つれづれなるままに

2003.6.20



「ブラックジャックによろしく」最終回。

英二郎(妻夫木聡)が安富(鹿賀丈史)の指示を無視し受け入れ要請に応じた結果、一人の患者が危険な状態に…。安富に「命を預かることの恐さが分からない君は、患者にとって最も危険な医者だ」と言われ、さらに自宅待機を命じられた英二郎は、悔しさと情けなさで深く落ち込んでいく。

「自分は…あの場所から抜け出せたのか?」と悩む英二郎は、以前、患者から逃げ出してしまったあの場所・誠同病院でもう一度働かせてもらおうと電話をかける。不在だった服部院長(緒形拳)の代わりに出た牛田(杉本哲太)は、「明日の夕方来い」と意味ありげに答える。翌日病院を訪れた英二郎だが、何故かそこにカオリ(鈴木京香)がいた…。
(以上公式ホームページより)

その日は、英二郎とカオリが複雑な思いを抱いているその患者の退院日だったのだ。
無事回復し、笑顔で退院していく患者。
それを見て英二郎は何かを感じたようだった。
しばしくつろいだ後、熱傷を負った救急患者が運ばれてくる。
あの場所から抜け出すために斎藤先生は牛田が一度は断った救急患者を受け入れる。
そして、危機的状況があったものの何とか自分の力で患者を救い、自信を取り戻していく。
てな感じで、美しく幕を閉じる。

うーむ、ドラマらしく綺麗に終わった最終回だったのかな。
結果オーライだったけど、
下手すれば斎藤先生は小児科の時と同じ失敗を繰り返していたかもしれない。
危ないなー。
外科で指導医をやっていた白鳥先生の含蓄ある言葉が優しかった。
これからも失敗して悩みながらも斎藤先生は成長していくってことを示唆していたのかな。

この番組は、まだ未熟な若者の成長物語だったのか。
はじめは、斎藤先生が正義の味方で、現在の医療が悪という偏った見かたで
ダークな終わり方をするんじゃないかという不安があったけど、ちょっとほっとした。
出来れば、こんな悲惨な小児医療になった背景をもう少し出してほしかったけど。

このドラマは何だかんだいって、僕にとって面白かった。
共感できる部分もたくさんあったし、
ドラマをあえて批判的に見ることで色々考えるきっかけにもなった。
何より、来年国試受かれば、ケツの青い研修医になる僕には身近に感じられるんだよね。
研修医は、身近な先輩見てても大変そうなんだもん。

これが終わってちょっと寂しくなるけど
次はDr.コトー診療所がオモシロそう。。
これは僕のお勧め漫画の一つ。
ブラよろでも感じたように漫画をドラマにするのはそんなにいいことだとは思わないけど
フジテレビもかなり気合を入れているみたいなので期待。



2003.6.16



「マトリックス リローディッド」を見てきちゃいました。
最高という訳ではないが、とりあえず行って絶対損はしないと思う。
いや、むしろ行くべき。
ただ、絶対に前作を見ておいたほうがいいと思う。
カーチェイスシーンは今まで見た映画の中でも最もエキサイティングだった。
日本びいきなところも感じられ、親しみがわく。
中でも噂になっているモーフィアスが日本刀で車を斬るシーン。
「また、つまらぬものを斬ってしまった」
と聞こえてきそうなぐらい。
ただ、カンフーアクションはどうかな。
見た目は派手だが、一発一発が軽いし、隙だらけ。
格闘技ブームを経た日本で「PRIDE」なんかの総合格闘技に見慣れた人からすると・・・。
まあ、確かにカッコいいよ。こういうアクションもあるんだってぐらいの気持ちで見るならいいかも。
前作見たほうがいいって言ったのは、ストーリーがちと難解。
最後の方の語りは理解が追いつかなかった。
哲学的な話やコンピューターのテクニカルタームを使われ、ん?って感じ。
これ観たみんなは理解できた?



2003.6.15



NHKの「BSディベートアワー」という番組に出てみた。
テーマは「医療 規制緩和はどこまで許されるか」というもの。
非常に内容の濃いものだった。
こういう場で自分の意見をいうってのは難しいもんだ。
相手の意見を即座に全て理解し、
それを踏まえて理路整然と自分の意見を述べなければならない。
そのためには、背景にある賛否両論それぞれの意見を
ある程度あらかじめ知っていることも必要で、奥深い知識が必要とされる。
それが出来るディベーターたちはやっぱすげー。
表には出てこない周りのTVスタッフたちにもイベントの進め方にプロ意識を感じた。
当然ノーギャラだったけどちょうど腹減っている時間帯に、
マイセンのカツサンドを出してくれるところがまた小憎らしい(笑)。



2003.6.14



眼科のLASIK(レーシック)というオペを見た。
最近ではメジャーになってきたので知っている方もいるかもしれない。
レーザーを使った近視矯正手術だ。
まるでSFの世界のようだった。
詳しい説明はしないが、
カウントダウンをしながら青いレーザー光線でビビビッ角膜の実質という部分を蒸散させてしまう。
スターウォーズを思い出しちまった。
眼球が動いてしまった場合でもそれに合わせて機械が素早く動き当てる位置を調節できるという。
すんげー。
怖そうだが実は非常に安全な技術でアメリカでは年間250万人も行われているというから驚きだ。そりゃー、誰だって眼がよく見えるようになりたいよね。
だが、日本でも中にはちょっといかがわしいような施設もあるので注意。
施設を選ぶポイントはリスクも含めてしつこいぐらい説明をしてくれるところがいい。
(特に老眼について)
その説明のあとでもすぐに手術を行わず、
日を置いて決意が変わらないのを見計らってから行うところは良心的。
そういうところは患者さん全体の満足度も非常に高い。

最近ハヤリの美容整形ではこのことが特に強く言える。
TVでもよくやってるけど訴訟多いからなー。みんなも変な施設に行かないよう気をつけて。
自費診療なんだから完全に納得行くまでしっかり説明してもらえるところに行くべし。



2003.6.13



ブラよろ

(公式ホームページより)
小児科での研修が始まった英二郎(妻夫木聡)は、夜間に訪れる患者の数に早くも圧倒されていた。
多忙を極める英二郎と安富(鹿賀丈史)の元に、急患の受け入れ要請が。電話をとった英二郎に、安富は受け入れを拒否するよう指示する。理解できない英二郎は、安富に詰め寄るが…。
一方、診断ミスを指摘され落ち込む出久根(加藤浩次)は、「しばらく休む」と言い病院から姿を消してしまう。
英二郎(妻夫木聡)が安富(鹿賀丈史)の指示を無視し受け入れ要請に応じた結果、一人の患者が危険な状態に…。


例の東部地域病院の腸閉塞の事件があり、偶然にも非常にタイムリーな話題だった。(悲しい話だが)

新たな救急患者を受け入れた斎藤先生はまるで正義の味方のようだった。
大方の人は斎藤先生の熱意に好感を持ったと思う。
しかしそれでは、安富先生も言っていたが、「いつか君は人を殺してしまう」のだ。

どういう意味かというと、
たくさんの患者を救おうとホットラインを受け入れる正義の味方の斎藤先生の前には、目の前の患者にも対処しきれないないのに苦しむ患者がさらに運ばれて来る。親たちは自分の子供を一番先に見ろと怒鳴る。そんな中疲れ果てて判断力も低下、致死的な病気を見逃してしまう。
そういうことになった場合、世間はどう思うだろうか。
苦しい状況で斎藤先生は精一杯頑張ったんだもん、しょうがないよ、って言ってくれるだろうか?
否。
当然、親は「こいつのせいで」と激怒。ぶちきれて医療訴訟になり、莫大な額の賠償金を請求され、マスコミに「ダメ医者と闘うには」などと特集を組まれ、社会的に抹殺されるというような状況になりかねない。病院も立ち直れないほどの打撃を受ける。
一般市民が受け取るのは、マスコミに叩かれている悪い医者としての斎藤先生。
こーんなことが起こりうるのが現実の小児科の世界だ。
救急を受け入れなきゃ受け入れないでもマスコミは小児科を叩くけどね。ゴシップ記事のノリのものばかりじゃなくもっと背景にあるものを考えて欲しい。
ちなみに小児科医の給料は、現在収入が減りつつある医者(日本の医者の技術料は実はかなり低いほう)の中でも特に低いです。どの業界も苦しいのは一緒とはいってもねー。

解決策は、予算をつぎ込んで小児科医を増やすしかない。
少子化対策の最重要課題だと思う。このままじゃ子供を安心して産んで育てられないよ。
ところが政府は銀行に血税をつぎ込む中、医療費を削減することに躍起になっている。
小児科に限らず日本の医療は崩壊しつつある。

GDP(国内総生産)の中に占める総医療費の割合は、日本は7.8%で16位(アメリカが13%で1位)。めちゃくちゃ少ない訳でもないが、この予算で国民全員が安い医療費で平等に医療を受けられるようにしているところに無理がある。
このままいけば、みんながいい医療を受けられるという国民皆保険(WHOに日本の医療は世界一と言われたのにはこれがでかい)という素晴らしい制度は崩壊する。
ぶっちゃけ、アメリカのようにお金を出せばより良い医療を受けられるようにするか、国民皆保険を維持するけど医療のレベルを落とすか、のどちらかしかない。
医療は重要な社会基盤なんだから、一人一人がやっぱり問題意識を持って、もっとみんなで予算を出し合って支えて行こうという気持ちを持ってもらいたいなー。
もっと予算をつぎこんで、みんながいい医療を受けられるようになればいいんだけどね。
個人的にはそう思います。
やっぱ、元気が一番っしょ?

