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developing primaries
about PRCExplorer

ちょっと便利なツール、ということでのご紹介です。Win32 のみですので、それ以外の方には申し訳ないのですが。

開発をやっていると .prc ファイルの中を覗きたい、ということがままあります。CW である程度大きなアプリケーションを作っていて、リリース前に、とりあえずアラート・ダイアログの誤字・脱字をチェックしようか、という時には、とてもじゃないですが Constructor なんか使っていられません。(特に日本語では)

PRC-Tools だと .rcp ファイルを見ていけばいいんですが、レイアウトのチェックをしようと思うとまたちょっともの哀しい気持ちになります。

そこで今回ご提案するのが(笑) PRCExplorer です。名前がベタですが、かゆいところに手の届く、けっこう素敵なツールです。(ちなみにフリーウェアです。)


PRCExplorer とは

PRCExplorer は PalmOS デバイスのリソース・データベース・ファイルである .prc ファイルの中身を閲覧するツールです。(編集はできません)

類似のツールはいろいろあるわけですが、PRCExplorer はツールとしての完成度が極めて高く、非常に丁寧に作ってあります。まずはスクリーンショットをご覧ください。


(クリックすると拡大されます)

画面左側にはそのファイルに含まれているリソースがツリー上に表示されています。ここでは 52 個(笑)あるアラートの中から一つを選択してみました。縮小版では分かりにくいかと思いますが、

  • リソースのサイズ (123 bytes)
  • ファイル中でのオフセット (0x42D4)
  • 実際のアラート (日本語でちゃんと表示されています)
  • バイナリ・ダンプ

が表示されています。ちなみに右上にあるボタンはズーム・イン/アウトのボタンです。ツールバーには赤字で J と L というボタンがありますが、これは Locale の指定で、ここでは日本語を正しく表示するために J (Japanese) を選択しています。

ここで注目して欲しいのがキャンセルボタンがグレーで表示されていることです。アラートやフォームではデフォルトボタンがグレーで表示されるようになっているんですね。こういうきめの細かさが PRCExplorer の魅力なわけです。

PRCExplorer のいいところ

ちょっと見ていくと「いいところ」はいろいろあるのですが、とりあえずいくつかピックアップしてみます。

まず、フォームはレイアウト・ビューとオブジェクト・ビューの二つのビューで見ることができる、ということ。それぞれ BitmapControls という名前になっていますが、タブでビューを切り替えることができるのですが、これは分けて正解、という気がします。おかげで非常に見やすくなっています。

次に、コードはディスアセンブルして表示してくれること。まぁ、これについては、私はアセンブラはほとんど分かりませんので、心から「素晴らしい」と思っているわけではないのですが(笑)、まぁ人によっては便利なんじゃないかと。;-)

# 悪いことに使っちゃダメですよ。;-)

それから文字列はいろんなフォントで、ビットマップは depth を指定して見ることができる、ということ。ビットマップはズームもできますし、8倍以上ではグリッドも表示してくれます。マウス・カーソルがある位置の座標まで表示してくれてまさに至れり尽くせりです。あとはこれで編集ができれば完璧なんですが。;-)

その他・まとめ

ということで、PRCExplorer のご紹介でした。毎日使うような類のツールではありませんが、「そういうこと」をしなければいけない場合には生産性をぐいっと引き上げてくれる頼もしいツールだと思います。2002 年 3 月にリリースされたばかりの若いプログラムですので、今後の発展にも期待が持てますしね。

ソフト名 PRCExplorer
作者 Regis Nicolas <Regis.Nicolas@corp.palm.com>
区分 フリーウェア
入手方法 PalmGear.com にてダウンロード
概要 PalmOS リソース・データベース・ファイルの内容を閲覧するユーティリティ。フォーム、アラート、ビットマップ等はグラフィカルに閲覧可能。日本語にも対応。

けっこう便利ですし、大きなプログラムでもないのでとりあえず入手しておく、というのがよろしいんじゃないかと思います。;-)

個人的には、もっとも力を発揮するのは、「リリース前チェック」だと思います。コードのバグが取れた後でも、けっこうリソースに誤植だの何だのが残っていたりして、私などはよくリリース後に情けない気分になるのですが、そうはいってもアラートのチェックなどはかなり面倒な作業なんですよね(CW で作っていると特に)。RonDo の時は持っているすべてのアラートを順番に表示するテスト・モジュールを書いてみたりもしたんですが、そういう余計な苦労をしなくて済む、というだけでも、このツールの価値は高いなぁ、と思うわけです。ぜひ一度お試しください。;-)