■ブラウザー乗り換え案内:ファイアーフォックス(Firefox)
ウィンドウズユーザーの多くは、ウェブページを見るとき、インターネットエクスプローラー(Internet Explorer)というソフトを使っていることでしょう。ひょっとしたら、「インターネットエクスプローラー」というなまえすら知らずに、ばくぜんと使っているのかもしれませんね。
ウェブページを見るためのソフトが「ウェブブラウザー」で、インターネットエクスプローラーは、ウェブブラウザーの1つです。でもって、よのなかには、インターネットエクスプローラー以外のウェブブラウザーも、いろいろとあります。
まあ、インターネットエクスプローラーに不満がなければ、それでもいいんですが、このあたりで、インターネットエクスプローラーよりも(たぶん)便利なブラウザーを試してみませんか? おすすめしたいのは、だれでも無料で使えるモジラ・ファイアーフォックス(Mozilla Firefox)です。
このページだけで、ファイアーフォックスのインストールから各種の設定まで、ざっくりと説明します。ちょっと長めですが、どうぞお読みください。
なお、このページで説明しているファイアーフォックスのバージョンは「3.5」系です。
1. ダウンロードしてインストールしよう
モジラジャパンのファイアーフォックスのページから、ファイルをダウンロードしてください。「無料ダウンロード」と書いてあるリンクをクリックすると、ダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、インストールがはじまります。特にむずかしいことはないので、「次へ」ボタンを押していけばいいでしょう。
インターネットエクスプローラーを使っている場合、インストールの途中で、「お気に入り」や保存されたパスワードなどを自動的に取り込んでくれます。もし、なんらかの理由でうまく取り込めなかったときは、ファイアーフォックスのメニューの[ファイル]→[設定とデータのインポート]を選んで、取り込むようにしてください。
念のため、以下のフォルダの場所をおぼえておいてください。「\」マークが出てきてわけがわからない、という人もいると思いますから、フォルダをダブルクリックして開いていく順番を、Cドライブから順に書いておきましょう。
- 【ファイアーフォックスをインストールした場所】
-
ウィンドウズXP、ウィンドウズビスタともに、
- C:\Program Files\Mozilla Firefox
- Cドライブ→「Program Files」→「Mozilla Firefox」
- 【各種設定ファイルのある場所】
-
ウィンドウズXPの場合は、
- C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\(意味のないアルファベットの文字列)
- Cドライブ→「Documents and Settings」→「(ユーザー名)」→「Application Data」→「Mozilla」→「Firefox」→「Profiles」→「(意味のないアルファベットの文字列)」
- C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\(意味のないアルファベットの文字列)
- Cドライブ→「ユーザー」→「(ユーザー名)」→「AppData」→「Roaming」→「Mozilla」→「Firefox」→「Profiles」→「(意味のないアルファベットの文字列)」
- 【キャッシュファイルのある場所】
-
ウィンドウズXPの場合は、
- C:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Local Settings\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\(意味のないアルファベットの文字列)\Cache
- Cドライブ→「Documents and Settings」→「(ユーザー名)」→「Local Settings」→「Application Data」→「Mozilla」→「Firefox」→「Profiles」→「(意味のないアルファベットの文字列)」→「Cache」
- C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles\(意味のないアルファベットの文字列)\Cache
- Cドライブ→「ユーザー」→「(ユーザー名)」→「AppData」→「Local」→「Mozilla」→「Firefox」→「Profiles」→「(意味のないアルファベットの文字列)」→「Cache」
各種設定ファイルのある場所のことを、「プロファイルフォルダ」といっています。ここには、ファイアーフォックスで入力したパスワードや、検索したキーワードの履歴などといった大切な情報が記録されています。「意味のないアルファベットの文字列」という名前がついているのは、こうした大切な情報のありかを、できるだけわかりづらくするため。要するに、セキュリティーをすこしでも高めるためにこうした名前をつけている、というわけです。
なお、プロファイルフォルダは「隠しフォルダ」のなかにあるので、「マイコンピュータ」などから開いていっても、ふつうは表示されません。隠しフォルダを表示するには、「コントロールパネル」の「フォルダオプション」をダブルクリック。「表示」タブのなかにある「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックをつけておいてください。
2. ファイアーフォックスの特徴は?