なんか小難しい話になっちゃったかな。
いやー、こんな俺も将来考える時期なんすよ。ぐちっぽくなりますわな。


今日のドラマを見ていての疑問点
・夜間救急は診療費も高くなるって親御さんたちはどれだけ知っているんだろうか?
時々夜間救急を24時間やっているコンビニみたいなもんだと勘違いしてる人もいるからねー。
・36時間労働中の斎藤先生が皆川さん(国仲 涼子)とおしゃべり。
そんな余裕絶対ないよ。仕事は山ほどあるし、少しでも仮眠とるだろ。でも、うらやまし(笑)。
・大学病院の研修医一年目のデクネ先生が1人で小児科の外来を担当?
ありえないっす。
・そのデクネ先生が文句言われて落ち込んで3日間サボリを認められた?
んな指導医いるかい。あの状況の小児科だったら、悩んでいる暇あったら働けってなるはず。
そのしわ寄せはほかの人間に来るんだぞ。

まー、何はともあれ次回最終回。
どんな終わり方するんだろ。
注目だ。



2003.6.6



今日のブラよろのストーリー

(公式ホームページより)
双子の兄が亡くなった。弟だけでも、と願う英二郎(妻夫木聡)だったが、秀勝(吉田栄作)はどうしても手術に同意しようとはしない。
僅かな可能性を求めもがく英二郎は、独学で手術の練習を始める。そんな英二郎にカオリ(鈴木京香)は「オペ室と小児外科の先生に空きがでた」と連絡を入れる。英二郎は高砂(笑福亭鶴瓶)の制止を振りきり、弟を連れて手術室に向かうが…。
その頃、佳子(横山めぐみ)はある決意を秀勝に伝えていた。

それで主治医の高砂先生が承諾が取れたと嘘をついて、小児外科の先生に手術をやってもらい無事成功。
こりゃクビだ、と覚悟したところで、母親が登場し手術に同意。
(でも、これって事後承諾だったので、ヤバすぎだよ。大きな社会問題になるってば。下手すりゃ、医者もうできないぞ。辞表書いて済むってレベルの問題じゃないのでは。)
その後、父親が病室にやってきて
ダウン症の赤ちゃんに「僕がお父さんだよ・・・」
「ついに何が正しい答えなのか分からなくなりました。答えは一生考え続けることにします。」と。
感動のフィナーレ。
にしておけば絶対良かったと思うのだが、
後半の30分は小児科編の導入があってちょっと間延びして感動が薄れた感あり。
「20年後には小児科はなくなっているかもしれませんねー。」by鹿賀 丈史
うーむ、料理の鉄人の司会のイメージがあるがこのキャストは果たして?
なくなってしまうのは何故かというと、余りに待遇が悪いためなり手が少ないのだ。
需要は非常にあるのだが、近い将来国が待遇を改善しないと本当に小児医療は崩壊してしまう。次の章では小児科の窮状を訴えてくれることに期待。

ところであの双子の赤ちゃん、かなりリアルだったけど実は人形だったんだって。
公式ホームページにレポートがありました。
http://www.tbs.co.jp/bj4649/repo14_1.html
そりゃ、そうだよな。本物の不安定な状態のあんなちっちゃな赤ちゃん使うわけないか。
これ、すっごいよくできてるよ。

これはどうでもいいことだけど、
ナースの赤城さんて斎藤先生と謎に色々なところで出くわすなー。
ちなみに現実の大病院のナースの仕事は実は所属によって3つ(病棟、外来、手術室)に分けられている。

きっとどの職業ドラマも本職から見たら間違いだらけなんだろうなー。
パイロットさんの「GOOD LUCK」を見た感想を聞いてみたい。



2003.6.2



今日から一ヶ月間某国立病院で実習してきます。
大学の外での長期実習は初めてなので楽しみ。
大学病院とはどんな違いがあるのかな。



2003.6.1



今日は空手(空道)の稽古。
2週間ぶりだったけど、なんかいやに疲れたなー。
体の動きは決して悪くなかったんだけど、スタミナがいまいちだった。
まめに体動かしていないとすぐに体力って落ちちゃうんだよね。

ところで
僕の好きな格闘技ライターの井田氏。
その文才を感じさせる情感豊かな描写と格闘技への愛情と深い考察力が魅力だ。
彼が格闘技界のうねりと大道塾の歴史も交えつつ1人の武道家についてのコラムを書いていた。
おすすめです。
「長田賢一、北斗の涯を越えて」
昨年北斗旗に現役復帰した伝説の格闘家長田賢一。その沈黙の十年とライバル佐竹雅昭との生き様の対照を通して、プロとアマチュアの間に横たわる大いなるイズムの違いを考察する。



2003.5.31



最近、「I-cube」という医療の勉強会をしている団体に時々顔を出している。
大学生だけじゃなく幅広い職種の社会人も交えて集まっているので、
色々な職種の人の話や違ったものの見かたを感じることができて刺激になっている。
患者さん側の話も聞けるし、コメディカルの方の視点も興味深い。
鍼灸師さんの体の見かたってのも面白かったな。

そんな中、薫陶塾の模擬患者の方に来てもらって模擬診療所をやるという企画に参加した。
僕はコスプレもどきに白衣を着て医者役をやってみました。
その後、実際に診療所をやっている医者の方が見本を見せてもらいフィードバックを受け
いやー、まだまだだと痛感させられました。
と同時に試験で身に着けたマニュアルの限界も感じた。
世の中にはマニュアルが溢れている。
確かにマニュアルである程度の技術を身に着けることはできるが、
もちろんそれで完成されたものではないんだ、ということを体験することができました。



2003.5.30



今日のブラよろものめり込んでしまった。

今回のストーリーは

双子の弟に手術が必要になった。しかし秀勝(吉田栄作)は手術承諾書へのサインを頑なに拒む。
弱っていく双子の赤ちゃんをどうにかして助けたいと思った英二郎は、初めて当直バイトをした誠同病院の服部(緒形拳)の元を訪れる。服部は家庭裁判所に親権停止を申し立てることを英二郎に促す。
高砂(笑福亭鶴瓶)に進言するも取り合ってくれなかったが、皆川(国仲涼子)は、赤ちゃんを救いたい思いから英二郎に協力すると告げる。
二人は、児童相談所や小児外科に奔走するが…
双子の兄が亡くなった。弟だけでも、と願う英二郎(妻夫木聡)だったが、秀勝(吉田栄作)はどうしても手術に同意しようとはしない。

NICU編いい出来栄え。
双子パパに感情移入してしまった。
「俺は誰よりもあの子たちのことを愛しているんだ。誰よりも、誰よりも、誰よりもー!!」
だからこそ、子供たちがこのまま亡くなった方がいい・・・
すごい熱演だったー。
今までテレビではタブー視されていたようなことにも踏まえながら
難しい問題に真正面から取り組んでいるのは意欲作だ。
次回のNICU編のラストが楽しみ。



2003.5.23



今日の「ブラックジャックによろしく」はいい出来栄えだった。
ストーリーはというと

担当する双子の父親・秀勝(吉田栄作)から「子供たちを死なせてやって下さい」と言われた英二郎(妻夫木聡)は、戸惑いながらも子供たちの生きようとする力を目の辺りにし、やる気を新たにする。
子供の名前が決まらないまま、母親・佳子(横山めぐみ)の退院の日がやって来た。今後は母乳を時々病院に持ってきてもらう事が必要になる。英二郎は「絶対毎日面会に来て下さい」と励ますが、高砂(笑福亭鶴瓶)は「別に頑張らなくてもいいですよ」と告げる。高砂の発言に憤りを感じる英二郎だったが、逆に「斉藤先生のせいで(佳子は)しばらくこない」と皆川(国仲涼子)から責められ…。
一方双子の弟にある異変を感じた高砂は、佳子に許可をもらい検査をする。数日後、秀勝と佳子は二人で病院にやって来るが、そこで思いもよらなかった結果を聞くことに…。
(以上公式ホームページより引用)

「そして思いもよらなかった結果」というのは
染色体検査をしたところ
21トリソミー(21番目の染色体が通常は2本あるところ3本ある)による
ダウン症であるというのが判明したのだ。
それを告知されて子供を受け入れはじめていた母親は泣き出し、
父親は合併症を治療するための手術を拒否する。


