戸籍は、何のため?
佐藤文明さん講演会報告
編集部
別姓を考える会10周年記念講演会は、9月22日、別姓を考える会の第一回の集まりを持った記念すべきエルパーク仙台の和室1・2で行いました。当日は、同じ時間にDVについての講演会もあり、参加者が少ないのではないかと思っていました。文明さんや参加者が来る前に、テレビ局の取材クルーの準備が終わってしまい、何だかとっても不安でした。結局参加者は、22名(取材者を含めば29名)。企画者としては、もう少し多いとよかったなあと、思っています。
さて、文明さんの講演です。参加した方の感想にもあるように、とても密度の濃い講演でした。ここでは、講演録はとくに載せませんが、レジュメからも伺えるのではないかと思います。
以下、文明さんのレジュメ、参加された方の感想を載せます。
■とっても、勉強になりました。頭ぐちゃぐちゃですが、来てよかったです!(Mさん)
■大変勉強になりました。ありがとうございました。(Iさん)
■連れ合いとは、事実婚です。婚姻届を出したくない、お互いに名前をかえたくないなど、事実婚にいたった理由は様々です。また普段Tイエ制度なんてクソくらえ!UT嫁・婿なんてやだよねぇUと思っています。そこでふと。T自分の姓をかえたくない。子どもがうまれたら1人目は連れ合いの姓、2人目は私の姓を名付けよう...Uそれって、とってもイエにこだわっているの? 私って一体どっちなの? 二重人格? 今日のお話にあった「戸籍からの自由」だけど、私はその中をグルグル走りまわっているかも。 別姓選択制が始まっても、私は事実婚のまま暮らしていくでしょう。フランスのPACS法のようなものがあれば、活用するかもしれません。(Fさん)
■途中からの参加で失礼しました。子育てしながら、娘の結婚する頃を考えると、今私が頑張らなくちゃと思わされます。親と子の名前が異なると、どうしてTかわいそうUなのでしょうか? 個人と個人の関係での親子であると思います。姓が異なっていても、親子には変わりがないと思うのですが...。家族はこうあらねばならないという目に見えないものがあるのですね。いろいろなものが認められる社会が、みんなにとっても暮らしやすい社会だと思います。 婚外子差別の問題を、自分の事として、まだよく理解していなくて、別姓の事だけでも早く法制化されることを望んでいたのですが、やはりこの問題ははずせない。一緒に認められなくてはならないものなのだと思いました。戸籍の問題は、様々なものにかかわっていて、個人カード様式にして、年金問題などもすっきりさせればいいと思います。(Sさん)
■長いこと土屋さんからお借りしていた文明さんのご著書を今週がんばって読んできましたので、戸籍についてのお話では「フムフム」と聞けて良かったです(最後まで読めませんでした。今度は買って読みます!)。以前、お父様が神社の神主さんという同級生と、別姓の話をしていて、(別姓に対する)神社庁の反対はすごい、と聞いて「?」に思っていたのですが、本日その謎が解けたと同時に、日本の悪政の元凶(?!)を見る思いでした。 法が改正されても、選択的夫婦別姓がT認められるUようになるには、まだまだ道は厳しいのかなあ...。(Hさん)
上の他にも感想(感想用紙)を頂きましたが、「別姓通信」への掲載可・不可の欄に、不可とありましたので、当然載せませんね。たくさんの感想、ありがとうございました。なお、参加された方の中には、金沢・東京と、遠方から足を運ばれた方がいらっしゃいました。どうも、ありがとうございました。
ちなみに、講演会終了後も、和室から女性サークル室に移動して、あれこれと文明さんを囲み、みんなでおしゃべりをしました。交流会にも、たくさんの参加者があり、3次会まで大変盛り上がりました。久しぶりに顔を合わせ、旧友を温めたって感じでした。やっぱりときどき、飲み食べおしゃべり会があっていいですね。