ファイアーフォックスを立ち上げると、こんな画面が表示されます。
インターネットエクスプローラーとは、ちょっとちがってますよね。
みためだけでなく、ファイアーフォックスの用語は、インターネットエクスプローラーとはちがっています。メニューの[ヘルプ]→[Internet Explorerユーザのために]を選んでみてください。ここを読めば、ひととおりのことはわかるでしょう。
それでは、ファイアーフォックスの特徴を、いくつか紹介しましょう。
◆ライブブックマーク
RSS(Rich Site Summary=リッチ・サイト・サマリー)という形式で配信されているニュースやブログの見出しを一覧にして見ることができて、見出しをクリックすると目的のページを開くことができる、という機能です。初期設定では、毎日新聞社の「毎日.jp」が登録されています。
「最新ニュース」と書いてあるボタンをクリックしてみましょう。見出しがズラズラと表示されましたよね。このなかのどれかをクリックすると、その見出しのページが表示されます。
ライブブックマークが使えるサイトでは、「ロケーションバー」(URLが表示される部分)の右端に、オレンジ色のライブブックマークアイコンが表示されます。アイコンの上にマウスポインタを持っていくと、「このページを購読」というヒントが表示されます。
複数のRSSが配信されている場合、アイコンをクリックすると、購読するRSSを選ぶメニューが表示されます。購読したいRSSを選ぶと、RSSのなかみがファイアーフォックスで表示されます。
配信されているRSSが1つだけの場合は、アイコンをクリックすると、RSSのなかみがファイアーフォックスで表示されます。上のほうにある「購読」ボタンを押すと、「ライブブックマークで購読」という画面が表示されます。フォルダを「ブックマークメニュー」にすると、通常のブックマークに保存されます。「ブックマークツールバー」にすると、ロケーションバーの下、「ブックマークツールバー」に保存されます。ライブブックマークはよくみるためのものですから、「ブックマークツールバー」に保存しておいたほうが便利でしょう。
◆タブ
ブラウザーのウィンドウを何枚も開いていろいろなページを見る、というのはとてもめんどうですよね。ファイアーフォックスでは、1つのウィンドウのなかにたくさんのページを開くことができます。これが「タブ」機能です。
ファイアーフォックスのスタートページで、なにか適当なキーワードで検索してみてください。グーグルの検索結果が表示されましたよね。検索結果のリンクのどれかを、マウスの左ボタンではなく、マウスのホイール部分でクリックしてみてください。ちなみに、ホイール部分でのクリックを「中クリック」とか「ミドルクリック」とか「ホイールクリック」といっています。
どうでしょう? こんなふうに、タブが表示されましたよね。
最初の設定では、あたらしく開いたタブがすぐにアクティブになりません。これではちょっとわかりづらいので、次のように設定しておきましょう。
メニューの[ツール]→[オプション]を選んで、「タブ」アイコンをクリック。以下のようにチェックをつけてみてください。
- 新しいウィンドウではなく新しいタブで開く
- 常にタブバーを表示する
- リンクを新しいタブで開いたとき、すぐにそのタブに切り替える
あとの項目には、チェックをつけなくてかまいません。
新しいタブで開きたいときは、とにかく「中クリック」してみましょう。ただ、「中クリック」しても反応しないリンクもあります(ジャバスクリプト=JavaScript=で新しいウィンドウを開かせるような場合)。そんなときは、通常のクリック(左クリック)を使ってください。
たくさんのタブを開いていると、ページのタイトルを一覧で表示したくなります。そんなときは、タブバーのいちばん右側にある下向き三角のボタンを押してみましょう。タブの一覧が表示されます。
開いたタブを閉じるには、
- タブの「閉じる」ボタン(×じるしのボタン)を押す
- タブの上で「中クリック」する
- キーボードショートカットの[Ctrl]+[W]を使う
という3つのやり方があります。どれでもお好みでどうぞ。
◆検索バー
「ロケーションバー」の右側にある小さな窓が、「検索バー」です。ここにキーワードを入れると、いちいち検索エンジンのページを開かなくても検索結果が表示されます。検索結果は、現在開いているタブのなかに表示されます。