原作よりもさらにそれぞれの登場人物の葛藤が
丁寧に描かれていて入り込みやすかった。

母親が子供を見て「かわいい」って言ったのをみて、やっぱり母は強いなー、と思わされた。
病院近くの駐車場で父親も車の中で泣きながら話すのを見てぐっときた。冷徹なようだが子供の事を思っていないわけがない。

斎藤先生は周りから見れば本当にはた迷惑な人間だ。
気持ちは痛いほど分かる。
自分が感じたまま行動して、とにかくストレートに相手にぶつかる。
もう少し相手の気持ちも考えた方がいい気がするが、
ドラマにはやっぱりこういう人間欠かせないかな(笑)。
本音を代弁してくれるようで、逆に気持ちいいぐらい。

一番名演技だったのは実は、高砂、つるべい先生じゃない?
動揺する両親とうるさい研修医の突き上げに板ばさみになって苦悩する様をうまく演じていた。
それにしてもわざわざ休み潰して患者の父親の職場まで説得にいくなんてことするかね。
偉すぎる。そしてそこまで患者に踏み込むことが怖くはないのだろうか。
本当は熱い心を持っていながら、うまくいかずに悔しいことがあっても周りの人間にはそれを出さない。こういう人って強い人だなー、と思う。
俺なんか機嫌悪かったりすると顔に出るってよく言われちゃうんだよねー。
斎藤先生のこと言えないです、はい。

「医者は結局他人や。」高砂先生。
その通り、人の痛みは他人には正確には分からない。
だから、想像するしかない。
自分にやっとのことで子供が出来て、もし障害を抱えていることがわかったら。
もし自分が障害を抱えていたら。
・・・一体どんな気持ちなんだろう。どうするのがいいんだろう
あるいは自分が主治医だったら、研修医だったら、何ができるのか、何をするのがベストなのか。

難しいテーマだ。

次回の放送にも期待。



2003.5.19



今日でHP誕生してからまる二年。
そして5/12には念願の10000hits突破ーー!!!
立ち上げ当初の時には、これも夢の数字だった。
最近は独り言をただ連ねるだけになってしまっているが、考える一つの機会になり
このホームページと共に自分も成長することが出来た気がする。
なんだかんだ言って続けてきて良かったな。
訪れてくれた皆さん、ほんとうに、本当に
どうもありがとうございます!m(__)m



2003/5/16



今日のブラよろ。
あの未熟児は初め出てきた時、人形に見えたけどその後、しっかり動いていた。
チューブを抜いたりもしていたけど、演技できるわけないしどうやったんだろ?
驚いた。
皮膚の色が赤かったけど、そういえば実際に僕がNICU行った時も確かあんな感じで
未熟児(超低出生体重児)の小ささと皮膚の色にびっくりした気がする。
NICUの指導医高砂先生はつるべいですか。
意外と雰囲気似合っていたりするかも。

しかし、単なる未熟児だけってだけで子供と認めない親ってのはよく分からん。
トラブルが起こる場合もあるが、今の医療技術なら十分すぎるぐらい管理できるし
ある程度の期間を乗り越えて、成長すれば普通の子供とおんなじように成長していくのに。
ずっと欲しかった子供でしょー。



2003/5/11



今日は大道塾の全国大会。
北斗旗 空道全日本体力別選手権大会。
噂では相当面白かったらしい。
この大会に関する写真入りの素晴らしいレポートがあった。
大道塾って何?っていう人も注目
http://www.boutreview.com/data/reports/030511daidojuku.html
見に行きたかったけど、体力別は遥か彼方の仙台だからなー。
秋の無差別は、また、原宿の代々木第二競技場でやるから今から待ち遠しい。



2003/5/9



ドラマのブラよろを見た。
見たことない人は
ブラックジャックによろしく(公式ページ)
を御覧ください。

今回のオペのシーン。
なんと術野まで映し出されていたが、
あれは紛れもなく本物の手術の術野だったと思う。
ドラマでやるなんてすごいね。オペのビデオかな?

3話に渡るこの話はガッツへの手術が無事成功して、ハッピーエンド。
ドラマとしては面白かった。

しかし、ちょっと不思議に思ったのが
北先生が技術を叩きこんだ現役バリバリの
心臓外科医を紹介してくれたにもかかわらず、
もう引退してしばらく経っている北先生に
結局は無理強いしてオペをしてもらうことになっていた。
これは、北先生も言っていたように
斎藤先生の「エゴ」だ。
本当に患者さんのためを思っていたら現役の先生にお願いするべきでは?
結局斎藤先生は風聞だけで、北先生のオペは凄いって決め付けてお願いした。
患者さんのガッツも北先生にお願いしたが、斎藤先生に釣られてお願いしただけ。
これはちょっと恐いことのような気がする。
斎藤先生は教授の手術、北先生の手術を自分の目で見たんだろうか?
(僕なんかが見ていても、この人のオペは凄いとかはっきりいって分からないけど。研修医も)
でも、成功して良かったね。
もし失敗していたらどうなっていたことか。
「医療はギャンブルじゃない」っていう言っていた教授は実は正しい。
患者さんのためを思って動いているつもりでも
こんなやり方続けていたら遠くないうち医療訴訟になっちゃうよ〜、斎藤先生。
恐いことだよなー。
特に心臓外科なんか失敗すれば即、死だからね。
プレッシャーが特にかかる難しいオペが出来る心臓外科医ってやっぱりすごいなー。
そんなスペシャリストの北先生が白衣のまま海で黄昏ているシーン恰好よかった。
が、・・・いいのかなー。
だって不潔じゃない(医学的な意味で。微生物などがついて感染を引き起こす)。
ましてや、猫と戯れているなんて。
もちろん後で着がえるは思うけど。
俺ら学生が白衣で病院の外に出たら絶対怒られると思うけどなー。
もちろん先生も。
まあ、でもドラマだからあんま野暮なことはいいっこなしだよね。

次回から「NICU」編って出てたね。
NICUってのは、neonatal intensive care unitの略で新生児集中治療室ってこと。
未熟児や病気を抱えた赤ちゃんが入院するところです。
楽しみだ。



2003/5/2



ところで僕は漫画が大好きだ。
漫画ってのは、小説に比べて、良くも悪くも画が大けなインパクトをもつ。
その画とストーリーの融合が様々なイマジネーションをかき立たせてくれる。
だが、ドラマになったこの漫画を見て漫画の持つ負の側面を感じてしまった。
漫画であれば必ずしもストーリーにリアリティーを持たせなくても、画の勢いで推し進め、
読者を不思議と納得させ、満足させてしまうことができる。
ところが、それを原作にリアリティーを謳ったドラマを作り上げるとなると問題が出てくる。
そしてそれが、社会的にも影響力を持ってくるようになると・・・。

ありきたりの日常を描くよりも負の部分をセンセーショナルに誇張して描く、
確かに漫画としては衝撃的でそっちの方が面白い。
ブラよろでは、まだ純粋な斎藤先生を善、大学病院の医局を悪の組織として一側面を取り上げ
偏って描いているが、やはり医療者側から見たら違和感を感じざるを得ない。
ただ、もちろん本当のこともある。
この中途半端なリアリティーを持つ
「ブラックジャックによろしく」を見て今回感じたこと。

患者の宮村さんに対する医者の説明
あれは確かにひどかった。
専門用語を羅列したあげく、「こんなこと言ってあんたには分かんの?」と怒鳴っていた。
ドラマでも言っていたが、
患者は患者の理解できる言葉できちんとした説明を受ける権利がある、
いわゆるインフォームド・コンセントだ。
まだ中にはこんな医者もいるのだろうか。
こんな風にされたら遠慮なしにキレて構わないけど、
最近はあんな病院あまりないんじゃないかな。
そう信じたい。
僕が今まで見てきた病院では、必ずムンテラと言って、図や例えなども使って分かり易い説明を心がけていた。(学生の手前もあるのかな?)
とはいえ、患者さんはどうしても弱い立場になってしまう
(本当はそう感じさせるようではダメなのだが)ので、
もしどうしても説明に納得がいかず心配だったら
「セカンドオピニオン」と言って別の医者の意見を聞いた方がいいでしょう。
実際それで外来に来る人も結構みかけました。

原作にはなかった話だけど、斎藤先生のお母さん、いい味出してたなー。
虫の居所が悪い時に、おせっかいをやかれ、うるさい母ちゃんにやつあたりしてしまう。
そんな経験、誰でもあるんじゃないかなー。
それでも暖かく見守ってくれていることが分かるあの電話、
作って置いてくれたメシを食べながら、涙する斎藤先生。
いいねー。

