はじめ

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64号

ジャンクションの公演に行って来ましたよ。

土屋聡

 9月1日は、太陽の光が眩しい土曜日でした。私は3時間目に水泳の授業をしてから、いそいそと家に帰り、昼ご飯を食べ、東京に向かいました。「別姓通信」63で星ひかるさんが紹介していた、池袋演劇祭・劇団ジャンクションの「結婚契約破棄宣言」の公演を観るためです。

 久しぶりの東京でした。大宮で降り、埼京線で新宿。改札口を出ると、人だらけで、驚きました。何かあったの?って思った私は、やっぱり田舎者なんですね。どうやら土曜の夕方の普通の風景のようです。私は、人に何度もぶつかりそうになりながら、歩きました。新宿御苑に近づくと、蝉も秋の虫も、ネオンや人間たちの喧噪に負けずに、賑やかでした。私は、見知らぬ都会の中で、友だちに出会ったようで、ほっとしました。ミニコミを扱う「模索舎」に寄り、別姓を考える会の講演会のちらしを置いてもらい、池袋に向かいました。

 池袋駅西口の東京芸術劇場は、すぐに分かりました。私は、別姓を考える会の講演会のちらしをできれば置いてくださいとお願いし、入りました。今回は、招待券ということで入らせていただきました。ありがとうございました。

 300人くらい入っていたでしょうか。会場は、ほぼ満員。男女比は、同じくらい。老若男女なのですが、平均的には20代後半って感じの観客でした。すぐ後ろのお客さんと、すぐ前のお客さんが、私が書いた別姓を考える会のパンフレットをじっくりと読んでいました。どきどきしたなぁ。そして感謝です。開演は19:30。私は前から2列目の真ん中で、観ました。

 正直言って、始めは、平板な感じの時間があり、どうなるかと思いました。けれども、ぐんと盛り上がったと思ったら、ぐいぐいぐいとお客を飲んでいきました。ああ、これって、芝居の醍醐味ねって思いました。大江健三郎の小説を読むときの感覚に似ています。お客(読者)を、奥まで誘っていてから、踊らせるんです。楽しかったです。また、芝居の世界が愛おしくなりました。ここのところ、道端でギターを弾いていませんが、通りすがりの人の耳に入るか入らないかの私の歌も、きちんと曲順を考えなきゃいけないなぁと、感じました。

 芝居が終わってから、今回の劇を知らせてくださった、星ひかるさんにお会いしました。劇の中では、迫力ある叔母さん役の星ひかるさん。メークを落としてきたら、うんとチャーミングな役者さんでした。ここでまた、ああ役者なんだよなぁって思いましたよ。素敵な時間を過ごすことができたことを、感謝します。ありがとうございました。「結婚契約破棄宣言」。みやぎでも公演があるといいなあ。※樋口さんも駆けつけていましたよ。