検索バーのアイコンを見るとわかるように、最初の設定では、検索エンジンは「グーグル」になっています。検索エンジンのアイコンの上でクリックすると、メニューが出てきて、検索エンジンを変えることができます。
一度選んだ検索エンジンは、ファイアーフォックスを終了しても記憶していてくれます。したがって、つねにグーグルで検索したい場合は、グーグルのアイコンを選んでおけばいいでしょう。
メニューの[検索バーの管理]を選ぶと、メニューに表示される検索エンジンの順番を並べ替えることができます。
また、「検索語句の候補を表示する」にチェックをつけておくと、検索キーワードの候補表示が使えるようになります(最初の設定で、チェックがついています)。
検索バーになにかキーワードを入れてみてください。入力が終わるとすぐに、候補となるキーワードがドロップダウンリストで表示されますよね。これが、検索キーワードの候補表示機能。この機能はいまのところ、検索エンジンに「グーグル」「ヤフー」「ウィキペディア」を選んでいる場合に、有効となります(表示される候補キーワードは、検索エンジンによってちがってきます)。
さて、検索バーにキーワードを入れるとき、いちいちマウスポインタを検索バーに持っていってクリックする……というのはめんどうですよね。そんなときは、「キーボードショートカット」を使いましょう。検索バー関連のキーボードショートカットを紹介しておきます。
- 検索バーにカーソルを持っていく……[Ctrl]+[K]
- 検索バーにカーソルがある状態で検索エンジンを変える……[Ctrl]+[↓](または[↑])
- 検索する……[Enter]
- これまでに検索したキーワードの履歴を表示する……(検索バーにカーソルがある状態で)[↓]
- これまでに検索したキーワードの履歴を削除する……(削除したいキーワードを反転表示させた状態で)[Delete]
キーボードショートカットについては、メニューの[ヘルプ]→[Firefoxヘルプ]を選んで、「キーボードショートカット」の項目を参照してください。
それから、検索バーの幅は、マウスで自由に変えることができます。ロケーションバーとのさかいめにマウスポインタを持っていくと、マウスポインタの形が変わります。この状態で、マウスの左ボタンを押したままマウスを左右に動かすと、検索バーの幅が変わります。
*
ファイアーフォックスの特徴としてはもう1つ、最初の設定のままで「ポップアップウィンドウをブロックする」というものがあります。ウェブページを見ていて、突然、広告のウィンドウが表示された、という経験のある人もいますよね。ファイアーフォックスを使えば、もう、ポップアップウィンドウに悩まされることはありません。
3. 設定を変えて、もうすこし便利にしよう
ファイアーフォックスは、自分好みの設定にすることができます。便利な設定のいくつかを紹介しましょう。
◆ファイアーフォックスを立ち上げたときのページを変える
ファイアーフォックスを立ち上げたときに開くページは、自分で自由に変えられます。このあたりは、インターネットエクスプローラーと同じですね。
メニューの[ツール]→[オプション]を選んで、「一般」アイコンをクリック。「Firefoxを起動するとき」を、「ホームページを表示する」「空白ページを表示する」「前回終了時のウィンドウとタブを表示する」から選んでおきましょう。最初の設定では「前回終了時のウィンドウとタブを表示する」になっています。
◆表示に使うフォントを変えてみる
最初の設定では「MSPゴシック」になっているので、これを“まともな”フォントに変えておきましょう。
メニューの[ツール]→[オプション]を選んで、「コンテンツ」アイコンをクリック。「既定のフォント」を、たとえば「ウェブページを見やすくするフォント」で紹介した「NFモトヤシーダ1」あたりに変えておきます。
ここで設定した「既定のフォント」は、ウェブページの表示だけでなく、ファイアーフォックスのメニューやいろいろな設定画面でも使われます。
◆ツールバーアイコンを小さくする
メニューの[表示]→[ツールバー]→[カスタマイズ]を選ぶと、こんな設定画面が表示されます。ここで「小さいアイコン」にチェックをつけて、「完了」ボタンを押しましょう。ツールバーのアイコンが小さくなります。
4. 便利な「アドオン」を使ってみよう