ただ今日の斎藤先生は客観的に見ても、社会人としても医者としても失格だった気がする。
患者さんに、「このままじゃ死んじゃいますよー」って煽るようなことを言っておきながら、自分じゃ何も出来ず、何の解決策も見つかっていないので、「おちょくってんのか」とキレられる。
さらに、北先生のオペを断られ、受け入れてくれる病院も見つかっていないのに、他のが大勢の患者さんもいる前で教授に「患者さんの気持ちは考えないんですか、あなたそれでも医者ですか」と怒鳴りつけ、患者さんを煽って勝手に退院させる。
もし退院してうちにいる間に発作が起きたらどうするんだろうか。
よりいい病院が見つかる保障もまだないのに。

その後、事後承諾の形で、勤務中抜け出して、北先生にお願いに行く。
1人の患者さんのために熱くなれる斎藤先生は素敵だが、おそらく他にも十人近い患者さんを受け持っているはず。それをほっぽりだしたのだろうか。
ほかの患者さんにとって斎藤先生はどんな存在なのだろうか?
研修医がやらなきゃならないことはいっぱいあるはず。
「ただ患者の笑顔が見たい」っていって美談にしていたが、やるべきことをしっかりやった上で行わなければならない。
悪の親玉のように描かれる教授が「患者の前で泣いたらプロ失格だ」と冷たく無表情に言っていたが、この言葉の真意は、「医者はたとえ泣きたくなっても涙をこらえながら、自分のできることを冷静に最大限確実にこなしていかなければならない。それが目の前の患者さん、ひいては他の多くの患者さんも助けることにつながる」って言うことなのでは。
まあ、この教授の場合それはないかな(笑)。
そもそも、現実には病院としてもそんなに成功率の低そうなオペをわざわざやりたがるのかな?
そこの病院での手術成績も下がっちゃうだろうし、仲の良い関連病院に送ることもありそうだけどな。単なるプライドのためだったら最悪だが、もしかすると教授に十分自信があって、これから実績を伸ばしていきたいと熱い思いを持っているのかも。

まだ学生の僕なんかが偉そうなこと書いてしまったが、斎藤先生を馬鹿にする資格はない。
後先考えず不器用に生きる斎藤先生には共感を覚えることもある。やはりまずしっかり仕事ができるようにならないと。僕は来年どんな研修生活を送ることになるんだろうか。
ていうか、その前に卒業試験、国家試験でした。



2003/4/26



今週の「ブラックジャックによろしく」を見て色々感じたこと。

1人の看護師に凄腕の医者がいて彼なら助けられるかもしれないと聞かされて、
初めて会う先生のところにアポなしで突然乱入。
斎藤先生の患者さんの命を助けようとする情熱は熱かったが、冷静に考えてみるとはて。
先輩の言うことに疑問を持ったら、本当に助ける方法がないかまず自分で文献を調べてみるべきでは。
それに、看護師にいい腕だって聞かされて医者と施設のことをろくに調べもせず、ほかの患者さんのことで緊急の用事が出てくるかもしれないのに、無断で仕事の途中病院を飛び出して、アポなしで夜中に初めて会う先生に突撃レポート。
うーん、ちょっと無茶な設定では。
まあ、ドラマだから野暮な突っ込みはしない方がいいっすね。

遠く離れた大学病院に送られてしまうことは、確かにあります。これは患者さんにとってみたら本当に迷惑な話だよなー。

循環器内科と心臓外科が異常に仲が悪かったけど、
あんなにひどいところも中にはあるのかな。
もちろんどっちもスペシャリストで、お互いリスペクトできなきゃダメ。
僕の見てきた病院では、先生同士仲が良く、どこの内科・外科でも連携はうまく取れているように思えたが。

このドラマを見て、感じた疑問を募集します。
現在医学部6年生である僕の知っている答えられる範囲で、このホームページ上でお答えして、みなさんの医療への理解の一助になればと思います。



2002/4/21



「某有名タレントのTVタッ○ル」という番組を見た。
あまりのひどい出来に憤りを感じた。
御覧になった人はおられるだろうか。
貶めたいと思う者の言葉尻を捉えて、番組で罵倒し、
出演者の発言を全く何の検証もなしに正当化することで
要は、医者=権威者=悪者、ジャーナリスト=庶民の味方
という図式を成り立たせていた。
ひどいもんだ。
ジャーナリストは煽るだけ煽れば、結局それで自分が得をする。
確かに番組としては面白い。
視聴率も取れてしまうんだろう。
僕ももしそれが自分の専門分野じゃなかったらそれを鵜呑みにしていたかもしれない。

検証を受けていない発言なので、あまりにも突っ込みどころが多すぎる。
(今の僕の知識では突っ込み切れないところもあります。)
例えば、医療を完全に株式会社化すれば、当然もうからない部分はばっさり切るだろう。
そうすれば、救急医療や小児科などは廃止される。ホームレスも・・・。
株式会社が医療のダンピングをすれば、次々に近所の小さな開業医は潰れる。
残るのは、遠く離れた大資本の営利目的の病院だけ。
(これからの勤務医にとっては、もしかしたらそのほうがいいのかも。労働基準法どおりの勤務時間でよくなるしね。でも、やっぱりそんなのは違う気がするが。)
そりゃ、日本医師会も反対しますわ。
では、困るのは誰なのか?
一般市民である。
テレビ番組によって国民の数百万、数千万の人間が、影響を受ける。
僕も自分に馴染みのないジャンルのことだったら、真に受けてしまう場合もあるだろう。
テレビ、マスメディアの恐ろしさを感じた。情報
いいかげんな煽り番組の影響が、結果的に政治につながってくるとどうなるんだ。
もし煽り番組のいう通りに政策を実行されていったら・・・



2003/4/20



今日は2週間ぶりに稽古に行った。
先輩に「あっきー(仮称)、お前、太ったんじゃないか。」
と言われた。ドキッ。
やばい、確かに腹が出てきたかも。
最近、稽古も行かず、自主練もせず、この時期飲み会が続いていたからなー。
やっべー。慌てて腹筋しました。続けないと気休めにしかならない。
くそー、目標週3回腹筋。



2003/4/19



ビデオで昨日やった「ブラックジャックによろしく(以下:ブラよろ)」を見た。
今回も色々ネタがある。

「医局マフィア」
教授を頂点としたピラミッド型の構造、っていうのはその通りだろう。
それを、銅像やうんこの話など出しながら滑稽に描いていた。もちろん、嘘だが。
医局というのは、明治時代から始まり、様々な変遷を来たしながら現在まで続いている。
マフィアというのは、一側面を捉えて誇張して言っているのであって、
当然ながら決して悪の集団ではない(笑)。
医局講座制が、日本の医学を世界トップレベルまで持っていくことに貢献し、
病院への医者の供給をしてきた業績がある。
ただ、研究だけでなく臨床重視の流れの中、制度疲労を起こしてきた面があるのも事実。
詳しくはそのうち書こうと思うが、臨床研修義務化が決定し、状況が変わってくるかもしれない。
医局旅行中、斎藤先生が教授に向かって、キレて怒鳴っていたけど、あんなことしたらどうなることか。ハラハラ。見当違いな怒り方だった気もするし。

「尊厳死」の問題。
簡単に言えば、
無駄な延命治療をしないで尊厳を保ったまま死を迎えさせてあげようというもの。
(例えば、チューブにつながれているだけの状態を続けるのは意味ないんじゃない?っていうこと)
この番組では、まるで、斎藤先生が患者や家族を思いやって善、白鳥先生が悪
のように描かれていた。
しかし、実際は、患者のため、家族のために、こういったことが最近叫ばれてきているんだぞー。

共感できる部分もあるし面白いんだけど、なんか非常に誤解を招きそうなドラマだ。



2003/4/18



「はじめの一歩」のスペシャル版を見た。

今回の一歩と真田との闘いの章は漫画でも見ていなかったし、
原作の持ち味をうまく引き出していた感じで面白かった〜。
真田が試合中に考えていることがうまい具合に解説になった。
おかげでいかにボクシングの試合が過酷かということが伝わってきて
手に汗握ってしまうほどの迫力があった。
でも、この衝撃で脳を揺らせばあと何秒は神経伝達が足まで伝わらず立つことはできないはずだ、
なーんて、予測できる訳ねーだろよ。
パンチでの「触診」ってのも受けた。そんなことできたらカッコいいかも。
そんな漫画ならではのエピソードだけど、逆にリアルに迫力を醸し出していた。
一歩くんの不器用さにも笑えたし、
いやー、いいアニメ見たな。



2003/4/12



ドラマ「ブラックジャックによろしく」をビデオで見た。

実は原作も全部読んでいる。
しかし、この漫画は「お勧め漫画」には入れたくない。
リアルっぽく書いてるけど、間違った描写や数字に嘘がかなり多い。
漫画としてはいいんだろうけど、誇張がこれでもかとばかりになされている。

