『別姓通信』56/2000.06.18より

会員のみなさんより

■こんにちは! 通信55号、届きました。ありがとうございます。私は、3月6日に待望の男の子を出産しました。今は育児がとても大変な状態です。事実婚でしたが、出産直後に入籍し、その後出生届を出しました。男だったら夫の姓と決めていたので、また私が改姓しました。

 実は、すぐにペーパー離婚するつもりで届けも用意していたのですが、私の職場の方で問題が発生してしまいました。異動希望がかなわず、現在もY高校(離島)所属なので、夫と別居になってしまうため、丸一年育児休暇をとることにしました。その場合、戸籍上親子関係がないと、認められそうないそうなのです。即ち離婚届を出した時点で育休も終わりになってしまいます。

 仕方ないので育休期間は夫の姓のままにすることになりました。すると、通帳から履歴書から全て変更届を出せとのこと。その手続きのなんとわずらわしいことでしょうか。一年後には、また戻す手続きをしなくてはなりません。通称使用もダメらしく、いちいち面倒です。事務の人も、大変だろうなと思います。他県(Oさんは沖縄県です)では、どうなっているでしょうか?

 これからも、いろいろな情報を楽しみにしています。よろしくお願いします。(Oさん)

 

■別姓通信、いつも送っていただいて、ありがとうございます。通信を読んでいて、会員同志の交流も進んでいるようで、うらやましい限りです。自分のまわりに、今まで「通称で生活をしている」人はいなかったので、自分一人で悩んできたところがあります。しかし、世の中には自分と同じ悩みを持って生きていく人は、少なからずいるはず。そういった人達と出合って真剣にこれからの生き方や自分の名を通す方法などについて語り合えればと思っています。インターネットも利用したいのですが、通称名を通している関係上、電話を引くこともできません。年々、情報的に孤立していく中で、少ないチャンスをじっくり待つことにします。次の通信を楽しみにしています。ではまた。(Kさん)

 

■55号の記事で初めて樋口さんの職場を知りました。公務員だといろいろ大変でしょうが、仙台市は進んでいる。ということでしょうか。学校時代を仙台で過ごした者として(親は今も仙台在住)何だかうれしいです。確定申告は皆さんどうしていらっしゃるのでしょうか?屋号として通称を書く手段はやったことがあります。申告者の欄にも堂々とかいて、うまくすませた例などありましたら、是非通信で知らせて下さい。(Hさん)

 

■今年より「別姓通信」を送っていただいています。楽しみにしています。職場の先輩や彼氏に”改姓”について話をしても「そんな事言って・・・・」と言われてきました。私っておかしいのかな、とも思いましたが、「別姓通信」を読んで勇気がでました。これからもよろしくお願いいたします。(Mさん)

 

通称での表彰、おめでとうございます。仙台市はエライ!一方、樋口さんの次に書かれた土屋さんの文章には考えさせられてしまいました。ジェンダーフリーも大半の人にとっては、日の丸君が代と同じ「上からの押しつけ」に過ぎないのかと...。また、教育現場の人たちが自分の頭で考えることを放棄しているとしたら、由々しき事態です。それと、最近「氏名を大切にする市民の会」というのを作りました。ぶっちゃけた話をすれば、国会議員や都道府県知事にアンケートをお願いするのに、もっともらしい団体名を名乗りたかったという経緯です。衆議院議員には、総選挙前にアンケートを送ります。乞うご期待!!!(Tさん)

 

■昨日、会報55いただきました。仙台の地で、こうして多数、号を重ね、ネットワークの継続と拡大を続けて こられて、本当にすばらしいです。樋口さんご自身の隣町での講演や、通称の表彰などの記事を楽しく読ませてもらいました。我が身の振り方を反省したのは、土屋さんの記事です。土屋さんは、テレビや別姓を考える会のホームページなどで、温かい人柄と鋭い指摘に触れ、私自身はよく、 自分の薄っぺらさが恥ずかしくなります。

 私は、2000年2月の板橋区議会に「民法の早期改正を国に要請することを求める請願」とともに「板橋区内の小中学校での混合名簿使用を推進する請願」を提出し、採択されました。民法改正の活動はともかく、ジェンダーフリーの活動は、言ってみれば、議会と教育委員会を政治的に 動かして、学校に混合名簿使用を強制したわけで、中身より形を優先し、土屋さんの言葉を借りるならば、まさに「じぇんじぇんフリーじゃない」自由のない押しつけでした。

 わが家の子どもたち就学してからの2年間、繰り返し学校に「名簿を混合にしてほしい」と申し入れてきたけれど、「男女平等には気を使っているから、別に名簿を変える必要はない」としてきた、小学校。ところが、請願が通ったら、一気に実現。名簿だの、ランドセル置き場だの。保護者会で校長はまことしやに 「本校では今年度から人権尊重教育のために、男女平等の観点から名簿を 混合にしました。」なんて宣言しちゃうし、板橋区全小中学校での混合名簿実施率は、昨年度わずか10パーセントだったのが、今年度28パーセントに急上昇するし…請願の効力のすさまじさに、いくら私だって「成果あり!」と誇るより、「おいおい、上から言われりゃ、なんでもやっちゃうの?名簿も ヒノマルキミガヨも一緒なのか?」って後味悪いです。どう思います?