ファイアーフォックスには、さまざまな機能を追加する「アドオン」(拡張機能)が用意されています。どんなアドオンがあるのかは、メニューの[ツール]→[アドオン]を選んで、「アドオンを入手」アイコンをクリック。さらに「すべてのアドオンを参照」をクリックしてください。ファイアーフォックス用アドオンのページが開くので、いろいろなアドオンを探すことができます。
ここでは、
- タブ機能を強化する「タブミックスプラス」(Tab Mix Plus)
- スタイルシートをかんたんに切り替えられる「スタイルシート・チューザー・プラス」(Stylesheet Chooser Plus)
- 表示しているページをインターネットエクスプローラーで開く「IE View」(アイイー・ビュー)
を紹介しておきましょう。
なお、インストールしたアドオンは、メニューの[ツール]→[アドオン]で確認できます。並びはアルファベット順です。
◆タブミックスプラス(Tab Mix Plus)
「Tab Mix Plus」のページにある「Firefoxへ追加」ボタンを押してください。
そうすると、こんな画面が表示されます。「今すぐインストール」ボタンを押すと、タブミックスプラスがインストールできます。
インストールが終了すると、こんな画面が表示されます。右上にある「Firefoxを再起動」ボタンを押しましょう。
なお、いままでβ版をインストールしていた場合は、β版をいったん削除してから、新しいバージョンをインストールしてください。
ファイアーフォックスを再起動すると、ファイアーフォックスのセッション復元機能と、タブミックスプラスのセッション復元機能のどちらを使うか、というメッセージが表示されます。とりあえず、ファイアーフォックスのセッション復元機能を使うことにするので、ここでは「はい」を押しましょう。
メニューの[ツール]→[Tab Mix Plusのオプション]を選ぶと、タブミックスプラスを設定できます。初期設定のままでも問題なく使えますし、バージョン「0.3.8.2」以降はオンラインヘルプも参照できますが、とりあえず、私がやっているおもな設定を紹介しておきましょう。
【リンク】
ここでは、以下のように設定しています。
- 「Target属性が設定されているリンクを現在のタブに開く」にチェック
- 「シングルウィンドウモードを有効」
「シングルウィンドウモードを有効」にすると、ファイアーフォックスのウィンドウはつねに1つだけしか開かなくなります。したがって、新しいウィンドウでポップアップするような画像も、すべてタブで開くようになります。
【イベント】
「タブを開く」タブでは、以下の部分にチェックをつけています。
- 「以下を新しいタブに読み込む」の「検索バー」
この設定で、検索バーにキーワードを入れて検索すると、新しいタブに検索結果が表示されるようになります。
「タブのフォーカス」タブでは、以下の部分にチェックがついていることを確認しましょう(最初からこの設定になっているはずです)。
- 「検索バー」
この設定で、検索結果を表示するタブが、前面に開くようになります。
「タブを閉じる」タブでは、以下のように設定しています。
- 現在のタブを閉じたとき、フォーカスを「左の」タブ(Left Tab)に移す
この設定で、あるタブを閉じたとき、閉じたタブの左側にあるタブが前面にくるようになります。このあたりの設定は、お好みですね。
なお、「最後のタブを閉じたとき、ウィンドウ自体は閉じない」にチェックをつけると、[Ctrl]+[W]で最後のタブを閉じたときにファイアーフォックスは終了しない――という動作になります。
[Ctrl]+[W]で最後のタブを閉じたときにファイアーフォックスが終了する――という動作にしたい場合は、チェックをつけないようにしましょう。
ファイアーフォックスのウィンドウが複数開いている場合、1つのウィンドウにまとめたい、というときもありますよね。複数のウィンドウを1つのウィンドウにまとめることが、「すべてのウィンドウを一つにマージする」。「マージ」(merge)は、「結合する」とか「合併する」という意味です。したがって、ここの設定は、「リンク」のところで「シングルウィンドウモードを有効」にしていない場合にだけ、関係してきます。
私の場合、「リンク」のところで「シングルウィンドウモードを有効」にしているので、ここの設定はなにもいじっていません。
「タブ機能」タブでは、以下のように設定しています(最初からこの設定だと思いますが)。