規模も大きく、交通外傷の患者も受け入れる3次救急の病院に、
院長と研修初めたての研修医が二人で当直?
そんな病院どこにあるんだよ。
30年間、初めの皮膚切開しかしない外科の教授?
アホか。
手術室での出来事にも、疑問符が。
この番組、医療監修を受けているんだろうか。
原作では何も知らない研修医が全部初めて目にしたように書いてあるが、
そもそも卒業校の大学病院勤務しているなら
ポリクリ(臨床実習)でだいたい内情は分かっているだろうに。
冷静に考えれば他にも多々あるが、これぐらいにしておく。

とはいえ、漫画、ドラマとしては、面白い作品だと思う。
僕も医療サイドの人間でなかったらこれをリアルな世界と思ってしまうに違いない。
なんていうか、日本の医療の矛盾を表現したいという思いは伝わってくる。
ドラマの俳優さんの演技やカメラワークもうまかったなー。
上に書いたようなことは後からよく考えればっていうことで、
見ている瞬間は真剣に見入ってしまっていた。
ドラマとしては面白そうだし、ネタが多そうだからこのドラマを追い続けます。



2003/4/11



地方都市にある病院から戻ってきました。
そこの整形外科で今週は3回もごちそうしてもらい、
腹一杯飲み食いしながら過ごすことができた。
実習面でも親切に教えてもらい充実。
大学病院本院は特殊な症例が集まる傾向にあるが、
そこでは、見たいと思っていた外傷などの一般的な疾患が多かった。

例えば、この季節ではまだスノーボードの怪我をした患者さんが何人かいた。
スノーボードってのはやっぱり危険だ。
みんなの知り合いにもこれで骨折したって人多いんじゃない?
骨折だけならだいたい治るからいいけど、脊髄損傷は悲惨。
スキーより腰や背中をぶつけやすいから、脊髄を痛めることも少なくない。
そうなると、麻痺が残ってしまう場合がある。
手足の麻痺はおろか、下手すれば半身不随。
首を痛めれば呼吸すらできなくなって死ぬ可能性だってないわけじゃない。
転ぶ練習はよくしておいた方が良さそう。
受き身が取れれば最高だけど。

仕事中、4本の指をプレスしてしまい、3本の指は回復する見込みがあるものの
もう一本は回復せず、やむをえず指の切断なんてのも見た。
その指はいまだ真っ黒になっていた。
切り落とすのは見ていてなんか切なかった。
それもよりによって小指。勘違いされなきゃいいけど。



2003/4/6



前回の試合審査の結果が発表された。
残念ながら保留になってしまいました。
無念!
今回はかなり厳しい審査だったようで、保留の人間も多かったみたいだ。
黄帯から緑帯に上がる時は特に厳しい。
初めての昇級保留。
まじ、ショック。自分が情けねー・・・。
結構へこみました。
一緒に試合に出たIさんは見事一回戦突破し、黄帯が授与された。
正直うらやましい気持ちもあったが、
仕事が忙しかった中、それに値する見事な闘いをしていた。
すごいよ。
おめでとう、と素直に言いたい。

今日の稽古は前半イマイチ身が入らなかった。
それで今日は久々に顔面ルールに参加。
そして寝技もやった。
飽きっぽい僕だが、ルールの幅が非常に広いので
今まで飽きずに大道塾を続けていられる。
基本(極真)ルールは少し休んでからまたやろうっと。
いい気分転換になって良かった。

さて、今から一週間地方の付属病院に行ってきます。



2003/4/2



今日の整形外科でのオペの患者は、
空手をやっている方だった。
膝の前十字靭帯損傷と内側半月板損傷。
関節鏡を膝に入れるとボロボロの状態だった。
相当痛かったんだろうなー。
よくここまで続けてきてたなー。

膝関節鏡で内側半月板を切除するオペだ。
これで日常生活はおそらく大丈夫だろうが、
空手で今までどおりの動きをすることは残念ながら難しいかもしれない。
QOLも保てるのが理想なのだが。



2003/3/31



今日は春休み最後の日。
ネットサーフィンしながら無駄に一日を過ごしてしまった。
先日、進級発表があってなんとか無事に6年生になることが出来ました。
そして、明日から学校。
本当なら今ごろアメリカに実習に行くことになっていたのだが、
例の戦争のせいで学校からダメと言われてしまった。
別に戦場に行く訳でもないんだからいいじゃんよー。
前々から楽しみにしながら準備を進めて来ただけに、鬱。
と言う訳で結局、明日から整形外科を回ることになりました。
まー、それはそれでいいか。
特に外傷を勉強したいっす。

今年は俺にとって将来を決める年。
揺れ動く研修制度の中、将来設計を考え、
研修病院や進みたい科を決めなければならない。
卒業試験もあって、そのあとには国家試験も待っているしねー。
あー、書いてて怖くなってきた〜〜。
ちなみにまだ何科の医者になるか決めていないけど、
今、興味があるのは耳鼻咽喉科かな。
どなたかこんな僕と情報交換しませんかー?

そんなこんなで前にも書いたように、
実はホームページはアメリカに行ったら終了するつもりでした。
でも、中止になってしまったし
おかげさまでアクセス数も地味ぃーに伸びていっているのを見ると、
なんか更新しなきゃ悪いような気がしてきたなー。
不定期でもいいから更新続けよっかな、面白いネタがあれば。



2003/3/30



全国から研修指定病院が集まっての合同セミナーがあった。
僕らの学年にとっては切実な
卒後の新たな臨床研修に関する説明会があった。
僕らの時から制度が変わるんだけど、
まだ決まっていないことも結構あるし、
やっぱり初めは相当もめそうだなー。



2003/3/25



今日は久々のバイト。
先生にいいバイトを紹介してもらった。
テレビ局の番組で、アレルギーの検査をするというもの。
プリックテストというものなのだが、
検査中に被検者から
「空手やってますか?」と突然言われて驚いた。
むー、なぜに分かった。
まさか、名探偵コナン級の推理を?
「手ーみりゃ分かりますよ。自分もやってましたから。」
そういえば、なんか他の人にもじろじろ見られていた気がする。
医療従事者がこんなじゃやばいかなー。
せーぜー、折らないようにしよ。

演出の仕方を試行錯誤しているのは、見ていて面白かった。
思いっきりベタなのは、ちょっと恥ずかしかったかも。
バイトの後は、飲みにも連れていってもらって、プロデューサーの苦労話などを聞けた。
やっぱり異業種交流ってのは、面白いなー。



2003/3/23



今日は大道塾関東地区大会の日。
僕も黄帯の部で出場しました。
出場者の視点から飾らずに感じたままを書いてみます。

前日は夜の11時にはふとんに入って、朝7時起床で睡眠ばっちり。
ランニングもできたし、ローディングもした。
怪我は拳を痛めているもののテーピングしたし、下腿や腰が痛いが
どうせ試合になれば忘れてしまうだろう。
コンディションは悪くはない。

場所は台東リバーサイドスポーツセンター。
大道塾でよく使うところで、もう何回も来ていてお馴染みの場所。
浅草駅から行く途中の墨田公園では、
青空が広がる中、右手に隅田川、左手にはカンザクラが咲いていて、
春が来たなーっていうのを感じさせてくれる。
なかなかいい会場選びじゃないの〜。

同じ道場の青帯Oさんと合流。知っている人を見つけるとちょっとほっとしちゃう。
受付を済ませてトーナメント表が配られる。
なになに、初戦の相手の身体指数は235かー。
俺と同じぐらいだな。よし、よし。
応援にOさんとSくんも来てくれたので、調整を始める。
みんなこの時間になると、思い思いにシャドーなどをしつつ
対戦相手がどんなやつなのか、つらー見てやるかって密かに探り合いをしている。
うーん、黄帯の人間の視線が痛い。
俺なんかも特にその傾向が強い。
審査でも試合でも対戦相手の顔や体格を見て、イメージし作戦を練って、
来るべき時に向けて気持ちを高めていく。
でも、あれ、おかしーなー相手のKさんこの人あの人でもないし、みつからねーなー。
まー、いーか。そのうち分かるさ。

開会式が始まる。
随分若い選手が選手宣誓するなー、と思っていたら。
なんと小学生。えー、俺と体の大きさ変わらないジャン。デッケー。
こんなのクラスにいたらコエー。学校の番長もよけて通っちゃうぞ。
なんでも、小学生の初代全日本チャンピオンなのだとか。
それにしても、開会式では前後に対戦相手が並ぶはずなのだが、違う名前。
おっかしーなー。まさか、棄権。いや、そういう考えは絶対ダメだ。
武蔵に翻弄される小次郎状態だけはよそう、と最近TVで見ているMUSASHIを思い返す。

