はじめ

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60号

 

新春の別姓相談室 
年賀状は、どんなふうに届きましたか〜親・親戚、職場の理解〜:報告 
別姓を選ぶのに、理由はなくてもいいんです。
                      土屋聡
 1月の「年賀状はどんなふうに届きましたか〜親・親戚・職場の理解〜」は、大雪のため参加者は6人と少し寂しかったのです。でも、いろいろな気づきがあった有意義な集まりでした。年賀状の話にこだわらず、いろいろと話を始めました。今回、初めて参加したSさんは、
「別姓にするきっかけは、みなさんと違って、ちゃんとしていなくって...姓名判断なんです。親からもらった名前のときは、いいと言われていたのに、改姓したら大凶になっちゃったんです。あっははは」
と、明るく話していました。Sさんは、結婚をする前から別姓に関心を持っていたのですが、法制化を待ちきれずに法律婚したそうです。Sさんのように、法制化を待っていたのに...という方は、きっと少なくないと思いますよ。
 さて、そんなSさんの話を聞き、
「別姓にするというとき、理由なんてなくていいと思いますよ」
という話になりました。要は、わたしを大切にしてね、わたしを無視しないでね、わたしが嫌と言っていることを押しつけないでね...ってことなんだと思います。男女平等だの、共同参画だの、戸籍だの、旧来の封建的社会だの...漢字ばかりの難しい言葉を並べると、さもかっこいいT別姓の理由Uっぽいのですが、そんなんじゃなくていいように感じられます。別姓に理解を示さない人に、法的・理念的な理解を求めることより、「あなたはわたしに、失礼な行為をしているんだよ」と気付いてほしいんです。「わたしの気持ちを分かろうとしてね」と言いたいんです。だから、
「姓名判断で大凶になっちゃった。それが私は嫌なんだよ」
というSさんの思いは、シンプルにそのままでいいじゃないですかって感じでした。
 これって、別姓のことだけでなくて、いろいろな場面で言えることかもしれません。あたかも!って理由付けなんてなくたっていいじゃん!ってこと。互いの思いを理解し合うって、そういうことなんじゃないかなぁ。

 ちなみに、Sさんのお連れ合いは、別姓を選択することは理解しつつも、ペーパー離婚は嫌なのだそうです。そうですね「離婚」に、とんでもない!と恐れる男性は少なくありません。「離婚なんて、とんでもない!」と「大凶は嫌!」を互いに理解し合うことは、たいへんかもしれませんが、なんとなくTああ、人間の暮らしなんだぁUって感じ、します。すっきりと割り切れない付き合いをしながら、豊かな暮らしを築いてくださいね。

 ひさしぶりに参加されたNさん。いやぁ、あいからわずな爽やかさでした。実は、Nさんのお連れ合いは、一昨年亡くなられたんです。事実婚でした。子どもが二人。しかも二人の息子は、姓が別。別姓を考える会が始まった頃からのメンバーでしたので、いろいろな展開が合ったことを思い出しましたよ。お葬式でのお連れ合いの姓との確執や、息子さん二人の姓を一緒にしたことなど、いろいろお話を伺いました。当日は、息子さんが二人とも付き合ってきてくれていましたが、ああ成長したなぁって、嬉しく思いましたよ。自分で大切にしたい原則を譲らずも、周りのたくさんの人と共に柔らかく暮らしているNさん。強さとは、優しさとともにあるんですね。そんな感じ、しましたよ。

 今回も、エルパーク仙台の真ん中へんに位置する創作アトリエで行ったので、通行する人が、ちらちら見ていきました。あるおじさんが、入ろうかどうしようかと迷っていました。何か、いわゆるこんな集まりには「意外な感じ」の方だったので、誘わないでしまいました。ちょっと後悔。ごめんなさいね。今度は、きっと声を掛けます! もし、これをどこかで見たら、次回は心配せずに、入ってきてください。または、ガラス戸の向こうで、手を振ってくださいね。はいよ!ってお招きいたします。

 年賀状の話は、そう盛り上がりませんでしたが、次回でも結構です。こんなことあったよ!って、話してくださいね。次回は、3/25です。あなたのお越しを、お待ちしております。

2001/01/27 P2:00-4:30 エルパーク仙台創作アトリエ