リッジは布の断片を三つ管理していた。私のために糸を切ってくれたとき、「カチッ」という音がした。私は、布以外の物質の存在を暗示するこの音に、非常に驚かされた。自分でも上質の鋏で布を切断してみたが、あたかもプラスチックの釣り糸か、細い銅線の束を切断しているような感触を覚えた。(P50) 「イエスのDNA」 より
聖骸布は炭素14による測定では、13世紀から14世紀のものという結果が出ていますが「イエスのDNA」(レオンシオ・ガルツァバルデス著/林陽訳/成甲書房刊)-The DNA of God?-のなかでは、著者のガルツァバルデス(Dr. Leoncio Garza-Valdes)は、炭素14による測定はバクテリアが作るバイオプラスチック膜によって不正確なものとなっていると指摘しています。
彼は聖骸布の表面を覆う、光る透明なラミネート状の膜をバイオプラスチックと命名しています。それは無数のカビや細菌(バクテリア)が、付着していた血や体液を栄養源として繁殖し長い世紀のあいだにつくりだしたものです。
事実、聖骸布には驚くべき表面の光沢があると、何人もの目撃者は語っています。それは測定に先立って行なわれる洗浄によっても完全に取り除くことは不可能で、1988年の炭素測定でも、聖骸布の繊維とこのバイオプラスチックの膜を一緒に測定したために幾世紀もの誤差が生じたと述べています。
彼は聖骸布が中世の贋作ではなく、イエスの時代の遺物である可能性が極めて高いと結論づけています。そして聖骸布の人物像もこの細菌の奇跡の媒介によっていると述べています。しかし、個人的にはこの結論には疑問を感じます。細菌がこれほどまでに完璧な人物像を描写できるとはどうしても考えられません。
特に印象的なのが、ガルツァバルデスの血痕についての科学的調査です。
聖骸布に血痕が付着しているのかどうかについては研究者によっていろいろな意見があるらしいですが、彼によると血痕はほぼ完璧に(95%)カビと細菌(バクテリア)に置換しているらしいです。
わずかに残留している血も時とともに減少し、将来聖骸布の血は完全になくなると述べています。2000年前の血液が残っていること自体が奇跡かもしれません。普通は蒸発するか、細菌によって完全に分解されるでしょう。
彼はわずかに残る血痕跡からDNAを分析してその染色体が男性決定因子であるXY染色体を保持し、血液型も当時のユダヤ人にもっとも多いAB型であると特定しています。ここで、聖書で述べられているマリアの処女降誕の話との矛盾が生じてきます。
メンデルの法則などで知られているように生物の性別は、オス(XY)-メス(XX)の性染色体の組み合わせで決定されます。人間も同じように44 本の常染色体および 2 本の性染色体を持っています。
男か、女か、が決定されるのは男性では 「XY 」、そして女性では 「XX 」なので、処女から生まれたとされるイエスはクローン羊のドリーのようにマリアの遺伝子がコピーされて生まれてくるはずですから「XX」になるはずです。いったいこの「Y」染色体はどこから来たのか?
血痕からXY染色体が発見されたということは現在の遺伝学的結論と聖書の話は矛盾し、まさに処女降誕ミステリーです。
ガルツァバルデス自身は、処女がXY遺伝子を含む胎児を出産する可能性を否定していませんが・・・・
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まあ、ウランティア・ブックでは処女降誕説は完全に否定され、紀元前7年8月21日に、ごく普通の両親からごく普通に誕生したと述べられていますから、いろいろな説の検証が必要かもしれません。
コピー動物を作成するクローン技術には「胎盤の肥大」や「胎児の過大化」などの異常が生じ、ウシの場合、通常25キロ前後で生まれるはずが40キロをこえて生まれたり、生まれても50%くらいが生後1週間前後で死亡するらしいです。
その原因は、肺の発育が未熟のため肺呼吸に移行できなかったり(呼吸不全)、免疫機能をつかさどる胸腺が欠けているため感染症にかかったりするからです。
雑誌「ニュートン 」(2003年6月号) に「クローン動物にはなぜ異常が多発するのか?」と題して興味深い記事がありました。
クローン動物の異常の原因として、遺伝子の塩基配列につけ加わる化学的な修飾(遺伝子修飾)の異常がその原因ではないかと指摘しています。遺伝子修飾とは何か?
