Column

グルメオブプロテイン 2001/08 2002/03更新
たいそうな名前をつけたが、要はプロテインパウダーの味とか美味しい飲み方について書こうと思う。これは私の完全な主観であることをまず言っておきたい。アスリートとプロテインは切っても切れない関係にあるし、たまにはこんな企画もいいでしょ!

この企画は非常に意義深いと思うので、是非皆さんの意見も頂きながら一大コンテンツとしてしていきたいです。プロテインについては一家言持っている方も多いでしょう。挨拶とか面倒なら書かないでもよいので、プロテインについての情報や美味しい飲み方などだけでもメール
(acky1978@hotmail.com)で気軽にご意見お寄せください。本当に簡単な情報でもいただけたらすっごいうれしいです。一つのコンテンツとして独立させることができたらいいな。



以下のものは基本的に牛乳で溶いて飲んだものです。

S○VAS ウェイトアップ
私が初めて飲み始めたプロテインというのがこれである。これを飲んでみての感想はプロテインとはこんなにまずいものなのか、というものである。これを飲み初めてプロテインを飲んで基本的に嫌いになりこのColumnを書こうと思ったきっかけになったかもしれない。このシリーズはいたるところの薬局で売っており、一番メジャーであるかもしれない。このホームページを見ていただいている方でもおそらく飲んだことのある方がいらっしゃるだろう。確かバニラ味であったのが、とてつもなくまずいため何回も吐きそうになった気がする。でも、無理して飲んでいたがその後、プロテインバニラ味は体が受けつけなくなってしまった。みなさんに私と同じ過ちを繰り返して欲しくないです。

Eさんの反論
牛乳で溶くと確かに美味しくないが、ただの水に溶けば普通に飲める。
さらにグレープフルーツジュース(オレンジよりお勧め)を半分加えた状態で溶くとすっきりしたグレープフルーツシェークという感じで普通に美味しく飲める。

W○IDER ウェイトアップビッグ バニラ
(Eさん談)甘すぎてまずい。上のやつの方が好き。

W○IDER ウェイトアップビッグ パインヨーグルト
パイン味というのは、新鮮で意外な美味しさであった。ただ、たんぱく質が少なめなのが難点。


W○IDER マッスルプロテイン80 オレンジヨーグルト
次に試したのがこれである。これは先のものに比べれば決して美味しいとは言えないが、まあ飲めたものである。さらにこれにヨーグルトを混ぜるのが美味しい飲み方である。


ここで牛乳で溶く以外の私のお勧めの美味しい飲み方を紹介しておこう。

実はプロテインのプレーンやバニラ味にはヨーグルトを牛乳の五分の一ほど混ぜると非常に風味が良くなるのだ。もう目をつぶるとそこには緑一杯の牧場におうしさんがのどかに草をはみながら歩き回っている風景が・・・。
たまに変化球として織り交ぜると効果的。

さらにこれは大道塾の先生から教わった秘伝の飲み方なのであるが、プレーンのプロテインにオレンジジュースがびっくりするほど合うのだ。それも百パーセントのやつではなく、果汁が少なめのオレンジジュースだ。これに混ぜるとマックシェイクもびっくりの味となる。いい塩梅の甘さとなり絶妙のハーモニー(それはおおげさかも)が奏でられ、ちょっとしたシェイク風のドリンク?


続いて
健康○力研究所 ホエイプロテイン ココア味
これはココア味だけあって牛乳との相性は抜群。牛乳だけで飲むならココア味が一番と私は思っている。ただし、これは甘すぎるため結構飽きがくる。毎日はちょっと・・・。

○ールドジム ホエイプロテイン
これは確かココア味だったかな?栄養価は良いのであるが、かなり溶けづらく結局美味しくなかった。しかもちょっと高め。

S○VAS ホエイペプチド
これは栄養的にはある意味理想的。相当値も張るが、4割引だったので思わずかってしまった。
味はもともと期待していなかったが、想像を絶するまずさだった。これほど溶けないプロテインは初めて。プロテインが溶けないということは、塊を飲み込むか我慢して噛むしかないのである。
栄養的には魅力があるが、まずさに関してはおそらく最強。
何度も吐きそうになり、もう助けて・・・って感じ。

