STEINBERGER FREAKS


スタイバーガーリペアシリーズ!
椿原さんのブリッジ修理録

May 2001

椿原さんより”バカ”になったブリッジのネジの再生手術のレポートです。

最近、気がついたのですがこのボールエンドを引っ張るジョーからボールが浮き上がり、チューニングブロックの溝に収まりきらない現象が発生しています。
どれもこれも、このジョーの強度が弱い為なのですが次にまた壊れたら別の材質でジョーを作ろうと思ってます。

特長


これが、ネジ穴修正工具、商品名”リコイル”です。
リコイルという、特殊なステンレスばねでつくられたコイル状の中空ネジとリコイルの外形ネジ山にフィットするタップ(ネジ切り工具)、先の割れたリコイルをネジ入れるドライバー、ねじ込んだ後にリコイルのベロを折り取るシャフトがセットになってます。



リコイルのクローズアップ部分。リコイルの内径のネジは3mmネジがフィットするようになっています。リコイルはオーストラリアの商品なので、ホントはインチサイズのリコイルもあるのですが、日本では入手しにくく、しかたなく3mmネジにしました。


これが、ネジ穴がガバガバになってしまった、ボールエンドのジョーです。 材質がアルミ合金のようでちょっと弱いですね。 駒を支えにして穴部分が見えるようにしています。
前述のタップでリコイルの外形に合わせネジを切って、リコイルをねじ込んだところです。



チューニング機構1弦分。リコイルが3mmネジなので、オリジナルのインチ規格のシャフトは使いません。 市販のステンレス3mmネジは途中までしかネジが切っていませんでしたので、ダイスでネジを追加で切り、オールネジ山のシャフトをつくりました。
また、ローレットツマミ部分のシャフトネジ穴もインチネジなので、ここも3mmネジに切り直ししました。



本体にセットしなおしたところ。ついでにHiCにしました。
なお、ストリングアダプタではHiC弦をクランプしきれなかったので自分でダブルボール弦を作りました。



椿原さん、ありがとうございました!
同じようなトラブルを抱えている人には一筋の光明になることと思います。