 あと、別姓通信にあった、高校の男女別学。これ、私は賛成なんです。自分が女子校出身だから。埼玉県の北部にある県立の女子校が母校なのですが、現在私が別姓をはじめ、男女平等にこだわるのは、女子校の時に源がある気がしています。どう思いますか?(Oさん)

 

■先日は、拙文を「別姓通信」に掲載いただきありがとうございました。「内示一覧を戸籍名で出してくれるなよ」その後をお伝えします。私の職場には、私のほかにもうひとり旧姓使用をしている人がいます。この四月でこの人が異動して、「人事異動内示一覧表」に通称で名前が掲載されました。この人の身内には、ちょっと訳のある人がいました。変わった名字だったので、戸籍名が出てしまうことに人事の担当の方で配慮したようでした(ただ辞令は相変わらず戸籍名なので、辞令交付の時には戸籍名で呼ばれたようです)。というわけで、何だかよく分からないうちに「内示一覧についても、旧姓で掲載」してくれることになりました。といっても私の勤務する市には合併の話があり、来年には無くなってしまうことになっていますので、次の機会はおそらくもう無いと思います。

 現在は辞令と給与明細書のほかは、ほぼ通称です。だいたいどこも同じパターンかなと思います。ただ、原課対応の名簿を戸籍名で作成されてしまったことが2度ほどあって(結局内示一覧を根拠にしているからだと思います)、そのたびに通称を使ってくれるよう交渉しています。これはもうほとんど「お願い」に近いものがあります。現状の維持および健康保険証を通称で出してもらうこと(共済組合での通称使用。現行は不可です)が今後の課題です。

 ところで、私の職場では「旧姓使用」は「女性政策」というくくりになっています。「女性職員が婚姻などで改姓する仕事上の不都合をなくし、女性職員の能力を十分に発揮するため」なんだそうな。なんか「ちょっと違うだろ」と思っています。私はもともと事実婚で行きたかったので、旧姓使用は妥協の産物だと思っていました。でも、今はなかなか面白い状況だと思っています。どちらかというと、やっていく中で徐々にこだわりが強くなってきたような気がします。今後とも宜しくお願いいたします。(Oさん)

 

■6月の別姓相談室報告 2000.6.3(土) 17:30〜20:00 エルパーク仙台 創作アトリエ

いろ〜んな結婚観2 報告

ちよ

 会を開いた6/3は、梅雨入り前の天気のよい日でした。外で飲むビールがおいしそうな夕暮れ時、17:30から会は始まりました。これまで、会は日中に行っており、時間が合わなくて参加できないという方もいらっしゃいましたので、今回初めて夜に開催してみました。

 参加者は、男性4名、女性5名、計9名でした。別姓を考える会会員、今回から会員になった方、前回に引き続き参加した方もいました。その他、仙台市の市民活動を後援しているOさん、HPからこの会を知ったという東北大文学部の学生さんたちも顔を交えました。学生さんたちは、ゼミ形式で夫婦別姓をテーマに行動科学を学んでいるそうです。他には少年法や虐待などたくさんのテーマがあるとのことでした。

 会は、まず始めにビデオを見ました。昨年5月、NHK教育テレビで放送したETV特集「世紀末 揺れる家族〜離婚」を録画したものです。放映をご覧になった方も多いと思います。有責配偶者からの離婚請求を認めるか否か、5年別居離婚を認めるか否か、といった内容のものでした。

 その後、あれこれと話語りをしました。学生さんから質問がでたり、学生さんたちに夫婦別姓をどう考えているか、また、結婚・別姓について自分だったらどうするかを尋ねてみたり、みんなでやり取りをしました。Oさんは事実婚をしていますが、これまでに事実婚や別姓選択制などについて取り立てて自ら話す機会はほとんどなかったそうです。この日も市民活動を取材にきただけ(?)だったのに、思いがけずそんなことを話したとのことでした。また、別姓選択制に賛成!というのは「いろんな生き方あっていい!」と考えているんだよね、との声もでました。予備校の先生に誘われてきた学生Tさんは、「今回は、前回よりも内容が難しかったなあ」と感想をもらしていましたが、法律や制度がらみの話もたくさん出ました。視聴したビデオ内容に沿う話題は、むしろ少なかったでしょうか。