S○VASシリーズはシェアは高いがいずれ市場原理によって淘汰されてしまうのではないだろうか。

W○IDER ホエイプロテイン
私はこれに出会って救われた思いをした気がした。プレーンなのであるが、風味はまるでチーズケーキを思わせるよう。牛乳でもそこそこ美味しく飲めるし、何より非常に溶けやすい。オレンジジュースでも非常に美味しい。

W○IDER ホエイプロテイン おいしいココア味
これこそ私の求めて物かもしれない。味に関しては今まででおそらく一番。さすがその名も「美味しい」ココア味。2001年の8月に出たばかりらしい。
ココア味にありがちなしつこい甘さではなく、あくまで爽やかな甘さ。プロテインは美味しくないため私はたいていイッキして飲むのであるが、これは唯一じっくり飲んでも美味しいと思える。
牛乳で溶くと普通にココアドリンクとして飲んでもいけるぐらい。是非お試しあれ。
ただし、上のものよりたんぱく質含有量が20パーセントぐらい落ちているのが難点か。

W○IDER ホエイプロテイン おいしいストロベリー味
これはおそらく2002年になって出た最新のもの。上のプロテインが美味しかったので期待して買ってみた。あまり味が強くないので、特別うまいというほどではなかった。しかし、味が強くないということは反面飲み続けていくにはいいだろう。成分は上と一緒。

グ○コ ホエイプロテイン
これもなかなかどうして。たんぱく質含有量は非常に高く、溶けやすいしプレーンでも飲みやすい。これもかなりお勧め。

健康○力研究所 ホエイプロテイン ストロベリー味
っていうかこれは、もういちごオレ。おいしー!
最近飽き気味だったプロテインがまた美味しく感じられる。この味はかなり貴重でしょー。
さらにつぶつぶイチゴが入っているのが、また泣かせてくれる。
ここのプロテインならココア味よりこっちのほうがお勧め。

番外編
アミノバイタル
アセロラ味で酸味が爽やかで飲みやすい。少量ずつ袋に入っているので使い勝手がいい。

アミノメイト
グレープフルーツ味で内容は上と同じようなもの。しかし、なんといってもコストパフォーマンスがいい。私は初め、アミノバイタルを飲んでいたがいかんせん高い。それに比べると、これは薬局で20袋で、300円〜400円と2割ぐらいの値段なので現在はこれを愛用。稽古の後に毎回飲んでいます。疲れが残りづらくなるとか?


今のところはこれぐらい。重ねてお願いするが、情報せつに求む。
共感、異論、反論なんでもござれ。
変わった飲み方なんかも募集中。



たんぱく質補給のタイミング 2001/11
これを見ているような方はだいたい知っていると思うが、プロテインの味について書いたので摂取の仕方についても書かなきゃ無責任だと思ったので、書いておきます。

注)たんぱく質が分解されるとアミノ酸になります

筋肉づくりには成長ホルモンが深く関わっている。成長ホルモンが分泌されるのは、トレーニング直後から一時間までと、就寝後30分から3時間まで。このときにアミノ酸が血液中に十分にあれば、より効果的に筋肉づくりをすることができる。たんぱく質(プロテイン)が体内で分解されてアミノ酸になるまでには約2時間かかるため、トレーニングの1〜2時間前、就寝の2時間前にたんぱく質を摂ることが理想的といえる。

参考文献:「格闘技」森永製菓株式会社健康事業部


だが、トレーニング後すぐも効果的という実験結果がある。
これは一般的に皆やっている方法であろう。
プロテインでも良いが、この場合初めからアミノ酸のものを飲めばより効果的。

だから総合的に考えると、プロテインを飲むベストの時間は
トレーニングの1〜2時間前
トレーニング後30分までに(アミノ酸ならさらに良い)
就寝の2時間前
の3つ

ただし、過剰に摂ったたんぱく質は分解され体脂肪として蓄えられてしまうので注意!



