はじめ

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61号

演劇「結婚契約破棄宣言」

ジャンクション 星ひかる

皆様はじめまして。演劇ユニット「ジャンクション」でございます。私共のようなものが何故ここへ???との疑問にお答えしましょう。

私共は去年の9月、東京豊島区主催池袋演劇祭に出品しました「結婚契約破棄宣言」が優秀賞という結果を頂き、今年の同演劇祭の招待作品として再演させて頂くこととなりました。このお芝居は夫婦別姓で結婚しようとしているカップルを中心に別姓を進行させている夫婦、同性が当たり前の時代の老夫婦、そして今、離婚寸前の夫婦が織り成す「結婚・夫婦別姓」がテーマのお芝居です。

このお芝居を立ち上げるにあたり「別姓を考える会」様にはこうして私共の声を載せて頂いたりと多大な協力を頂いているのです。

先日、樋口さんにご紹介頂いた「今年こそ実現!民法改正 市民と国会議員の大集会」に参加させて頂いて、様々な方の意見や経験など目の当たりにし、役者として個人として大変勉強になりましたし、生活の中で様々なものに影響をうけているのだと実感している今日この頃ではありますが、なにより一番感じますのは人生の中、希望を持って生きている方々のエネルギーのすごいこと!樋口さんを始め、大集会に参加なさっていた方々のパワフルなことパワフルなこと(笑)同じくらいのパワーでこの芝居に挑まなければ笑われてしまいますね。

この日の話をメンバーに報告していましたところ、別姓についての話になってしまいましたので、ここでちょこっとジャンクションメンバー内で出ました「別姓」についての意見を書いてみたいと思います。

・家という組織である「姓」と個人である「名前」が一つになっていることに問題があるのでは?

・二つの名前のうち一つを選択するのではなく、二つの姓を組み合わせて一つの姓を作る。

 例 田中さんと木村さんの場合、一文字づつ取って「田村さん」になるとか

・「婚姻」という制度自体を廃止する

まったく法律や子供のことを考えていない意見かと思われるかもしれませんが、結構みんな真剣でした(笑)

私共は夫婦別姓を推進している団体ではありませんので中には「このままでもいい」という者や「別姓という言葉を初めて聞いた」という者までいるにもかかわらず、このお芝居を見て下さった方々からは、花嫁役、新郎役のセリフ一つ一つにすごい反響があったりと私共の方がびっくりしてしまったりしながら、同時に観客である方々が真剣にこの芝居を見て下さったこと、この芝居を通して「考え始めている」ことがダイレクトに伝わってきて大きな喜びの中で身が引き締まる思いでした。

この芝居のテーマは「結婚・夫婦別姓」であると申し上げましたが、出演者、演出、スタッフに至るまでこの芝居の根底にあるものは「人を好きになるということ」だと信じております。そんな私共の想いはどこまで届くのか・・・まだまだ先はみえないことばかりですが、こうして皆様の色々な視点や意見で勉強させて頂きながら9月の公演、成功させたいと想います。

2001年9月 東京芸術劇場小ホール1 「結婚契約破棄宣言」

よろしくお願い致します。