ルチアノの幸運

原題  LUCIANO'S LUCK
訳者名  菊池光
出版社  ハヤカワ文庫 NVヒ1-11/NV466
ページ数  322

introduction

舞台は1943年シチリア島
アイゼンハウワー将軍は、連合軍のシチリア島上陸を支援するための作戦を立てた。シチリア島のマフィアを決起させればドイツ軍・イタリア軍の勢力を減退させることができる。作戦を任されたカーターは、アメリカのマフィアの中で最も有力な<カポ>で服役中のルチアノに協力を求める。また、シチリア・マフィアの大ボスを説得するため、彼の行方不明中の孫娘マリアを探しだし、一行はシチリア島へと向かう。果たして大ボスは協力するのだろうか?

パットン将軍の第七軍の電撃戦の裏舞台を伝説のマフィアを中心に描く。

泣けましたぁ(ノ_・、)
他の作品よりも人物描写が細やかだったのだろうか、マリア、ジャック・サヴィッジ、ローザ、そしてルディ・ブラントにたっぷり泣かされてしまった。ただ、どうして涙が出たのかは自分でもよくわからなかった。
相変わらずの不勉強で、第二次大戦時パルチザンが連合国に協力したということも、本書にあるようにマフィアが協力をしたということも全く知らなかった。本書で活躍するマフィアのボス・ルチアノは実在の人物だという。彼らが政治的経済的に歴史と関わりを持っていただけではなく、戦争にも影響を及ぼしていたとは驚きだった。

【余談】本を読む前に、文庫の背表紙の紹介文や解説を読まないようにしているので、本書については「ルチアノ」という女の子がいろいろと危ない目にあったけど幸せになったというストーリーを勝手に想像していた。(^^;;)

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