そして、第一試合が始まった。
え、Bコートってこれなの?(会場にいた人は分かるでしょう)
繰り広げられる熱戦をぼーっと見ていたが、考えてみたら次は俺の番だ。
早々と2試合目に当たったのだ。自分でほっぺたをバチバチ叩く。
一試合目が終わった。
さーて、いよいよだ。
(注:試合中の自分の記憶は曖昧です)
ここで初めて見た対戦相手は、身長は俺より少し低いががっちり体型。
作戦は何も考えていなかったが、先手を取ろうとだけは思っていた。
「はじめっ!」
飛び込みざまの左ストレートを打つ。
そして、そこからの右ロー。バチーッ。
さらにワンツーから左インローで攻め立てる。
入ったー。
作戦を立てていない時ってのは、やっぱり繰り返している回数が一番多い技が自然と出てくる。
相手も返してくる。が、それほどの圧力は感じない。
左右左のパンチ3連打に右ローを繰り出す。よし、入るぞ。
パンチが反れて、相手の顔面にパンチがわずかに当たってしまったりもした。
しかし、とにかく手数ではこっちの方が多い、いけるかも。
(試合中こんなこと考えられたのは初めてかもしれない。普段はほとんど何も覚えていないのに。
これは、余裕だったのか、気持ちが入りきっていないだけだったのか、それは後で判明する。)
相手が強烈な右ローを思い切り返してきた。
だが、間合いもあったので見える。左足でカットする。
衝撃はあるが、試合中は痛くない。(あとになって俺の細足は悲鳴をあげていたが)
更なる相手の右ローに、カウンターで右ボディーストレートが決まった。
(これははっきり覚えている。)
しかし、この辺りから思考力が働かなくなってきた。
相手のパンチに左前蹴りを合わせ、突進を止める。
そこまでは良かった。
だが、ここから反撃のラッシュにいかなければならないところを体が言うことを聞かない。
さらに、接近になってしまい押され気味になった。
その時に出してしまった掴んでからの左ひざ。
今大会では掴みは禁止になっていた。
それは頭で分かっていのだが、集中力が低くなると、体が反応してしまう。
考えが働かなくなってきたものの、
「手数、手数ー」という周りの声に乗せられて攻撃を出しに行くが、相手も返す。
最後は同じぐらいだったと思う。
そして試合終了。長いような短いような3分間が終わった。
両方ともポイントはない。反則も採決されるほどのものではなかった。
相手は白。俺は赤。
多分引き分けかなー。負けはないだろうと思っていた。
「判定ーーッ!」
赤旗上がれーーー!
結果は・・
四人の副審うち二人は引き分け。
そしてもう二人なんと白。
なにーーっ。
そうなると勝負を分ける主審に注目が集まる。
ドキドキ。
・・・。
「主審、白ッ。」
ぐっはーっ。
あれっ、俺、負けちゃったんだー。
前回の時のようなこみ上げて来るような悔しさはなく、どこか他人事のような気がしていた。
実感が沸かなかった。


セコンドは「勝ちか、悪くても判定かと思った。」
向こうのセコンドも「負けたと思った、もうけ。」と言っていたらしい。
敗因の分析をしてみたい。
だが、某T先輩には「スタミナがないねー、気持ちのスタミナがない。」と言われた。
うーむ、面白い表現だ。ずばり的を得ていると思った。
確かに、このまま行けば勝てるぞ、あとは無理しないで
普通にやってりゃいいやって思っていたのかも。
人っていうのは直前に見たものが一番印象が強くて、
総合点では勝っていても、後半で負けていると負けになることが良くある。
例えるなら前半で7対3で勝っていて、後半で4対6で負けた場合だ。
ボクシングだったら違うが、空手なんかではそうなる。
別に不服を言うつもりはなくて、僕自身、こういう採点方法のが好きだからいいんだけど。
それに加えて大したものではないものの反則もしちゃったからなー。
赤旗が一つも挙がらなかったのは、きっとそれなりの訳があるんだろう。
(印象に残るような試合じゃなかったけど、フィードバックをして欲しいので、もし僕の試合見た人がいたら感想くれるとうれしーっす。)

今大会で結果を出した人はすべからく、最後まで攻め続けていた。
優勢でありながら、なおかつ、攻め続ける。
これは、勇気のあることだと思う。
これを評価するのは、武道にふさわしいと言えるんじゃないかな。
そんなことを感じました。

その後の話だが、
相手のKさんは切れのある強力な技を出すでもなく、猛烈なラッシュを繰り出すでもないのだが、
なんというか不思議な強さで準優勝を果たした。
彼の強さは、スタミナ、そして集中力の持続力にあるような気がした。
延長戦も含めると、とてもなく長い時間を闘っているのに、劣勢になっても集中力を切らさずに
自分の出来ることをやっていったというような気がする。
あとで話したが、これまたいい人で
「一回戦は腹にかなり効いていたし、手数では負けてたから、負けだと思っていましたよ。」
などと謙遜していた。
効いたそぶりなんか全然見せないんだもん。
もし、延長になっていても負けていたかなー。
これで、体調は最悪だったっていうんだから強い人だよ。

あー、それにしてもやっぱ悔しいや。
内容よりも今回はとにかく勝ちたかったっす。
今回が最後になるかもと思っていたのだが・・・。

それでもいい思い出の一つになりました。桜も見れたし、
大会後には刃桜さんと初めて話すことができたし、格闘OLにも久々に会えた。
また、燃えるお父さんAXELさんの戦いぶりがあまりにも熱かったことを付記しておきたい。
優勝おめでとうございます!

空手の試合を見るのは初めてという友達を連れてきたが、
激しくかつ爽やかだったと言っていました。
子供が出来たら習わせたいって。
いい大会です。スタッフの皆様、お疲れ様でした。



2003/3/17



某最大手電話会社関東病院に見学実習に行ってきた。
そこはまだ出来て2年ぐらいしか経っていない最新鋭の病院。
そして電子カルテまでもが導入されている。
今回は耳鼻咽喉科です。
ここでは先生方が非常に懇切丁寧に教えてくれた。
基本的な処置の仕方も見ることができたし、外来も回診も見れた。
患者さんとの接し方もフレンドリーでうまいな、と感じた。
耳鼻科では痛い処置が多いけど、こんな癒し系の先生だったら和めるなー。
実習の後、医局を覗いてみたところ、研修医の先生方と話すことができた。
話してみたら、実は同じ学校の先輩で、知りたかったことを色々聞くことができた。
この病院で研修するのも悪くないなーと思ったが、
電子カルテは初期研修する上ではどうかな〜。



2003/3/16



空手(空道)の稽古の日。
サンドバッグを叩いていたらスタミナが足りないことが判明。
3分ってなげー。
おまけに両手の皮がむけちゃったー。
次々に課題が見つかってくる。
まずはやっぱり最低限走りこもうっと。
試合まであと一週間!
考えるとどきどきしてきたな、もー
がむしゃらで無様な姿をさらけ出してやります。



2003/3/9



総本部に審査会を見に行った。
相変わらずみんな気合入ってるなー。
それにしても、この審査会に出た上、
そのまま2週間後の試合に出ちゃおうっていう人間が結構いるのに驚いた。
少なからず怪我は避けられないだろうに。
すげーやる気、恐るべし。



2003/3/4



大宮西道場に出稽古に行ってきた。
W先輩の実戦に即した基本稽古に刺激を受けた。
例えば、拳立て一つとっても違う。
胸を床につけてから、パンチの初速を意識しながら体を持ち上げるのだ。
支部ごとに特色ってのはやっぱりあるもので、
出稽古に行くとやっぱり刺激を受ける。

スパーでは伝統派の空手をやっていた人の直突きを喉にまともに受けてしまった。
フルコン的にどっしり構えると、伝統派の下の方から突き上がってくる初弾はかわしづらく、
顔面や喉にもらってしまいそうだ。
次の日、しゃべるのがちょい辛かった〜。
フルコンが伝統派より優れている点もあるし、その逆もあるのだと身をもって体験した。



2003/3/1



昨日と同じ某病院の救命救急室で実習をしてきた。
ここでは三次救急まで取り扱っている。
どんな重症の患者でも決して断らずに受け入れると評判だ。
朝にカンファレンスと病棟回診。
その後はひたすら暇だった。
誰も患者が来なくて本当に何もすることがない。
平和なのはいいことなんですけどねー。
口を開けてよだれを垂らすぐらい、ぼけーっとしていた。
外に出るわけにも行かないし、先生も控え室入って勉強していて構ってくれなかった。
まー、よそものにはこんなものなのかな。
放置プレイは一番つらいっすー。
ぽけーー・・・。
実習に来ていた救急救命士を目指す学生と話をしていた。
同年代だったので色々話すことができた。
「患者さんが来ると先生たちは、殺気だつから気をつけた方がいいっすよー。」