医療面接 2002/01
今回のことをちょっと意識するだけで、誰もが簡単にコミュニケーション上手になれるので注目!
そのまま応用できるよ。

「医療面接ってのは、言ってみれば女の子口説くのと一緒だよ。」
先生はそうおっしゃっていた。

実習で学んだ医者のテクニックを公開しよう。


Listen to the patient.He is telling you diagnosis.”
 --- Wiliam Osler

患者を受け入れ、耳を傾ける態度を示すことができれば、患者も心を開きいろいろな情報を提供してくれるはずである。

まず医療面接では主訴を把握(大まかなストーリーをつかむ)したい。
そのためには次のようにする。

主訴の聴きはじめは「今日はどのようなことでおいでになりましたか?」(自由質問法)などがよい。
最初は患者が経時的に自分の症状が話せるようにYesかNoかを答えさせる質問(直接質問法)ではなく、「その症状がいつから始まって、その後どうなったかを詳しく話してください。」(重点質問法)のような聴き方をする。
面接の前半部分は、できる限り患者の話をさえぎらないようにして、「それからどうなりましたか」とか「それはどのような意味ですか」(中立的質問)などと聴いて会話を促進し、患者の病気の大まかなストーリーをつかむ。
面接の後半で、直接的質問法により不足部分を補う。

これは主訴をつかむ方法だが、これはそのまま日常生活のコミュニケーションにも応用できると思う。
ついつい「今日は買い物にでも行ったの?」とか「サッカー観に行ってきたの?」などのYesやNoで答えられる質問をしてしまいがちだが、これだとこっちがしゃべるのが多くなり相手は少なくなってしまう。
この場合「今日はどうしてたの?」や「サッカーはどうだった?」などのような自由質問法をしていったほうが相手は話しやすくて好感をもってもらえることにつながるのだ。

これは経験からかなりの人が無意識にやっていることかもしれない。でも、意識的にやればきっとさらに効果的。是非お試しあれ。


ところで医療面接には3つの役割があるという

@患者の問題を理解するために必要な正確かつ詳細な情報収集
A信頼関係の形成と患者の感情への対応
B患者教育と治療への動機づけ

普通医療面接というと@を思い浮かべるだろう。上に述べたのも主に@に対する技法といえる。
Bを思い浮かべられる人は医者運がいい。
だが実は面接にはAという重要な役目もあるのだ。
しかし、実践している医者が果たしてどれだけいるだろうか。
実際の診察はたくさんこなさければならないから、「3時間待ちの3分診療」に近い状態となってしまう場合もあるかもしれない。
そんな短い時間だからこそ、様々な気遣いも求められている。


それでは信頼関係を築くにはどうするか。

患者の様子をとらえながら患者の感情面にも配慮し(患者の表情、姿勢・しぐさ・態度や身体的接触を介したコミュニケーション(身体所見をとるときなど))、
共感的理解の態度をしめすことが大切である。

この共感することがポイントである。共感的な理解者となることによって、心情をともにしてくれる人がいるという体験が患者の心に安らぎを与えるので、会話はスムーズに進行し、十分な情報が収集でき、検査や治療への理解と協力が得られやすくなる。また、会話中に共感の印(うなずく、微笑をかえす、相槌をうつ、言葉を返すなど)をはっきりと表すことも大切である。

それでは、共感を伝える基本的な技法を紹介します。

@反映
患者からみてとった感覚や感情を医師が代わりに述べること。例えば、患者が病気について話しているうちに悲しそうになったと気づいたら、医師は「つらそうですね」あるいは「お困りのようですね」などと話しかける。これは、情報収集を中断して患者の感情に対応したことを示すもので、患者の感情面への対応の中で最も基本的なものである。

A正当化
患者の感情面での体験を認め、「あなたが不安に思われる状況をよくわかりました」などと、その感情は医師にとっても理解できる妥当なものである、ということを患者に知らせることである。

B個人的な支援
患者を支援するために医師がいるのであり、患者に手を差し伸べたいと思っているということを相手に明確に伝えることである。「できるかぎりのことをして差し上げたいと思います」などがこれにあたる。

C協力関係
患者と医師が協力関係を築きながら診断・治療にあたることを表明するもので、これにより患者の満足度が高まり、診断・治療についての医師の指示やアドバイスによりよく従うようになる。
「治療法には今申し上げたように大きく3種類あります。どれがよいか、一緒に考えていきたいと思います」などがこれにあたる。

D尊重
「こんな状況で、よくここまで上手にやってこられましたね」などと、患者の対処行動の成功している点に注目し、これに敬意を払っていることを伝えることである。患者の話をよく聞くなどの非言語的なコミュニケーションでも伝わるが、言葉に出すことによって、より良好な医師患者関係が構築できる。

(某大学シラバスほとんど丸写し、もし不都合があれば言ってください)

簡単にまとめるとこんなようなものがあるわけです。
悩み相談にのるがうまい人は無意識にこんな手法を使っているんでしょう。
頭の片隅に入れておくと役に立つかもよ、そこのお兄さん、お姉さん!



