はじめ

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65号

■別姓を考える会師走の学習会 ジェンダーフリー...アメリカではどうなってんの? 報告

いろんな国、いろんな暮らし

土屋 聡 

 12/1、師走の学習会を持ちました。話題提供は、沼崎一郎さん。文化人類学者の沼崎さんは、昨年1年間アメリカで暮らしていました。そこで、アメリカでのジェンダーフリーについて、お話してもらうことにしました。

 沼崎さんは、最初に言いました。
「アメリカには、ジェンダーフリーって、ないよ」
なぬ? アメリカでは、人と違うことへの違和感はないんだそうです。服装でも、髪型でも、まあ自由なわけですね。だから「女らしさ」「男らしさ」の文脈で、ジェンダーという言葉が登場することはないんだそうです。

 じゃあ、「女らしさ」「男らしさ」というもの考え方がないかというと、めちゃめちゃあるんですって。おもちゃコーナーは、女の子がピンク、男の子が青。女の子のバッグは、バーピーで、男の子のバッグは、プロスポーツチーム。でも、そのへんのことを、ことさら何だかんだと言う人はいないんだそうです。ふむ。

 「女らしさ」「男らしさ」は、むしろセクシーかどうかっていうこと。女性は、胸の谷間があって、男性は胸毛があってマッチョで。そんな感じなんだそうです。だから、テレビでも、フィットネスのCMがとっても多いんだそうです。何となく、想像しやすい話ですね。女性も男性も、頑張ってお腹を引っ込めさせるために、お金を使って頑張っているわけです。

 ちなみに、職業選択における性差別はないそうです。だから、「男女平等」という言葉はないんだよというお話でした。何となく意外な感じです。

 沼崎さんは家族でアメリカに行っていたので、息子さんの学校の様子などにも、話が及びました。印象的だったのは、家の近くの学校に行くとは限らないという話です。いろいろな居住地の子どもが一緒に学べるように、抽選で学校が決まるんだそうです。皮膚の色や、貧富の差、民族などをミックスするための方法と聞き、ふむと思いました。沼崎さんの息子さんも、家の近くに学校があるにも関わらず、遠くの学校にスクールバスで通ったとのことでした。日本の学校とアメリカの学校と、どっちがいいって言っていました?って聞いたら、アメリカのほうがいいということでした。なぜなら
「暴力がないから」
とのこと。児童虐待に対する罰則が厳しいんですね。12歳未満の子どもを、自宅に独りで居させるだけで、児童虐待に問われるくらいなんですって。

 ん〜、他の国では、どうなんでしょう。世界は、広いです。いろんな国のいろんな暮らし方を、ますます知りたくなった12/ 1でした。