受精の際に精子(父親)と卵子(母親)から同じ遺伝子を一つずつ受けつぎ、一般には二つの遺伝子はどちらもはたらきます(発現する)。ところが遺伝子によっては発生の過程で、どちらかが抑制され、片方の遺伝子だけを発現させるメカニズムがはたらきタンパク質の量をちょうどよい状態に調節しています。構造的には片方の塩基配列にメチル基がくっつき、遺伝子発現のスイッチが「オフ」となる制御-ゲノムインプリティングとよばれるものがあり、これも遺伝子修飾の一例です。
ゲノムインプリティングの影響を受ける遺伝子はインプリティング遺伝子とよばれ、哺乳類動物では両方の親の遺伝子がたがいに補い合うことによって個体がうまく発生すること示しています。
マウスの実験でも父親由来の遺伝子をもつ胚や母親由来の遺伝子だけをもつ胚はいずれも妊娠10日前に死亡することが確認されている。これは遺伝子発現のスイッチが両方とも「オフ」か「オン」になってしまい発生に必要なタンパク質がまったくつくられなかったり、つくられすぎてしまうからで、父親由来と母親由来のゲノムがいっしょにならないとうまく発生できないメカニズムみたいです。
受精というプロセスを経ないクローン技術では、この遺伝子修飾や再プログラム化などに異常が生じ、その結果さまざまな形態の異常として発現しているらしいです。2002年末から2003年はじめにかけて、ある団体が5人のクローン人間を誕生させたとして話題になりましたが、真相は謎です。
しかし、現在のクローン技術では、かなり問題があると推察されます。
仮に、イエスにクローン技術がなされたとしても、かなりの超高レベルでなければ彼のような存在は現出しないと考えられます。
イエスの肉体は普通に誕生し、キリストはその最後にウォーク・インしたとも考えられますが・・・
聖骸布は1988年の炭素年代測定では95%の確率で、1260年〜1390年のものであると発表されました。
その結果、中世に造られたニセモノではないかという聖骸布中世説が再び注目されたりしました。そんな中世説の中で、作者はレオナルド・ダ・ヴィンチであるという説を提唱したのが、リン・ピクネット /クライブ・プリンス著の「トリノ聖骸布の謎」(白水社刊)です。
この本の原書は「The Turin Shroud」(1994 by Lynn Picknett and Clive Prince )で「イエスのDNA」や炭素年代測定以前に刊行されました。
内容は聖骸布の歴史的、科学的なさまざまな理論や説を紹介していて実に面白いです。ダ・ビンチ(1452〜1519)の誕生は15世紀の1452年ですから年代的にも一致していません。仮にダ・ビンチの作だとしても、人物像はグロテスクで、彼の作品やデッサンからはイメージ的に想像できません。
さまざまな理論や説のなかで、像自体は奇跡ではなく、イエス復活の奇跡の副産物とする「核閃光説」という理論を紹介しています。この理論は「トリノ聖骸布研究プロジェクト」(STURP)のジョン・ジャクソンによって提唱されたもので、像が焼け焦げに似ていることから、像が形成された原因は、復活したイエスの体内から瞬間的に放出された高エネルギー放射によるものとする説です。
本の著者はこの説を完全に否定しています。仮に、何らかのエネルギー放射があったとしても、エネルギー源から全方位的に放射されるから布は均一に焦げたはずで、せいぜい濃淡のないのっぺりとした人物像のシルエットができる程度で聖骸布のように細部まで克明な像が刻印されることはないと述べています。
「イエスのDNA」のガルツァバルデスも
「復活の瞬間に莫大な放射線が飛び散り、解放された熱い中性子が聖骸布の上に焼きついたという仮説を唱える人々がいる。だが、この仮説は受け入れられない。それは科学ではない。人体は、熱中性子を生むことはないからだ。」と述べています。
しかし、個人的にはアセンション科学の視点からみると両者は間違いではないかと思われます。
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ずいぶん前の氷河期のことです。
多くの存在たちが、他の世界から地球にやって来ました。
そのとき、人類は大きな変革を迎えようとしていたのです。
その存在たちは、人類が自分自身のすばらしさを思い出す援助をするために、大きなマザーシップ、UFOに乗って物質的な姿でやって来たのです。
しかし、地上に住んでいる人々は、そこから得られるメッセージではなく、その現象にとらわれてしまい、崇拝し始めました。
人間たちが自分自身に意識を合わせるのではなく、外からやって来た存在たちに意識を合わせてしまったので、彼らは立ち去らざるを得ませんでした。
キリストがやって来たときも同じことが起こりました。
キリストが行なった神秘的な出来事を見た人々は、それをキリストがやってくれたと勘違いして、彼を崇拝し始めました。
キリストは彼の行為を鏡として、ひとりひとりに、彼ら自身のすばらしい創造性を思い出してほしかったのです。〜「ECTON」 より
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