ラン・ダッシュトレーニング 2001/07
前の「脂肪をやっつけろ」のコラムで有酸素運動について述べたが、走りのトレーニングについて格闘技の観点からさらにくわしく述べよう。

まず改めてラントレーニングの意義について考えてみよう。
よくボクシングやK-1などの格闘技の試合(もちろんサッカーなどのスポーツにも言える)で試合後半になるとスタミナが落ちてせっかくの強力な攻撃も衰えてきてついにはほとんど立っているだけなんていう状態になってしまうのを見かけることがある。
常識的に考えてもあれだけ精神力を集中しながら動いていると疲れてしまうのは当然である。ところが後半になっても運動量やスピードが落ちない選手というのは、概して卓越した心肺機能を持っている。
俗に言うスタミナというものには心肺機能、筋持久力が関わっているのである。
心肺機能が高いほど、より多くの酸素を取り入れ、取り入れた酸素を効率よく体に送ることができるので、筋肉が疲労しにくく、疲労してもすぐに回復できるのだ。
 ジョギングやダッシュは足腰の筋持久力を鍛えるだけでなく、心肺機能を高めるのにも有効なトレーニングなのだ。相手より先に自分の得意な間合いに踏むこむスピード、試合時間内フルパワーで動けるスタミナを養うことができるのだ。

では、次に実際にどのように走るのが良いか述べていく。
初心者はまず「走る」ことを体に覚えさせるために無理のないペースで、無理のない距離を走ればよい。僕なんかちょっと多めに走っただけですぐ筋肉痛になっちゃって次の日困っちゃったからね。初めは軽めにね。

一定のペースで走ることを覚えたら、途中にダッシュやサイドステップを取り入れる。ゆっくりしたラン→ダッシュ→ゆっくりしたランという*インターバルトレーニングが心肺機能の強化につながるのだ。
*インターバルトレーニング
しばらくジョギングを続け、体が温まってきたところでダッシュを取り入れる。スピードが落ちてきたら、ペースをゆるめて呼吸を整える。立ち止まらずに、ゆっくり走りながら呼吸を整えること。呼吸が整ったら再びダッシュを入れる。これを繰り返す。

ではなぜ単なるジョギングではなくインターバルトレーニングを混ぜたのか。
実は空手などの格闘技の試合というのは、打ち合っている間は無酸素運動なのである。攻撃に耐えている間やラッシュをしている間は息を吐くことはあってもほとんど吸っている暇がない。
これは経験のある人ならすんなりお分かりいただけるだろう。
ダッシュも無酸素運動でありこれを断続的に繰り返すことで、試合の最中における心肺の疲労の回復が早まり、無酸素運動能力も高まるという訳である。もちろん足腰の筋力もパワーアップし、瞬発力も増すであろう。

最後にまとめてぶっちゃけていうと、軽く走って思いっきり走るっていうのの繰り返しがいいよということです。(くわしくはインターバルトレーニング参照) 比は時間にして3:1が理想らしい

参考文献:「格闘技」weider

ところでこのコラム読んでいる人いるのだろうか?どんな人がこのホームページ見てくれているのか分からーん。是非感想下さいなー。



脂肪をやっつけろ! 2001/07
男でも女の子でもとにかくにっくき脂肪は減らしたいものだろう。
脂肪を燃やすには、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動(エアロビクス)が最適である。
そしてそれを20分以上やるといいと言われているが・・・
僕も最近ジョギングを始めたのでちょっとくわしく調べてみた。

エアロ(有酸素運動)を始めると、運動の刺激に応じて副腎からアドレナリンなどのホルモンが出てきて、脂肪細胞に働きかける。そうするとHSLという酵素が活性化されて脂肪細胞に蓄えられている中性脂肪を脂肪酸に分解して、血中にどんどん送り出すのである。この脂肪酸はすばやく筋肉に運ばれ、十分な酸素がある状態で、TCAサイクル(そういうのがあるんだと読み飛ばして)でメラメラ燃えてしまう。
これで大願成就というわけだ。ただしその際筋肉が酸欠にならないような運動、つまり息が上がらない楽なエアロ(有酸素運動)でないと、脂肪はうまく燃えてくれない。
エアロだって最初のうちは、血液に溶けているグルコースや脂肪を消費している。さらに手っ取り早く筋肉内の筋グリコーゲンや筋トリグリセリドも分解して使う。これらが足りなくなるのが、初めて20分前後たってから。その頃には、運動の刺激が脂肪細胞での中性脂肪の分解に拍車をかけ、その脂肪酸が筋肉へと運ばれている。
この意味で脂肪は「エアロを20分以上やると燃えてくる」というのは正しい。