- 「記憶するタブの数」を「10」にする
「記憶するタブの数」は、お好みでどうぞ。
【表示】
「タブバー」タブでは、以下のように設定しています。
- 「[新しいタブ]ボタンを表示」のチェックをはずす
- タブバーを「多段表示にする」にして、「バーの表示最大段数」を「3」にする
このあたりの設定は、お好みでどうぞ。
「タブ」タブでは、以下のように設定しています。
- 「ハイライト」の「未読のタブ」のチェックをはずす
- 「プログレスメーターを表示」のチェックをはずす
- 「『タブを閉じる』ボタンを」のチェックをはずす
- タブ幅を「100」から「100」に固定する
「ハイライト」は、タブに表示される文字の色などを変えて、めだたせること。「スタイルをカスタマイズ」ボタンを押すと、いろいろと設定できます。最初の設定では、未読のタブに表示される文字が赤っぽい色のイタリック体で表示されるようになっています。
「プログレスメーター」というのは、タブを読み込むときに、タブの文字の上に表示されるバーのこと。タブの読み込み状況を示します。バーの色はこいめのムラサキ色。私は必要とは思わないので、プログレスメーターを表示しないようにしています。
タブ幅の固定については、好みがわかれるところでしょうね。私は固定幅のほうが好きなので、こんなふうに設定しています。
ここから、タブミックスプラスのいくつかの機能をツールバーに登録できます。わたしは特に設定していません。
【マウス】
ここでは、最初の設定のまま使っています。「マウスクリック」タブを見るとわかるように、タブバーで中クリックすると、最後に閉じたタブを復元することができます。
【メニュー】
「タブのコンテキストメニュー」は、タブの上やタブバーの上で右クリックしたときに表示されるメニューです。ここでは、以下の部分にチェックをつけています。
- 「機能の許可」にチェックをつける
- 「タブを凍結」にチェックをつける
これで、タブの上で右クリックしたときのメニューに[機能の許可][タブを凍結]が表示されます。たとえば、あるページでジャバスクリプトを無効にしたいときは、[機能の許可]から[JavaScript]のチェックをはずせばいいわけです。
ところで、メニュー項目にある「タブを凍結」「タブを保護」「タブをロック」――ってなに?という人もいるでしょう。これらはタブミックスプラスのとても便利な機能なので、かんたんに説明しておきます。
「タブを保護」したタブには、図のようなアイコンが表示されます。タブを保護すると、そのタブを閉じることができなくなります。
「タブをロック」したタブには、図のようなアイコンが表示されます。タブをロックすると、そのページのリンクは、すべて新しいタブで開かれます。新しいタブを開くために、中クリックする必要がありません。
「タブを凍結」したタブには、図のようなアイコンが表示されます。「タブを凍結」は、「タブを保護」と「タブをロック」をいっきに行います。
タブの凍結・保護・ロックはとても便利な機能なので、みなさんもぜひ、使ってみてください。
「ページのコンテキストメニュー」には、なにも設定していません。
「[ツール]メニュー」は、ファイアーフォックスのメニュー[ツール]に追加して表示されるメニューです。ここでは、以下のようにしています。
- 「セッションマネージャ」のチェックをはずす
あとで説明するセッションマネージャを、私は使っていません。そんなわけで、こんなふうにしているんですが、最初の設定のままにしておいてもかまわないでしょう。
【セッション】
「セッション」というのは、おおざっぱにいうと、ブラウザーがどんなウェブページを表示していたのか、という情報です。ファイアーフォックスでは、アドオンを使わなくても、ふつうに終了したときのセッションと、異常終了したときのセッションを、それぞれ保存・復元できるようになっています。
したがって、ファイアーフォックス本体のセッション復元機能を使うなら、「Firefox内蔵のセッション復元機能を使用する」にチェックをつけておいてください。私はこちらの設定にしています。
ファイアーフォックス本体のセッション復元機能を使わず、タブミックスプラスのセッションマネージャを使うのなら、「Firefox内蔵のセッション復元機能を使用する」のチェックをはずして、「セッションマネージャを有効にする」「クラッシュリカバリーを有効にする」にチェックをつけます。
