男女共同参画条例成立のための要望書を提出しました。
樋口典子
みやぎ男女共同参画推進体制を考える連絡会では2月15日(木)議会開催日12時〜「男女共同参画条例(仮称)の早期成立」を求めて宮城県議会議長への要望書提出、議会各会派に対してのロビイング、また「男女共同参画条例の早期実現、総合的に推進できる体制」を求めて浅野宮城県知事に対しての要望書を提出しました。なお、18日午前11時現在賛同団体28団体、1571名です。
12時に議会堂に集合し、議会各会派、「自民クラブ、自由民主党・県民会議、みやぎニューウェーブ、社民、共産、21世紀クラブ・公明、民主」の順に7人でロビイングをしました。それぞれ条例に対しては温度差があることを実感。具体的に会派内で論議をし、修正箇所の話し合いをはじめているところ、推進の立場で動いているところ、各団体と一緒にやっていきたいNPO条例と同様に議員提案として提出することの大切さが必要だとと話してくれるところがある一方、「条例案は見ていないのでわからない」「早急に進めずに各法令や条例との整合性をとる時間が必要」さらに、「実態にかけ離れすぎている条例はいかがなものか」「県内でもっと詳細な調査をしてからでもよいのではないか、集約方法もよく考えるべき」「条例案にある奨励できる事業所への認証制度は認証されなかったところに対してのプレッシャーになるので、このような内容のあるものは受け入れられない」「男女共同参画とは言うが、特に農村において奥さんに現金を支給することばかり言い出すのはおかしい。今までのやり方がすべて悪いように言うのではなく、お互いの思いやりによって経営などをやっていく方がいいということもある。」などの意見もでました。誤解がある部分は話をしていきましたが、なかなかこのような状況を変えるのは大変だと実感をしました。
12時45分から千葉正美議長に対して要望書を提出議長は「条例案は見ていない、男女共同参画は進めるべきと思うが特別委員会の独自性を尊重していきたい」とのコメントを述べました。
14時30分から県政記者クラブで記者会見。6社が集まり、こちらからは要望の趣旨を述べ県民からの声を伝えました。
15時から県庁の知事室で知事との会見をしました。執行部関係者2名、議員3名、マスコミ2社とこちら側は11名が参加。知事に対して要望書を提出しました。浅野宮城県知事は午前中の議会本会議で「男女共同参画推進課を設置する」と発言しており、タイミング的にはちょうどよかったように思えます。
私たちは行政での推進として・男女共同推進課はどこの部署になるか・青少年課業務はどこで行うか・男女共同参画関連予算の執行の想定される中身・役職への女性登用について少し時間がかかると99年に答えているが 「少し」の具体的な時間は?また副知事への女性の登用については?と質問をしました。それぞれの回答は・環境生活部になる。・NPO・青少年室になり、同じく環境生活部におく。・男女共同参画の啓発だけにとどまらず、非常勤2名による相談業務も行う。監視機能ももたせる。男女共同参画推進の事業所は認証し公表する。本当は推進していない事業所も公表したり罰則規定をもうけたいが、そこまでは・・・という意見もあって罰則規定というところまではできないのかもしれない。・5年である。幹部候補として女性を採用してきたはじめの年がそのころに なるので。副知事については女性だから副知事というのもその方にとって失礼かもしれないので、能力があれば男女関係なく登用を考えたい。(見渡せば男性ばかりというのはおかしい、やはり役職の場に女性がいることが普通という啓発のためにも副知事に女性がいることが必要ですよね。ということをこちらから話すと、「そうですね。」という答えもあった。)
条例に関しては・条例案を見てどのように思われたか・条例の早期成立をすべきと思うがどう考えるか・仮に年度途中に条例が成立、施行された場合の予算についてに対して、・実効性のある条例を作るべき。宮城県においては40数年間、議員提案による条例が成立しておらず、近年になって暴走族禁止条例、NPO条例など議員提案によるものが成立してきている。男女共同参画条例についても議会の中で大いに議論をして議員の意識も変革させながら成立することが大切と考えている。(純粋な議員提案は全国初)・もちろん早期の成立を望んでいる。・条例の中身によるが、必要であれば補正予算をつける。来年度については、条例に先行して予算の計上をしている。との回答でした。
私たちは、・議員の中でも男女共同参画に対して理解不足のところがあるので、ぜひ知事からの指導力を期待する。・教育の現場においても東北で幹部に登用される女性が下位2位である。これからの人を育てていく環境整備のため、この実情を打開するために教育に於ける男女共同参画も進めていってほしい。・男女共同参画は全庁舎、全県をあげての課題なので、統括する部署におくべき。・当面生活環境部であっても全体を監視できる行政のシステムを作ってほしい。・青少年課での業務も推進することを望む。・県庁内において、女性職員を育てるためにも現在上司になっている男性職員の教育をしっかりやってほしい。などの要望を出しました。なお、提出した要望書は文書での回答を求めております。
なかなか中身の濃かった議会、知事との会見でした。今回の取り組みで(議会会派に女性が何人も行くというのはめずらしいこともあったようです。)条例成立のはずみに少しでもなったかなと自負しており、また現在も賛同団体は増えていっています。