というわけで「楽なエアロを20分以上」が脂肪細胞の脂肪を消費するための鉄則なのである。
ちょっとテクニカルタームが多くて難しかったかもしれないけど、是非ここだけでもいいから覚えといてね!
これで男は締まった筋肉が浮き出るような体型に、女の子はスリムなもてもて体型に・・・

おっとまずは俺が実践して証明してみせろって、そりゃごもっとも。

参考文献:「Tarzan」マガジンハウス



秘伝!グリコーゲンローディング 2001/06
これを全てのスポーツ愛好家に捧ぐ(大げさ)。秘伝とは言ったものの知っている人は知っているだろう。だがもし知らなくてスポーツをやるのであれば、このホームページを見てくれた御礼にこれを伝授したい。
(参考文献:「ウイダー 格闘技」森永スポーツ&フィットネスセンター、特命リサーチHPより)

これによってどういう効果があるかというと
1.試合中にエネルギー切れが起こりにくくなる。
2.疲労感が少なくなる。
3.試合の最後まで体の動きが落ちない。
つまりは一時的にスタミナを増やすことができるのだ。

運動の動力源はグリコーゲン(糖分や炭水化物が分解・生成されるとブドウ糖ができて、肝臓のグリコーゲン合成酵素によってエネルギー源として保存できる状態になったもの)で、多いほど最大限い筋肉の働きを活性化できる。
筋肉の量や質に対して体内に蓄積できる量は決まっているが、グリコーゲンローディングという5日前からの食事法によって、普段より多くのグリコーゲンを蓄えることが可能になる。グリコーゲンを一度使い果たし、合成酵素の働きを高めるのである。
まず、5日〜3日前は材料となる糖分や炭水化物を極力控える。更に日々トレーニングにより体内のグリコーゲンを消費、材料とならない脂質(肉類・乳製品・青魚)中心の食事を摂る。疲労物質である乳酸の分解を促進するビタミンB2(海藻・レバー・ほうれん草・チーズ等)・B6(麦・とうもろこし・大豆等)を摂取する。
2日前と前日は合成酵素の働きは最大限に高まっているので、炭水化物中心(麺類・パン・穀物・芋等)の食事に切り替える。一流のスポーツ選手はこの方法で通常の3倍ものグリコーゲンを蓄えられ、一般の人でも1.5倍は蓄えられる。
当日は、グリコーゲンがエネルギーとして活用される3時間前までに食事を終わらせると良い。しかし、当日の食事の内容によってはグリコーゲンを有効活用出来ない場合がある。肉類は消費に24時間、エネルギーとなるのは更に6時間もかかる。また、消化不良を起こしやすいので当日の食事にはむかない。食物繊維は腸内にガスを発生させ、痛覚神経を刺激して腹痛を引き起こすことがある。当日の理想的な食事は、うどんやおにぎりである。瞬発力を必要とする競技直前の栄養補給には蜂蜜が効き、持続力を必要とする競技には100%グレープフルーツジュースが効果がある。
小学生と大学生それぞれ3名にグリコーゲンローディングを実践してもらった実験では、小学生で9.6%大学生で9.5%グリコーゲン量が上昇、体力の最大パワーは全体で15.5%増加した。

かなり長くなってしまったが、ここまでやらなくともそれの簡易版としてお勧めなのが3日前からご飯やパンなどの炭水化物を多めに食べる、ウイダーインゼリーのエナジーを毎食後飲むというものである。これでも十分効果は期待できる。
是非お試しあれ!