タブミックスプラスのセッションマネージャを使うと、ブラウザ起動時に、セッションを復元するかどうか問い合わせる、などといった高度な設定が可能になります。こうした機能が便利だと思えば、タブミックスプラスのセッションマネージャを使うようにしてください。
*
タブミックスプラスのすべての設定が終わったら、「OK」ボタンを押してください。タブミックスプラスはとてもたくさんのことができるアドオンですから、設定をいろいろと変えて試してみることをおすすめしておきます。
◆スタイルシート・チューザー・プラス(Stylesheet Chooser Plus)
「スタイルシート・チューザー・プラス」(Stylesheet Chooser Plus)は、スタイルシートをかんたんに切り替えるためのアドオンです。ぜひとも必要、というアドオンではありませんが、「クルミノ コーボー」では複数のスタイルシートを採用しているので、紹介することにしました。
ウェブページのみため(レイアウト、配色、文字の大きさなど)を決めるのがスタイルシート。スタイルシートは通常、「.css」という拡張子のファイルになっていて、ウェブサーバーにアップロードされています。ブラウザーは、サーバーにあるスタイルシートを読み込んで、目的のページを表示しているんですね。
ウェブページには、複数のスタイルシートを関連づけることができます。つまり、複数のスタイルシートを関連づけることで、そのページのみためをガラッと変えることができる、というわけ。
「クルミノ コーボー」では複数のスタイルシートを採用しています。試しに、メニューの[表示]→[スタイルシート]→[あかるい配色]を選んでみてください。基本的なレイアウトはそのままですが、配色が変わりましたよね。
ところが、「クルミノ コーボー」の別のページに移動すると、配色はもとに戻ってしまいます。「あかるい配色」のほうがいいなあ、と思ったら、もう1回、メニューをたどっていかなくてはなりません。これじゃあ、ちょっとめんどうですよね。
そんなときに便利なのが、スタイルシートをワンクリックで切り替えられる「スタイルシート・チューザー・プラス」です。
前置きが長くなりました。なにはともあれ、「StyleSheet Chooser Plus」へ行って、「Firefoxへ追加」ボタンを押しましょう。インストールしたら、「Firefoxを再起動」ボタンを押して、ファイアーフォックスを立ち上げなおします。「スタイルシート・チューザー・プラス」は、特に設定することなしに使えます。
複数のスタイルシートが利用できるページでは、ファイアーフォックスの右下にこんなアイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、[スタイルシートを使用しない]、[くらい配色(メイン)](そのページに関連づけられている優先スタイルシート)といったメニューの下に、別のスタイルシートの名前(「クルミノ コーボー」では「あかるい配色」)が表示されます。別のスタイルシートの名前をクリックすると、ページのみためが変わります。
さらに「スタイルシート・チューザー・プラス」では、同じサイト内であれば、つねに切り替えたほうのスタイルシートでページを表示してくれます。つまり、切り替えたスタイルシートをおぼえていてくれるんですね。というわけで、「クルミノ コーボー」の「くらい配色(メイン)」がちょっとなあ、という人は、スタイルシート・チューザー・プラスを使って、「あかるい配色」でごらんになってください。
◆IE View(アイイー・ビュー)
こまったことに、ファイアーフォックスで見るとレイアウトがくずれてしまったり、インターネットエクスプローラー専用の技術(ActiveX〔アクティブ・エックス〕)を使ったりしているサイトなどが、いまだに残っています。こうした“ファイアーフォックスおことわり”のサイトをインターネットエクスプローラーで開くためのアドオンが「IE View」。とりあえずインストールしておくと、便利でしょう。
「IE View」へ行って、「インストール」ボタンを押しましょう。インストールしたら、「Firefoxを再起動」ボタンを押して、ファイアーフォックスを立ち上げなおします。
IE Viewをインストールすると、ページの上で右クリックしたとき、[このページをIEで開く]というメニューが追加されます。そのものずばりですね。このメニューを選ぶと、インターネットエクスプローラーが立ち上がって、そのページを開きます。