 2時間の予定で始めた会でしたが、話が尽きず、「そろそろ時間になったので…」と言いつつ、会は20:00頃まで続きました。

 次回もたくさんの方とお会いして、多くの意見・情報を聞きたいものですね。皆さんのご参加、お待ちしています。

 

熊本県、職員の旧姓使用を認める  

熊本県議会議員 平野みどり

(本文は、『別姓通信』=会員用に掲載)

 

氏名を大切にする市民の会です

氏名を大切にする市民の会 服部由香里

 去る5/3、民法改正を望む市民有志により「氏名を大切にする市民の会」を発足させました。法改正に対する賛否以前に、結婚改姓をめぐる現状をきちんと把握するのが会の主目的です。これにより、賛成派vs.反対派の議論が一向に噛み合わず、国会では改正案が店晒しになっている現状を打開していきたいと考えています。

 手始めに、現職衆議院議員全員に対して、民法および戸籍法に関するアンケート調査を実施しています。総選挙前には結果公表の予定です。ご期待下さい。

 今後も、都道府県や国公立大学での通称使用の状況調査など会員の皆様の声を元に、いろいろな活動を行いたいと考えております。また、マスコミにも働きかけていきたいと思います。

 今のところ会員12名という小さな会ですが、会員の増加と活発な活動の継続によって、注目度、影響力ともに増すことができると思います。ご興味のある方は、会のHPを一度ご覧下さい。何の義務もない代わり、特典もない会ですので心苦しいのですが、ご入会をご検討いただければ幸いです。

「氏名を大切にする市民の会」http://www02.u-page.so-net.ne.jp/cb3/y_tori/name/

 

衆議院議員選挙候補者様

選択的夫婦別姓の法制化に関わる公開質問状

及び回答

 

公開質問状の回答を読んで

 全候補から回答を得ていないのが、残念です。回答用紙への記入・送付をしたいけれどできないほど忙しいのか、それとも別姓選択制の質問状を軽く見て無視したのか、どんな質問状にも答えない主義(かつて事務所を回り、直接手渡ししていたとき、そう言われて拒否されたことがあります)なのか、分かりませんが、公示の日に送付し、回答用紙も付け、詳細な説明も加えた上で、回答が返ってこないのは、残念でなりません。軽視されるほどしか運動が進められていないのか!という反省もあります。けれども、私の場合、選挙権を得ているので、私なりに行使しようと思っています。(連絡先が分からず質問状の送付が遅れてしまった伊藤智巳候補に、1日で回答を送付していただいたこと、しかも別姓選択制をすすめている別姓を考える会を無視せずに、別姓選択制に反対との意志を送付していただいたことに、感謝する思いでいます。)

 さて、回答を読み、みなさんは、どのような印象を得たでしょうか。反対の意見も読みたかったと、私は感じていますが、ここはまず、別姓選択制を推し進める候補者に国会議員になってもらい...これは違いますね、いい直しましょう...別姓選択制を推し進める候補者を国会議員にして、別姓選択制を実現させていきましょう。

 ところで、97年11月の参議院議員補欠選挙でも、同じ設問で質問状を出しました(『別姓通信』41号参照)。また、96年10月の衆議院議員選挙でも、ほぼ同様(子どもの姓の選択に関わる項目3を除く)の設問で質問状を出しています(『別姓通信』35号参照)。今回も、質問状の項目を以前と同じものにしたのは、世の中がどのように変わったかが、読みとれるかもしれないと思ったからです。

 さて、結果から言うと、あんまり変化は読めませんでした。まぁ予想通りという結果ではありますが...何せ回答が50%ですから...これから届いた回答も、ホームページには載せます。諦めないで、待っていますね。ここのところ、何かとインターネット用語が多く、恐縮ですが、インターネット環境がある方は、次のページをご覧になってください。

1997年11月参議院議員補欠選挙(宮城)公開質問状回答

 http://homepage1.nifty.com/album/bessei/bessei41.html

2000年06月衆議院議員選挙(宮城)公開質問状回答

 http://homepage1.nifty.com/album/bessei/disk-bessei/senkyo2000/senkyo2000.html

※ヤフーで「別姓を考える会」と検索して、別姓を考える会へ行き、『別姓通信』を選んでも行けます。

(土屋聡)

民法改正政党アンケート結果

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