昇級審査(大道塾) 2001/05
大道塾の昇級審査はかなり過酷である。
昇級審査の内容について説明しよう。(これは一般部の初級者向けのものである。)
まず初めに集合して一人一人点呼を取る。遅刻してこようなんていう命知らず?は一人もいない。(一見怖そうなお兄さんたちがたくさんいるのだ。注、中身はいい人たちです。)

そして柔軟をやって、基本稽古をやる。この基本稽古が長いのだ。延々といつまで続くのかと思うほど基本的な突き、蹴りなどをみんなで打ち続ける。その際一回一回セイヤなどと声を張り上げる。ちなみにアンディ・フグは、ここから息子をセイヤと名付けたのだ。
そしてこれが終わる頃には汗がだらだらと流れているのだが、次に移動稽古というのをやる。
要するにステップインしながらコンビネーションでパンチやキックを打つのだ。これがうったあとなるべく構えを崩さないようにするため、筋肉がつりそうになる。後ろ回し蹴りなどが特に難しい。かっこいいんだけどね。これが終わるともう汗は滝状態、道場内もむわーっとする。クーラーつけないので夏は悲惨!
そして組み手の相手を決めて、スパーをやる。軽くやれと言われているにもかかわらず、熱くなってしまう若者たち。がちがちやってしまう。はやくもダメージ。
ようやくメイン?の組み手である。これが修羅場。あまりに激しい。
ちょっと例えてみよう。K−1を白鳥同士の舞であるならば、この組み手は猪同士のぶつかり合いである。
初級者の審査たちはつかみOKのフルコンタクト空手(いわゆる極真ルール)でやる。
狭い道場でわずか一分でやるため二人とも死に物狂いで「うおおーー」などと雄たけびあげながら相手を力の限りに攻撃するのだ。素手・素足でやるため痛いなんてものではない(興奮して脳内麻薬がでているのか試合中は何とか耐えられる)。
初めての審査(つまり白帯の人)で組み手があるっていう流派はそうそうない(あの極真などでも)。そこが大道塾。しかも初級者といっても他流派経験者がかなり多くレベルは高い。
これが終わってほっとして気を緩めたらまだだめ。2回目の組み手、下手すれば3回組み手をやることもありうる。だがこれをやるものは実力が認められたもので名誉でもあるらしい。(やりたくないけど・・) それでうまくいけば飛び級することも(これは半端なく強い人)。
組み手が終わると礼法に則りお互い礼をして、死力を尽くして拳で語ったもの同士、がっちり握手を交わす。周りの道場生からは惜しみない拍手がおくられる。これはちょっと微笑ましい光景だ。
組み手が終わるとようやくほっとできる。だが最後に体力チェックというものが待っているのだ。まず拳たて伏せ70回、ジャンピングスクワット70回。すでに組み手のローキックで足を痛めてる時とかは誰か助けてーって感じ。あまりに過酷なため前もって自分の道場でチェックしてもらうことが可能となった。
とどめにウェイトだ。ベンチプレスとスクワットをやる。これが体重によって違うのだが無茶言うなよっていう重さ。厳しすぎるため8割の重量ぐらいでも許してくれるらしい。
こうして本当にようやく審査が終わるのだ。
終わった時の充実感と開放感がなんとも・・・。
またいつか書こうと思うが昇段審査というのはもう鬼。



昇級審査2 同門 2001/ 6
ところで本部での審査会はあちこちの支部・教室・同好会から色々な人間がやってくる。
寂しく一人で受けなければならないこともあるが、一緒に受ける仲間がいてくれると非常に心強い。殺気だった空気の中でも知っている人、特に共に技を磨きあった仲間がいると少し安心感があるであろう。ここからちょっとした連帯感が生まれるものらしい(先輩談)。
ところでこうした同門の人は基本的に組み手の組み合わせでは一緒にならないようにする。知っている人だとお互い手の内も知っているだろうし、全力でのバトル(ガチンコともいう)の中遺恨が残るようなことがあったら嫌だもんね。
おそらくそこを考慮してくれるているのだろう。だから全く初対面の人間に遠慮せず(?)お互いの得意技(実際はなかなか出せないことも)を繰り出しあうのである。そして普段思いもつかないような技が来るとKO率も高くなってくる。ここから学ぶことは多い。
ただ人数が足りない場合は同門対決もありうる。これはちょっと色々な意味でやりずらいのでそうならないよう祈るばかりである。

後日談
同門の人と一緒に二人で審査を受け、組み手も別々で二人ともどうにか無事終わることができた。審査のあとは二人で昼食を食べに行き、色々語り合ってしまった。うーん、やっぱり仲間というのはいいものです。特に共に審査を切り抜けた後の開放感の中だと心も開きやすいってもんだ。今度は初めての試合に一緒に挑戦してみようかなんていう話も・・・。

さらに後日談(10月)
9月には生まれて初めて空手の大会に出場。同門の二人と私の3人が出場した。このときほど、同門の仲間意識が芽生えたことはなかった。セコンドには、黒帯の先輩がついてくれて、同じ道場の仲間が何人も応援に駆けつけてくれた。試合中の写真を撮ってもらったり、昼食を一緒に食べたりもした。そしてみんなで声の限りに応援した。最高の思い出です!



