと思うんです。

 私としては正直言って、「別姓なんて許せない」と言っている方々に、歩み寄るつもりはないんです。でも、分かり合えるところ・誤解を解くことができるところ・安心し合えるところって、きっとあると思うのです。なんかいい機会ってないもんでしょうか。きちんと、人と人として、レッテルなしで出会いたい思いでいます。