夕方5時を過ぎてからが救急の本領だ。
ここでは75%以上の患者さんが夕方5時以降に来ると言う。
5時になるとどこの外来もしまっちゃうからね。

7時過ぎ、「メシの出前でも取るかー。」などと言っているとホットラインがなった。
家に帰ってみたら、おばあちゃんが動かなくなっているのを見て119番したらしい。
意識レベル300(痛み刺激にも無反応)で、心肺停止状態らしい。
ぴーぽーぴーぽー。
サイレンが病院に近づいてきた。
スタッフも慌てるかと思いきや随分と冷静に待っている。
俺はキンチョー。初めてのCPA(心肺停止状態)の患者さんだ。
患者さんが処置室に担ぎ込まれてきた。それでもスタッフ冷静。
バイタルサインを取ってみると全部無反応。
そう彼らはもう分かっていた。
状況からしてまず大往生。慣れているんだろう。
心臓マッサージと人工換気をしばらくやったが、蘇生せず。
残念ながら手の打ちようがない。
「家族をこの部屋に入れて。」と先生。
「・・・という訳です。何時何分を持ちまして○○さんのご臨終を確認しました。」
嗚咽をもらしながら、泣き崩れる家族。それを励ます家族。
荘厳な死という現場に直接立ち会ったのは、実はこれが初めてだ。
今までも親戚の時も死に目には会うことができなかった。
スタッフと共に黙祷を捧げた。
発見された状況としばらく病院にもかかっていなかったということなので、
法律上異状死ということなので、もうしばらくして警察の事情聴取があるらしい。
年齢から考えても大往生であろうが。

出前が受付に届いて取りに行こうとしたちょうどその時に、またも救急隊から連絡が入った。
(むー、メシはおあずけじゃー。)
今度の患者さんは、
意識レベルは100(痛み刺激を払いのける)。心拍も弱っており、呼吸もしていない。
スタッフに緊張感が走る。
今度こそ本当の修羅場だ。
サイレンが遠くから聞こえてきた。
いつもならドップラー効果を感じつつ、通り過ぎていくのをボーっと聞いているだけなのだが、今回は違う。
その音がどんどん迫ってくる。
壁に反射する点滅する赤い光が視界に入ってきた。
「バイタルはー?」
「意識レベル200(悪化している)。心拍数・・・、自発呼吸ありません。」
怒声が飛び交う中、担架が救急室に担ぎ込まれる。
「1、2、3。」処置用のベッドに移される。
心臓マッサージ、人工換気を行う。何分にも渡ってやる。
相当なエネルギーが必要なので交代してやる。なんと僕も参加してしまった。
「1、2、3、・・・、15ぉー。」
ぷしゅー、ぷしゅーっ、と二回人工換気。
しばらくこの繰り返し。
モニター、X線などの準備も同様に進める。
「学生、心電図とれー。」
「はいぃぃー。」
試験でやったのを思い出しながら、たどたどしく電極をセットしながら心電図をとった。
緊張して手が震えちまうよー。が、なんとか無事波形が出てくれた。
心臓はどうにか動いているようだ。(どんなだったか忘れた)
中心静脈から薬物も流し込む。
なんとか、とりあえずはもち応えたようだ。
「頭部CT取りにいくぞぉー。」
脳内出血が起きていることが分かった。特に小脳がひどい。
「一応オペ適応だ。ノウゲの先生のポケベル呼び出してくれ。」
もう家に戻っているのにお気の毒。
なんせ、人の命がかかっております。
家族を招き入れて、状況はかなり厳しいということを説明。動揺する家族たち。
その後、患者さんはオペ室に直行。このオペ次第で患者さんの生死が別れてしまう。
救急室の役目はとりあえずここで終わった。
やっぱり凄いとこだった。



2003/2/28



某病院の小児科で実習をしてきた。
病院を案内してもらった後、外来を見学させてもらった。
その時質問されまくったが、答えられず。
どこどこの学校の学生は大して勉強してないなー、などと笑いながら言われてしまった。
くそー、無念。
でも、こうやって外に出て笑われたり怒られたりしながらの方が身になるのかも。
ちょっと毒の効いたジョークを交えながらも、良く教えてくれた。
自分の大学の外の病院に出るとやっぱり今までと違う雰囲気がある。
フランクな人もいれば、ライバル意識を交えながら学校のことを聞いてくるような先生も。

大きな市中病院でも多くは大学の影響を強く受けており、
この科はどこどこの大学の○○科の医局から医師を派遣されている、
などという関係がある。
これが良く話題に取り上げられる医局制度だ。
そのトップに立って人事権を持っているのが教授という訳だ。

患者さんへの影響を考えてみると、そこの病院で対応が難しい疾患でも大学の最先端の医療を紹介してもらったりできるメリットもあるが、科の連携がうまく行っていないと困る場合もあるんじゃないかなー。
良くも悪くもこうした制度が長らく続いてきたが、変化の兆しもある。



2003/2/25



昨日と同じ病院の神経科に実習に行ってみた。
患者さんの病気について書くのは避けるが
神経科って聞いて神経内科と精神科の中間みたいなもの?
なーんて思ったけど、実際はいわゆる精神科。
患者さんの中にも間違えていた人がいたぞー。



2003/2/24



某都立病院に見学実習に行った。
ちょうど僕の世代の時から医者の研修制度が変わるため
この春休みは初期研修(医者になって始めの二年)の研修先を探す意味でも
現在の5年生では病院見学に行く者が多い。
その際、実習をする科を選べる訳だが、
ここの東洋医学科という名前に惹かれて行ってみた。
そう聞いて、みんなは何を連想するだろうか。
俺は鍼灸や気功なんかが頭に浮かんだけど、
東洋ったって考えてみりゃ広いもんなー。
とりあえず一度見てみようと思ってやってきた。
東洋医学というのは、一概に定義するのは難しい。
ここで書き切れるものではないので、
自分が受けた実習についてだけ書きます。
だからここに書いたのはほんの一例に過ぎないことを断っておきます。

ずっと先生の外来についていて、かなり熱心に教えていただいた。
幅広い東洋医学の中でも現在学会でよく研究されているのは、
やはり漢方薬らしい。
ちなみに漢方というのは中国医学とは別物で、
中国から伝わったものが独自に日本で新たに発展したものだとか。
違いは、漢方薬の成分は似ているが微妙に違うし、投与量がかなり違うなど。
そして漢方薬をその独自の理論(人体を構成する気、血、水。陰と陽、虚と実などなど)
に基づいて投与していた。
正直、違和感を感じるが
決して西洋医学と矛盾するものではなく、
西洋医学に基づいた方法が患者にいいと思えば
合理的なその先生はステロイドなどの一般的な薬も出していた。
漢方薬を使うメリットとしては
やはり漢方薬ならではの効果が期待できる疾患があることや
漢方薬は色々な成分を含んでいるので西洋医学の薬を使うより薬の量を減らすことができる
などとおっしゃっていた。
実際に効果を挙げている例が多数あるし(注・EBMがどうだかは僕は知らない)
興味深い分野ではある。
また、機会があれば勉強してみたい。



2003/2/23



今日は空手(空道)の稽古。
試験勉強中でも週一回は稽古に行っていたのだが
やはり体力の衰えは隠せない。
また、後輩の青帯が成長著しいので余計それを感じる。
スタミナが切れて最後の方のスパーでははっきりいって押されてしまっていた。
なんてこった。我ながら、情けねー。
春休みになったし、またやるぞ。
3月23日の試合に一応出るつもり。
ここしばらく顔面ルールに参加していて、色々な迷いが生じてきた。
基本ルールの原点に帰って自分を見つめ直す意味でもいい機会だ。

ただ、今回の試合は黄帯限定試合というのを聞かされて正直、鬱になった。
今までだったら白帯、青帯と一緒だったからチャンスだと思ったのにー。
俺ってせこい男です。
苦しい闘いになりそうだな。
こうなったら気ぃー取り直してトレーニングしまくるっきゃねー。
初勝利をつかみとってやるぞー。



2003/2/20



今日は「オスキー」といういわば実技の試験があった。
書く価値が多少はあるかなと思ったので、久々に更新。

オスキーとはOSCEと書いて、
Objective Structured Clinical Examination
という長ったらしい名前の試験の略。
元々はアメリカで生まれたもので、日本語では客観的臨床能力試験と訳されている。
時に新聞でも話題に上る今はやり?の試験。
やった内容を簡単に順番に書いてみるね。

