夫婦別姓を認めないということの実害を、
行政の側にも考えて欲しいものです。
工藤 裕子
離婚から再婚、そのときの問題も女性にわたくしは、娘が5歳のときに離婚いたしました。親ならばだれでもそうであるように、決して望んだわけではなかったものの、生きるための選択でした。姓も旧姓に戻り、あれから15年の歳月をなんとか乗り切って、子供も今年大学へ進学できることになりました。ついでに自分にも、やっと残りの人生をともに歩ける男性が見つかりました。どちらも再婚で「普通に暮らしたい」との思いが強く、結婚をして老後に備えたいと思うのですが、娘の姓を一度変えているため再度変えることは、子供のアイデンティティの観点から、好ましいとは思えません。さらに、再婚もまた、子供にとっては一種の喪失体験になるといいます。親子で姓を別にすることは、現在の状況では、子供には過酷な気がいたします。異論もあるでしょうが、私たちは、制度上も夫婦となりたいのに、状況が許さないのです。離婚でも再婚でも、結局は、女l性の側が扱いが軽いのは明白な事実です。夫婦別姓を認めないということの実害を、行政の側にも考えて欲しいものです。