熾烈!昇段審査 2001/06
6月24日午前中に昇級審査を受けたあと、その日の午後の昇級審査も見にいった。昇段審査もこの時同時に行われるのである。この午後の審査では基本的に黄帯以上の者(注:白→青→黄→緑→茶→黒)が参加する。
基本的流れは午前のものと一緒である。ただしこの時に参加するものは本当に百戦錬磨のつわものぞろい。まじですごい。
基本稽古や移動稽古(午前のものよりさらにコンビネーションが豊富になってくる)を見ていても技の切れが違いすぎると実感。腕なんかもみんな丸太のよう。鍛えこまれているなというのが一見して分かる。
前に述べたのと同じような流れでいよいよ組み手に入る。黄帯までは先に述べた基本ルール、つまり極真ルールに多少掴みが許されるといったルール(ベースとなる空手を身につけるためしばらくはこのルールで練習していく。僕もこれを中心に練習しています。)そして緑帯以上の人になると、いよいよこれぞ大道塾ともいうべき北斗旗ルール(要は何でもあり。格闘技の専門家にも最もケンカに近いルールと評されている、くわしくは大道塾ホームページ参照。)で激闘を演じることになる。
この日は、3人が昇段審査を受けた。その中には茶帯でありながら北斗旗(大道塾主催の大会)チャンピオンとなったF先生(僕も習ったことがある)の名前も・・・。
初段を受けるものはいわゆる10人組み手を行うのである。具体的には前半5分に一人一分ずつ
5人を相手に北斗旗ルールでやる。そして3分のインターバルをはさんで残り5人を基本ルール(極真ルールに近い)で同じようにやる。通算で5勝以上(しかし5勝5敗ではダメ)した場合に昇段が許されるのである。
これはよくよく考えてみればとんでもなく辛いことだ。
組み手の相手もみな昇級審査を賭けた者たちなのである。この審査のために万全の調整をしてきた人間が一分と限定された組み手のなか、相手はひたすらにラッシュをかけてくるのである。相手にとってはその一分が全てなのである。
気を抜く暇など全くない。
これが一回終わるだけで心身共に疲れ果てる。ところがそれがまずは5回連続で続くのである。これが終わると3分のインターバル、ここで昇段受験者は倒れこんでしまう。おそらく何も考えることができないほど疲れきっているであろう。このわずかな時間に普段稽古を共にしてきて応援に来てくれた仲間が必死の介抱をする。
本当につかの間の休息が終わったあと、次は基本ルールで残り5人をやる。審査の途中で別のルールに変えてやらなければならないのもキツイ。基本ルールは打撃だけであるのでびしばし攻撃をくらい体の受けるダメージは北斗旗ルール以上とも言える。
昇段審査を受ける側は凄まじい勢いで、体のダメージが蓄積し集中力も使い果たしていく。
ところが相手は元気一杯で最高の仕上がりの中猛然とラッシュをしかけてくる。
体が限界に来ている中ここでローキックを連発でもらって立っているのがどれだけ辛いか、見ているだけでも痛いほど伝わってくる。
とにかく相手の打撃も並大抵のものではない。そのローキックを例えるなら金属バッドで脚を殴られているというほど(決して大げさではない)。
もうここまで来ると精神力だけで立っているという感じだ。
周りの見ているものたちからも思わず大歓声が上がる。応援してあげたくなってしまう。最後のほうは見ているのも辛いほど。もちろんここまで耐えられるものなんて怱々いない。
昇段受験者はきっとこの日のために全てをかけて万全の仕上げをしてきただろうに、途中で立ち上がることもできず流血しながら悔しがる様には目を背けたくなってしまう。
こうして最後はもう気力だけで立ち向かいぼろ雑巾のようになりながらも、最後まで立っていて5勝以上の成績を挙げることができれば、本当に晴れて初段となる。そして憧れの黒帯を巻くことができるのだ。
これを思うと思わず目頭が熱くなってしまう。
大道塾の黒帯はもう北斗神拳伝承者、もしくはスーパーサイヤ人並の強さって言ってもいい?

