STEINBERGER FREAKS




X BASS (MATRIX BASS)
All text  by Fumi

XM BASS

左から、初期型XL−2 、初期型XM−2 、SPRIT GTPROです。 妻の油絵を背景に撮影してみましたっ☆ (兼六園 桜) 

初期型XL−2は、s/n 2630 Newburgh,NY 84年製で、フェンダータイプのノブに交換以外、非常に状態が良く、最高にパワフルな音を爆発させます。また表現性も素晴らしく、僕の下手な演奏のあらをすべてさらけ出してくれます。(笑) 特に、弦を押さえる音まで「カツ、カツ」と聞こえるのはグラファイトならではっ!木製だと吸収してくれる音まで全部出してくれます。また、トーンがアクティブ1トーンになっており、ローに振るとローブースとハイカットを同時に行い、ハイに振るとローカット・ハイブースを同時に行ってくれます。ライブなどでは、いつでもバランスが取れた音がすぐ出せるという点で、便宜が良いように思えます。難点といえば、この初期型は非常に重量が重たいことです。計ってないけど6kgぐらいあると思います。でも、この超重量級の素材のおかげで、良い音がでると思えば可愛いもんですっ☆ また初期型なので、取り外し型のフリップなんだけど紛失してないんだよねー。アルミシャフトか何かで作ったら製図アップしますねー。

初期型XM−2は、s/n N6437 Newburgh,NY 88年製で、ブリッジ修理・キャノンプラグ増設を行って、これもまたいい感じに仕上がっちゃってます。特に外観はピカピカでとても綺麗っ☆。 個人的に、音の質・大きさは、XL−2の方が好きですが、演奏のしやすさは、こちらのほうに軍配が上がるような気がします。質量バランスも優れてるし、ストラップも自由に選べるし、シャーラーのロックピンが使えるというのもグッドです。 そうそう! FOXのシールもいかすでしょ☆ スラップしてるときにライトアップされたりすると反射して、きっとかっこいいだろうなー。 ・・・どうもバイカー野郎という人種は、シールを貼らないと気が済まないようです(笑)

スピリットのGTPRO(G3T)は、ホーナーになる前のH−S−Hのピックアップタイプです。大人しい音で気に入らなかったので、トーンをとっぱらい、REARのみDUNCANのディストーションピックアップに交換して弾いてます。コピーモデルといえども、スルーネックで音の伸びの良さは優れてるし、回路が良いのかノイズが非常に小さいです。演奏時は、トレム固定でラベラの008セットを使って弾いてます。(笑点に出てくる漫才師の設定みたいだ・・・^_^;)弦はダース取寄せで買ってますので、たまに008セット使いたい人いらっしゃれば、お分けしますよっ!

特長


前々のアメリカ人オーナーが演奏上において、プラグの位置が気に入らなかったらしく、プラグを後部に移動したまま穴をふさいでなかったので、思い切って穴を広げてキャノンプラグを増設しました。
やっぱりジャックの位置は、ストラト式の斜め後ろが馴染みがあってグッドですが、ためらいもせず穴掘った前々オーナーの思い切りはたいしたもんです・・・僕にはそんな度胸ないなー(結構小心者です。^^;)


キャノンプラグ配線です。シールドでもキャノンケーブルでもアクティブになるよう配線されております。ただ、まれにキャノンプラグの0ピンがアースされていないものがあるので、そんな時はダミージャックを挿せはアクティブ状態になります。

なお、この電池留め。シールで貼ってあるだけなので長距離輸送中は剥がれて内部で暴れます。電池ははずして輸送するのが無難です。また、弦を張ったまま宅配輸送される方がいらっしゃいますが、トラック輸送というものは、結構強い衝撃が続くものです。
フレットにラウンド弦の凹み傷がつきますので、かならず弦は外すか、すきまに布をはさむなどして輸送してください。
わたくし運送会社社員からの強いお願いですっ☆



GMのネックジョイントの形は2種類あるそうですが、XMはどうなんでしょう?これには角度が付けられていません。ベースだと、ハイフレットに傾斜つける有益性より、剛性が落ちるほうが怖いかもしれませんね。

また、弦のセッティングは、12フレットの弦高1.5mm〜2mmくらいで調節されています。ギターと違って長い時間弾くと疲れるから弦高低いほうが有利なんだけど、高いほうが弾きやすいかもしんない・・・どっちなんだ(笑)
それはそうと、A音のフレット音が大きく出る癖が見られます。なにかスタインのグラファイトネックの特性があるんだと思うのですが、理論付けみたいなものがわかる方いらっしゃったら教えて下さい。XL2も似たような傾向かなー。
・・・モデュラスのグラファイトとは違う傾向らしく・・・音が小さいフレット場所は、木製ネックと似たような感じ・・・



ネックはプレート止めになっています。
初期型でも直留めタイプとプレート留めタイプの2種類あるようですね。


初期型XL−2と初期型XM−2のブリッジの違いです。XL−2のブリッジ表面は、つるんとした表面になっています。クロムメッキ処理だと思うんだけど・・・。
XM−2はサンドショットをかけたようなすべりにくい表面仕上げになっています。塗装焼付けかなー。
また、駒とチューニングジョーは一緒のタイプでした。なお、XM−2のチューニングジョーは変形していたので全交換したのですが、その時、XM−2のチューニングジョーに2種類のタイプが混在されており、とりあえず4弦ベースのOPEN型には最低2種類あるようです。
5弦ベースの縦置CLOSE型を合わせると3種類あることになりますね。


手元にある2種類の4弦ベースOPEN型チューニングジョーの簡略CAD図を書いてみました。違いが分かっていただけると幸いなのですが、どうでしょう?

使用する際の注意点として、後期型のチューニングジョーをそのまま初期型のブリッジに使うとブリッジが削れてしまうので、かならずワッシャーを2枚はさんでワッシャー間ですべりを発生させてあげることが大切です。

なお、現在では後期型しか入手できない模様です。個人的にはブリッジをばらさなくても、グリスアップが出来る後期型の方が好きですが、初期型は、やはり手の込んだ作りになってまして、職人の心行きが感じられて「ぐっ」っとくるものがありますねー。