IE Viewではあらかじめ、インターネットエクスプローラーで開くサイトを登録しておくこともできます。メニューの[ツール]→[アドオン]を選んで、「IE View」をクリック。「設定」ボタンを押してください。
「一般」タブのいちばん下にある「サイトを追加」欄に、インターネットエクスプローラーで開きたいサイトのURLを入れて、「追加」ボタンを押しましょう。これで、「常にIEで開くサイト」が登録されました。
続いて、「詳細」タブの「読み込み後にタブ/ウィンドウを閉じる」にチェックをつけておきましょう。
これだけで、登録したサイトはすべて、インターネットエクスプローラーで開くようになります。
5. 気分によって「テーマ」も変えられる
ファイアーフォックスでは、みため(外観)のことを「テーマ」と呼んでいます。テーマを変えてもブラウザーの機能は変わりませんが、みためを変えると、なんだか気分もちがってきますよね。
ファイアーフォックスでは、みためを変えるテーマも、アドオンとしてたくさん用意されています。
テーマを変えるときは、メニューの[ツール]→[アドオン]を選んで、「アドオンを入手」アイコンをクリック。さらに「すべてのアドオンを参照」をクリックしてください(うまくつながらないときは、https://addons.mozilla.org/ja/firefox/へどうぞ)。アドオンのページが表示されたら、カテゴリーの「テーマ」をクリックしましょう。
「大きめ」「モダン」「レトロ」などといったジャンルにわけられているので、いろいろと探してみてください。気に入ったテーマがあったら、「Firefoxにインストール」ボタンを押しましょう。
テーマのインストールのしかたは、アドオンと同じです。ファイアーフォックスを再起動すると、インストールしたテーマが適用されます。
6. ファイアーフォックス本体や拡張をアップデートするとき
メニューの[ツール]→[オプション]を選んで、「詳細」アイコンをクリック。「更新」タブを見てください。
最初の設定では、上の図のように
- ファイアーフォックスやアドオン(アドオンやテーマ)などの更新を自動的に確認する
- ファイアーフォックスの更新が見つかったら、自動的にインストールする
ようになっています。つまり、ファイアーフォックス本体のアップデートは、自動的にやってくれるんですね。基本的には手間いらずです。
ブラウザーを立ち上げっぱなしにしていると、画面の左下のほうに「Firefox 3.5.1をダウンロードしました」などといったメッセージが表示されることがあります。
こうしたメッセージに気がついたら、メニューの[ヘルプ]→[ダウンロードした更新を今すぐ適用]を選んでみてください(メッセージをクリックしてもいいんですが、すぐに画面の左側に引っ込んでしまうので、クリックするのはムリでしょう)。
そうすると、「ソフトウェアの更新」が表示されるので、「Firefoxを再起動」ボタンを押しましょう。これで、ファイアーフォックスのアップデートは完了です。
手動でファイアーフォックス本体のアップデートを確認したいときは、メニューの[ヘルプ]→[ソフトウェアの更新を確認]を選んでください。更新が見つかると、「ソフトウェアの更新」画面が表示されます。
一方、アドオンやテーマは、ファイアーフォックス本体と同じように、新しいバージョンを自動的に確認してメッセージを出してくれます。
このメッセージをクリックするとアドオンなどのアップデートができるんですが、これまたすぐに引っ込んでしまうので、クリックするのはムリ。そこで、メニューの[ツール]→[アドオン]を選んで、「更新」アイコンをクリックしてください。
こんなふうに、新しいバージョンがみつかったアドオンなどが表示されるので、下にある「更新をインストール」ボタンを押してください。これで、アドオンやテーマをアップデートすることができます。
手動でアドオンやテーマのアップデートを確認したいときは、メニューの[ツール]→[アドオン]を選んで、「更新を確認」ボタンを押してください。
*
というわけで、ファイアーフォックスのインストールから設定まで、ざっくりと説明してみました。ファイアーフォックスはいいですよ。特に、タブ機能は、ほんとに便利だなあ、と実感するはず。みなさんもぜひ、試してみてください。