以下のものを一個一個の部屋でやって順番に回っていく。
@メディカルインタビュー
 SP(simulated patient)というボランティアの方に模擬患者をやっていただく。
 10分間で以前にColumnで書いたようなテクニックを駆使して情報収集するわけだ。
 10分で必要な情報を全て聞き出すのは、実は結構、至難の技。
 その後、ここがどうだったぞーとなどというふうに先生やSPさんからフィードバック。
A病歴作成
  @で集めた情報をもとにカルテを作成する。15分あるのでまあ、楽勝。
BCPR(cardiopulmonary resuscitation)
 いわゆる心肺蘇生だ。自動車教習所で習ったようなやつ。
 人形に向かって恥ずかしげもなく、「大丈夫ですか、大丈夫ですか」と声もかける。
 隣の部屋にまで切羽詰った声が聞こえてきたときは笑った。みんな、役者だねー(^^ゞ。
 病院の中で起こったという仮定なので、舌圧子やマスク、気道への挿管などもやらされてびっく り。
C基本的外科手技
 なんかゴムでできた皮膚の傷を縫う。
 オペ室の状況だと仮定してできるだけ清潔に縫って糸結びをやって、その後抜糸。
 外科の教授が見ている目の前でやるのでちょっとキンチョー。
 とりあえず時間内に終わったが、我ながらぎこちなかった。外科はむいてねーかなー。
D神経学的検査
 お題は神経内科と耳鼻科のものだった。
 色々な器具が置いてあってどれを使えばいいか迷うー。
E心音・呼吸音聴取
 通称「さゆりちゃん」という人形に挨拶して、聴診器を当てて聞く。
 その光景は想像しないように(笑)。
 良くできていて場所によって聞こえる音やその強さまで違うのだ。
 音を聞いてどんな異常な音が聞こえるか、どんな病気が考えられるかを言う。
 両方ともはずれ〜。無念。
F心電図検査
 これは学生に心電図の電極をつけて実際に心電図をとる。
 そして見るべきポイントを上げて、その解析。ここまで来ると眠くなってきた。
G臨床推論
 説明しずらいけど、実際の診断から治療までの過程をシミュレーションする。
 つまり、なに聞こうかな〜、と考えてページをめくると問診の情報が追加。
 なに検査しよっかな〜、と考えてページをめくると検査情報が追加。
 それで、診断つけて治療を考えたりする。
 ページをめくると前のページには戻ることができないのがポイント。

というわけで合計2時間半〜3時間に及んだ。
4年生の時はバイタルサイン、頭頚部、胸部、腹部、神経系の診察の仕方をやったが
今回はまた違った角度からの実技だった。
まあ、今回は学生を落とすためのものではなく、教育のためって感じで割りとお気楽。
試験に備えて練習しておくってことに意義があるんじゃないかと思う。
でも、一つ下の学年からはこのオスキーが国家試験に導入されることになるので、もっと厳しくチェックしていくらしい。
ちなみに留年もしくは国試浪人したら、俺らにもこの「OSCE(オスキー)」が待っている。
くわばら、くわばら。



2003/1/4



考えた末一旦ホームページの更新を終了させていただきます。
このホームページにアクセスして下さった皆様に深く御礼を申し上げたいです。
ホント、感謝、感謝っす!
自分自身も更新しながら色々考えることできたし、アクセス数が増えるってのはうれしいもんです。いい経験ができました。
(現在8724ヒット)

2002年は、4年生から5年生になって臨床実習(ポリクリ)生活を中心に書いてきましたが、
それも終わりに近づき、正直
ネタ切れ(HPの特色を出すための)
というのが一つの理由です。
(ちなみに今月は産婦人科、精神科と回ってネタが豊富そうなのが惜しいんですが、
精神科なんかはホームページ上に書くのは、はばかられるところ)

そして、もう一つは時間を作るため。
まあ、生きていくってのは大変なことだねー。
やりたいこと、やらなきゃならないこと、嫌でも出てきます。
手近なところでは
もうすぐ試験あるのでいいかげん勉強に集中しなければならない(オイ!遅いよ)のと、
6年生になったらそろそろ国試勉強始めないとヤバイらしいので。
あと、いつだかの日記に書いたように、また空手(空道)の試合に出るつもりです。
もちろん、その他もろもろありますが。
ホームページに書くって事は、ネット上に残ってしまうのである種の責任を伴います。
推敲なしにダラダラと書くのは気がひけてきました。昔のを読むのがちょっと怖い〜。

なお、メール(acky1978@hotmail.com)は受け付けていますので
もし、感想、意見、報告、相互リンクのご依頼があれば大歓迎っす。
実は寂しがり屋のあっきーより

気分屋なのでひょっとしたらいつか不定期に更新することもあるかもしれませんが
当分の間は・・・。
それではまた、いつの日か。



2003/1/1



謹賀新年!



2002/12/31



いよいよ大晦日。
男は黙って家でイノキボンバイエじゃい。
お寒い男だなって?
そ、そ、そ、そんなことある、あるもんかい。

高山対ボブサップ。
司会者、高山のこと、進化する顔面サンドバッグ、だとかめちゃくちゃいいよる。ひどすぎるー。セコンドとの友情物語もしつこく放送しすぎ。テレビのおかげで興ざめするわ。高山自身は気合入ったいい顔してたなー。見ごたえあったのは、アメフト式のスタイルから突進するボブサップの体当たりに真っ向から向かっていった高山はすごい。ちょっとでもビビッていたら吹っ飛ばされてたぞ。マウントパンチはあまりに凄惨でお茶の間に放送するもんじゃないなー。そしてそこでボブサップが腕ひしぎを使うとは。荒削りでも極め方が甘くてもパワーで持って行っちゃうんだからすごい。マウントパンチで決めるよりはこっちの方が救いがあった。高山は負け続けているけど、勝ちを諦めずに最後まで頑張ったよ。ボブサップに当たり負けしない日本人なんて他にそうはいないだろ。なんで彼はあんなに頑張って苦しい闘いを連続してできるんだろ。

技術的に一番面白かったのは藤田対ミルコかな。
藤田は相当強かった。タックルはワンパターンではあったものの、下手に打撃に付き合うわけに行かないから勝機を見出すとすれば、自分の一番得意なタックルから行くしかなかったんだろう。でも、ミルコはその上を行っていた。並の選手なら決まっていたであろうタックルを全て切っていた。タックルのミートポイントをうまくずらしながら。打撃系の選手のお手本となるような闘い方だよなー、脱帽。藤田も一年4ヶ月ぶりの試合なのに、頭に膝を貰いながらも最後まで集中力が切れずに攻め続けたのは大したものだよ。日本人の中では間違いなく相当強い。

吉田対佐竹は見ていて何かもう悲しくなった。
二人とも俺は好きなんだけど、あえて言うと、柔道王、空手王として放送するべきではないと思う。二人とももう引退してるっていうのに。テレビってのは。でも、すでに負けて引退した吉田でさえあの強さなのだから柔道現役の人の底が知れない。吉田選手に実力以上の期待が寄せられて商業主義に潰されるのが心配。その原点となったK-1を作り出した石井カンチョオー、佐竹ー、あんたらは凄かったよ。

テレビ映りは悪かったけど、今回は全部ガチンコだったのが救いだ。
来年に格闘技界に望むのは選手のことも考えて、格闘技を競技として成立させて欲しい。



2002/12/29



江口洋介主演の「赤ひげ」を見た。
さすが黒澤明監督の超名作。
泣かせてくれる〜。
特に左八の悲恋、おとよが井戸に向かって叫ぶシーンなんか良かったなー。
カラーのせいか原作よりも見やすかったし、話も分かりやすかった気がする。
有名俳優もたくさん出演していて親しみやすかった。ハセキョンかわいいー、とかね(笑)
江口洋介も三船敏郎をまねて熱演してたけど、
やっぱりあの圧倒的な存在感は原作の方が上かな。
原作をまた見たくなった。

ところでこれを見て思い出したが、
「JIN」という漫画をお勧め。
まだ二巻までしか出ていないが面白い。
話の内容はというと
簡単に言えば、
現代の医者(大学病院の脳外科医局長)が江戸時代、幕末にタイムスリップ!
一体そこで何ができるのか。
勝海舟や坂本竜馬、緒方洪庵なども絡んできてスケールが大きくなってきた。。
その精細な描写に驚いた。今の言葉が江戸時代に普通に通じる訳ねーだろ、という野暮なつっこみはなしにして。
きちんとした医学的な取材がされているのだろう。
非常にリアルに描かれている!
科学の進歩は本当に驚くべきものがあるが、医学もその一つ。
江戸時代の医療から、たった138年でこんなにも変わっちゃうものなのか。
今、現在も更なる加速度を増して生命科学は進歩している。
既に人間のクローンが出来ようかってぐらいだし
100年先の医療、そして社会はどうな変貌を見せるんだろう。
想像つかない。



2002/12/21



小児科の忘年会に行って来た。
それでゲームをやって、友達が景品を当てた。
それは、今まで遠くから羨望のまなざしで
ただ見ていることしかできなかったスーパーアイドル、
ドンペリニョン。
そう、言わずと知れた地上最強のシャンパンだ。
友達に見せびらかされ、
俺は水戸黄門の印籠を見せられたかのように、ははーっ、と土下座するしかなかった。
包みからして、俺は高いよ、というオーラを醸し出している。
そこでその場で開けてみんなで飲んじゃおうぜという、うれしいお申し出。
そして、ワイングラスに幻想的な泡沫を伴った、その美しい宝石のような液体を注ぐと、
もう得も言われぬ芳香、その奇跡の水をわずかに口に含んでみると、
その味わいたるや、まるで神の祝福を受けている・・
なーんていいたいところだが、
正直、いつもの安酒よりうめーぞ、というぐらいしか分からない・笑。
俺なんかが飲んじゃってごめんよ。
いやー、初めて飲んじゃった。えへへ。
次に君にまた会える日は来るのかな。



2002/12/20