この日はこの過酷すぎる昇段審査が3人同時進行であったのだ。どこを見てもガチンコである。どれを見ようか迷ってしまうぐらい。今まで数々見てきた格闘技の試合の中でも一番迫力があったといっても過言ではない。しかも狭い道場内なのでまじかのSRS席よりいい場所で見学できてしまった。
いやー、凄いものを見てしまった・・・。



お別れ組み手(日記より抜粋) 2001/11
僕が大道塾に入って、初めての先生がT先生だった。一年近く習っていた。
容貌は、例えるなら「北斗の拳」でいう「山のフドウ」って感じ(笑)。(ゴツイ)
とにかく豪快って言葉が似合うような先生で、道場のみんなからも信望が熱かった。

一番思い出に残っているのは・・・、
やっぱり先生が東北に行くことが決まって、最後の指導をしてくれた時かな。
もう一年近く経つのに、まだはっきり覚えている。
普段は技を受けてくれてはいたものの、スパーに参加することはまずなかった先生。
とにかくパワーがあった(腕なんか丸太のようだった)ので、普通にスパーをしたらほとんどの塾生が一回(僕なんか一発)で壊れてしまうだろう。かといって、手を抜きすぎると調整が狂ってしまう。
T先生の最後の指導。その日は道場生ほとんど全員が駆けつけた。
そして(僕の知る限りでは)初めて先生が自らスパーに参加したのだ。
それも、一人一人じっくりと時間をとってみんなの相手をしてくれた。
そしていよいよ俺の番が回ってきた。「押忍、お願いします。」
とりあえず、攻撃をしかけていく。びくともしない。
そして攻撃の間少しでもガードが下がると、べチーンとハイキック。
先生にとっては遊びの軽い蹴り、ガードが下がっていると教えてくれているんだろう。
しかーし僕にとっては脳がぐらぐら揺れる。そして耳がキーン。
くそー、やけくその首相撲からの膝蹴りだー。と突っこんでいくと、ぽーんと投げられてしまい、床に叩きつけられる。
こうなったら、そう思って渾身のハイキックーー。
ふっ(かわす音)、スウェーで数ミリ単位で見切られてしまう。
早くもふらふら、打つ手がない・・・。
そしてなんという圧迫感。向き合ったたけで押しつぶされそうだ。
先生が何倍にも大きく見えた。
その時俺は悟った。
「ああ、この人は俺のことを殺そうと思えばいつでも殺せるんだな。」
恐ろしいほどの強さだと思った。
10人がかりでも絶対に勝てないと分かった。
悔いの残らないように、とりあえず馬鹿みたいに突っ込んでは何度もかるーく弾かれ床に叩きつけられた。
10回以上は叩けつけられただろうか、意識がもうろうとしてきた頃ようやく交代が告げられた。
終わったあとは立っているのがやっと、という状態なのを初めて味わったのを覚えている。
次の人とのスパーでもう、ジャブも打つことができないのだ。
とりあえず打てと先輩に怒られたので、打とうとしたら完全なスローモーションだった。

だが、ここまでボロボロにされたことで、先生の強さがリアルに体験できてうれしかった。
ローキックをもらった先輩は、「岩石がどすんと落ちてきたようだ」と語っていた。。
不思議に思うかもしれないが、ボロボロにされたことでみんな本当にいい思い出になったと言っていた。
これはなぜなのか。
先生は各々に合わせて攻撃を受け止め、そして攻撃することで弱点を指摘してくれた。
威力を調節して強さを体感させてくれた。
そして組み手をしながら、今まで習ってきたことが自然と思い出されてきたのだ。
これは一人一人道場生を暖かく見守っていたからこそできることなのだろう。
それらを無言で分からせてくれた。
先生の優しさを感じた。

その日の稽古の後、本当に最後のお別れの飲み会をやることとなった。
その時にみんなでお金を出し合って買ったものをプレゼントすることになり、幸運なことに僕がみんなの前で先生にプレゼントを渡すこととなった。
先生は、みんなに「空手を続けている限り、またいつか会える。何事も続けることが大切。」とおっしゃっていた。
最後に握手したその手は、大きくて力強くそして温かかった。


世界大会ではT先生の雄姿を久しぶりに見ることが出来てうれしかった。
道場生一同必死に応援していました。(バラバラだったけど)
T先生、カッコよかったですよ。





戻る
戻る